【管理栄養士監修】「春巻き」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/05/29
春巻きは中華料理のなかでもポピュラーな料理です。しかし、春巻きは揚げ物のためダイエット中の人などカロリーが気になる場合もあるでしょう。カロリーが気になる人やダイエット中の人が春巻きを食べる際に取り入れやすい、工夫やコツを紹介します。
春巻きを食べると太りやすい?
この記事では「春巻き」のカロリーや炭水化物量について解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
春巻き1食分のカロリー
味つけした豚もも肉や竹の子、椎茸、野菜などを春巻きの皮で包んだ春巻き1個あたりのカロリーは、146kcalです。1個だけのカロリーをみると高くないように思えますが、1回の食事で春巻きを2本以上食べる場合もあるため食べる量には気をつけましょう。
春巻きの炭水化物量は?
春巻きを1食で2本食べた場合の炭水化物の量は21.46gです。春巻きの皮には小麦粉が使われているため、2/3は皮の炭水化物で、そのほかは具材やつなぎに使われる片栗粉などに含まれているといえます。
気になる場合は本数を控えめにしておくといいでしょう。
春巻きを食べるときの注意点
春巻きは一般的に油を使って揚げられるため、カロリーが低い食べ物とはいえないでしょう。とくにダイエット中の人やカロリーを気にしている人は、食べる際に悩んでしまうこともあります。
春巻きをどうしても食べたいという場合は食べる際の注意点を理解し、おいしく食べましょう。
野菜を先に食べる
野菜には食物繊維が多く含まれています。その食物繊維はダイエットに効果が期待できる定番の栄養の1つです。
食物繊維を多く含む野菜は噛み応えがあるので、満腹感を感じやすく、食べすぎを防ぐことができます。また、食物繊維には脂肪の蓄積も防いでくれる効果があるとされています。そのため、春巻きを食べる際には、食物繊維を多く含む野菜を先に食べておくとよいでしょう。
温かいものといっしょに食べる
食物繊維と同様に、春巻きを食べる際にスープをいっしょに飲むと満腹感が得られ、食べすぎを防ぎやすくなります。
また、スープに食物繊維を含む野菜やきのこなどを入れておくと、より効果が期待できるでしょう。さらに、体も温まるため冷え対策としてもおすすめです。
春巻きを手づくりする際のコツ
春巻きのカロリーや炭水化物量が気になる場合は、手づくりすることをおすすめします。つくり方や食材の選び方を変えることによって、ダイエット中などでも安心して食事に取り入れられます。
以下で春巻きを手づくりする際のコツをいくつかご紹介します。
春巻きの具をヘルシーなものにする
具材にしらたきや春雨などのヘルシーなものを入れてかさ増しをすることで、カロリーを抑えるという方法もあります。
とくに、しらたきには脂質の吸収を抑える効果が期待できるグルコマンナンという食物繊維が含まれおり、歯ごたえを増やしたり、よく噛むことで満腹感が得られやすくなり、食べすぎを防ぐことに役立ちます。
油で揚げない
春巻きは揚げてつくると、その油によってカロリーが高くなってしまいます。そのため、カロリーが気になる場合は、油で揚げずにオーブンで焼いてつくりましょう。油を使わない分、カロリーを抑えられます。
揚げた場合とは食感や風味が少し異なりますが、その違った食感や風味を楽しめるでしょう。また、オーブンを使わなくてもフライパンで焼いてしまうという方法もあります。
大豆製品を使う
春巻きの皮は小麦粉でつくられているため、その皮を油揚げや湯葉などの大豆製品に置き換えてつくりましょう。大豆製品を春巻きの皮の代用で使うと、炭水化物を抑えた春巻きをつくれます。
ただし、湯葉を使う場合には破れやすいため、包む際や揚げる際には扱いに注意が必要です。また、油揚げを使いオーブンやフライパンなどで油を使わずに春巻きをつくる場合は、油揚げを油抜きしておくと余分な油が抜け、カロリーを抑えることができます。
春巻きのカロリーや炭水化物量を理解し工夫して食べよう
一般的な春巻きの皮には小麦粉が使われており、調理も油を使うことからカロリーや炭水化物量が気になる人は多いでしょう。
カロリーが低い料理とはいえませんが、食べすぎを防ぐ食事法や、手づくりをすることで安心して食べやすくなります。
食材や調理法を工夫して、春巻きをおいしく食べましょう。