【管理栄養士監修】「チョコレート」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/11/13
この記事では「チョコレート」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
チョコレートを食べると太りやすい?
カカオ豆からつくられるチョコレートは、子どもから大人まで幅広く好まれている定番のお菓子です。
市販のチョコレートは脂質や糖質量が多く、カロリーも高いお菓子です。甘くて食べ進めやすいことを考えると、太りやすい食品といえるでしょう。
ダイエット中であれば控えるべき食品ですが、太りにくい食べ方はあるのでしょうか。
チョコレート1枚あたりのカロリー
お菓子売り場でよく目にする長方形の板チョコ1枚(50g)サイズで、スタンダードなミルクチョコレート、ホワイトチョコレートのカロリーを紹介します。
●ミルクチョコレート:279kcal
●ホワイトチョコレート:294kcal
※重量はすべて50g
ホワイトチョコレートのように見た目が白いものや、ブラックチョコレート(ビターチョコレート)など種類はありますが、アーモンドなどが入っていないシンプルなチョコレート1枚は270~300kcal程度と考えておくとよいでしょう。
チョコレートの炭水化物量は?
炭水化物は大別すると糖質と食物繊維に分けられます。糖質は私たちの体と脳を動かす不可欠なエネルギー源ですが、消費しきれなかった糖質は中性脂肪に変わり、体内に蓄積されてしまいます。そのため、とりすぎには注意しましょう。
前述した2種類のチョコレート1枚(50g)の炭水化物量と糖質量は以下のとおりです。
●ミルクチョコレート:27.9g(25.95g)
●ホワイトチョコレート:25.45g(25.15g)
※括弧内は糖質量
チョコレートの糖質は砂糖による影響が大きいでしょう。原料のカカオは糖質の高いイメージがありますが、同じくカカオを原料とした加糖していないココアパウダー10gで糖質量は1.85gです。砂糖10gの糖質は9.92gなので、いかに砂糖の糖質が影響しているかがわかります。
チョコレートを食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、チョコレートを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにチョコレートを食べたくなった際の参考にしてください。
食べる量を調整する
冒頭で触れたとおり、ダイエット中であればチョコレートは避けたいお菓子です。どうしても食べるのであれば、少量を目安にしましょう。
チョコレートは間食として食べることが多いお菓子ですが、1日の間食における摂取カロリーの目安は200kcal程度されています。また、一度にたくさん食べると血糖値が急激に上昇してしまう可能性があるため、少しずつ食べることも重要です。
チョコレート1枚(50g)が約300kcalなので、多くても半分を数回に分けて食べるといいでしょう。板チョコよりも、食べ切りサイズで個包装されているチョコレートの方がカロリーが把握しやすく便利です。
高カカオのものを選ぶ
高カカオのチョコレートになるほど、カカオポリフェノールやカカオプロテインが多く含まれており、抗酸化作用や腸内環境を整える効果が期待できます。
商品のパッケージなどに「カカオ70%」などと書かれているものがあります。数値が高ければ高いほどカカオの含有量が高くなり、砂糖の使用量は少なくなるため糖質量が減っていくでしょう。
ただし、カカオ濃度が高くなれば苦みが増すので、自分なりにおいしく食べられるカカオ濃度を見つけてみましょう。
糖質量を確認する
チョコレートの糖質量は商品によってもさまざまです。パッケージの成分表をチェックする習慣をつけることで、ダイエット中にも食べやすくなるでしょう。
砂糖不使用で糖質の少ない人工甘味料を使用したものや、低GIチョコレートもあります。自分の好みや体調に合わせて選ぶと、より楽しくダイエットできるでしょう。
また、パッケージや成分表に糖質量の記載がない場合は、炭水化物量を参考にしてみましょう。
チョコレートを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
チョコレートは少量でもカロリーが高く、食べ方によっては血糖値を急激に上げてしまうおそれもあるので、ダイエットを気にするかたであれば控えた方がいいお菓子です。
どうしても食べたくなったら、カカオ濃度の高いものや低糖質のチョコレートを、1日数回に分けて食べるといいでしょう。
適量を見極めて、ほどほどに楽しみましょう。