【管理栄養士監修】「カレーパン」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/09/24
この記事では「カレーパン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)
カレーパンを食べると太りやすい?
カレーパンは惣菜パンの中でもポピュラーで、パン屋やコンビニでも常に置かれている食品です。
カレー自体にも脂質が多く含まれているうえに、さらに油で揚げているため自ずとカロリーは高くなってしまいます。ダイエットには不向きな食品といえるでしょう。
カレーパンのカロリー
カレーパン1個(124.04g)のカロリーは358kcalです。
ご飯1杯(160g)が269kcalなので、それに比べるとカレーパンは高カロリーといえます。また、ご飯の脂質が0.48g(4.32kcal)なのに対し、カレーパンの脂質は16.58g(149.22kcal)もあるため、カレーパンがいかに脂質の多い食品であるかがわかります。
カレーパンの炭水化物量は?
カレーパン1個あたりの炭水化物量は41.03gで、そこから食物繊維を引いた糖質量は38.33gになります。
カレーパンの生地には、強力粉や薄力粉などの小麦粉、砂糖が使われ、揚げる際にまぶすパン粉など、炭水化物(糖質)を含む材料が数多く使われています。中でも、分量として最も多いものは強力粉です。
カレーパン1個に使われる30gの強力粉には炭水化物が21.48g、そのうち糖質が20.67g含まれています。カレーパンの炭水化物量は41.03gなので、約半分が強力粉で占められています。
カレーパンを食べる際のポイント
カレーパンは糖質量も多く、ダイエット中には向いていないことがわかりました。それでもカレーパンがふと食べたくなり、我慢してしまうとかえってストレスになることもあります。
ここからはカロリーや糖質が気になる方向けに、カレーパンを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにカレーパンを食べたくなった際の参考にしてください。
野菜を一緒に食べる
カレーパンだけを食べるのではなく、サラダやスープなどの野菜が入った料理と一緒に食べるようにしましょう。食べる際のポイントは、食物繊維を多く含んだ野菜を先に食べることです。
空腹時にいきなり高糖質の食品を食べると、血糖値の乱高下を招く可能性があります。血糖値の乱高下は、脂肪を蓄積させやすくするだけでなく、食欲を増進させるともいわれています。
先に食物繊維を摂ると、糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇を穏やかにする効果が期待できます。さらに、余分な脂質の吸収も抑えてくれるので、積極的に取り入れるようにしましょう。
朝食として食べる
食事として食べるのであれば、カレーパンは朝食に食べましょう。一般的な生活スタイルでは、夕食後は休むだけなので日中に比べて活動量は少なくなります。
活動量が少ないということは、エネルギーとして使われずに余った糖質などは脂肪として体に溜め込まれやすくなってしまいます。そのため、カレーパンのような高カロリーな食品は、活動量の多い日中に消費されるよう朝食に食べると良いでしょう。
温かいものと一緒に食べる
カレーパンを食べるときは、温かいスープなどと一緒に食べることをおすすめします。温かい食べ物で胃腸を温めることにより、胃腸の働きも上がり、結果的に全身の代謝をあげることにつながるためです。
カレーパンを主食に、野菜たっぷりの温かいスープにすれば、バランスのとれた食事に近づきます。これはカレーパンだけでなく、食事全般にいえるポイントです。
有酸素運動をする
カレーパンのような高カロリーな食品を食べるときには積極的に体を動かしましょう。おすすめは、糖質や脂質をエネルギーとして使う有酸素運動です。
太るのは、摂取カロリーが消費カロリーよりも多いことが原因です。カレーパンを食べてカロリーを摂り過ぎたときは、いつもより体を動かして消費しましょう。
有酸素運動で代表的なものには、ウォーキング、水泳、サイクリングなどがあります。運動することが苦手な場合は、日常動作の中に取り入れるのが効果的です。1駅分歩いて通勤したり、できるだけ階段を利用したりすることから試してみるといいでしょう。
カレーパンを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
カレーパンは1個でも、ご飯1杯分以上のカロリーがあります。ダイエットをしているときには、なるべく避けたい食品でしょう。
しかし、朝食に野菜と一緒に食べるようにすると、間食でカレーパンだけを食べるよりも太りにくくできる可能性があります。
食べ方や食べ順に気をつけながら、カレーパンを楽しみましょう。