【管理栄養士監修】「ナポリタン」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/05/29
ナポリタンはさまざまな具材と油を使って調理するため、カロリーを気にしてしまう人もいるでしょう。しかし、食べるときの注意点や手づくりのコツを知っておくと食事に取り入れやすくなります。本記事を参考に、ナポリタンを安心して食べましょう。
ナポリタンを食べると太りやすい?
この記事では「ナポリタン」のカロリーや炭水化物量について解説していきます。また、ダイエット中などでも安心して食べられる調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
ナポリタン1食分のカロリー
ナポリタンは1食(351.1g)あたり590kcalです。ナポリタンに使われるパスタ単体のカロリーは、ゆで上がり1人前250gあたり373kcalになるため、それだけでもカロリーが低いとは言えないでしょう。
ナポリタンの炭水化物量は?
ナポリタンの炭水化物量は1食(351.1g)あたり78.72gです。
ナポリタンは、その大半を占めるパスタはもちろんのこと、一般的に具材として使われている玉ねぎなどの具材にも炭水化物が含まれているため、炭水化物量の多い料理です。
ナポリタンを食べるときの注意点
ダイエット中とくにとりすぎに注意すべきものには、炭水化物(糖質)や脂質があります。ナポリタンには、そのどちらも多く含まれているので、食べてもいいのか悩んでしまう人もいるでしょう。
しかし、食べ方を工夫することで満足感を得つつ、おいしく食べられます。ここからは、ナポリタンを食べるときの注意点をご紹介します。
炭水化物をいっしょにとらない
ナポリタン自体に炭水化物がしっかりと含まれているため、パンといっしょに食べることは避けましょう。
たとえば、1個30gのバターロールをいっしょに食べた場合では、さらに14.58gの炭水化物をとってしまうことになります。
これだけ大量の炭水化物(糖質)を食べてしまうと、血糖値の急上昇を招き、体脂肪を増やす原因となってしまう可能性があります。
ナポリタンを手づくりする際のコツ
お店で出てくる料理は、食が進むように味つけが濃くなっていることが多いです。
カロリーや炭水化物量が気になるときには、自分でつくることもよい方法でしょう。さまざまな工夫をして手づくりすることで、ダイエット中でも取り入れやすくなります。
低糖質のパスタに変える
最近はパスタも低糖質タイプのものがいくつかのメーカーから販売されており、スーパーや薬局でも購入することが可能です。
低糖質パスタには、小麦たんぱくや大豆が原材料に入っているので、商品によって風味や食感の違いはありますが、本物のパスタに近くなるように改良が進められています。おいしく満足感を得ながら糖質オフできる低糖質パスタに頼るのもひとつの方法です。
パスタの量を調整する
ナポリタンの大半のカロリーや炭水化物量はパスタによるものであるため、パスタの量を調整することで摂取するカロリーが大きく変わります。
しらたきをスパゲッティの代用として使ったり、スパゲッティを減らした分、野菜などの量を増やすという方法があります。
単にパスタの量だけを減らしてしまうと、満足感が低く、ほかのものを食べたくなったり間食が増える原因となり、お腹がすいて逆に間食が増えてしまうため、無理なく調整をしましょう。
具材を多めにする
パスタを減らす分、玉ねぎやピーマンなどの野菜やきのこを加えることで、ボリュームたっぷりでカロリーや炭水化物量を抑えたナポリタンをつくることができます。
また、パスタのゆで時間を減らして少しかために仕上げることで、噛む回数が増えて満腹感を得やすくなるでしょう。
ナポリタンのカロリーや炭水化物量を理解し工夫して食べよう
カロリーを気にしていても、やはり食べたいものを我慢し続けることは簡単ではありません。
食べられないストレスの限界がきて一気に食べてしまっては、苦労も水の泡になってしまいます。ナポリタンの食べ方を工夫することで、ダイエット中などのカロリーが気になる人でも取り入れやすくなります。
ナポリタンのカロリーについて理解して、おいしく食べましょう。