【管理栄養士監修】「フランスパン」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/06/01
この記事では「フランスパン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)
フランスパンを食べると太りやすい?
フランスパンはパリパリの香ばしい皮がおいしいパンです。フランスパンはバターや砂糖を使わずに作られるため、パンの中ではカロリーが低めです。
ただし、炭水化物であることには変わりがないので、カロリーが気になっても安心して食べられるというわけではなく、いくつか食べる際には注意点があります。
ダイエット中やカロリーが気になるときに間違った食べ方をしないためにも、フランスパンのことをよく知っておきましょう。
フランスパン1食分のカロリー
フランスパンを幅2cmにカットした場合、1切れが24g、カロリーは67kcalです。1回の食事で4切れ食べるとすると、96gで268kcalを摂取することになります。
比較として食パン8枚切りを例に挙げた場合、1枚あたり45g、1回の食事で2枚食べるとすると、90gで238kcalになります。
カロリーだけ見ればフランスパンの方が少しだけ高いです。フランスパンの原材料には、基本的に小麦粉・イースト・塩・水のみが使われているため、バターやマーガリンなどが使われることの多い食パンに比べると脂質は1/3ですが、カリっと焼いて水分量が少なくなるため、同じ重量では炭水化物の割合が増えてカロリーが高くなります。
フランスパンの炭水化物量は?
フランスパンの炭水化物量は1切れ24gに対して13.8gです。4切れ食べるとすると55.2gになります。
これに対して食パンの炭水化物量は8枚切りを2枚食べた場合、90gで42.03gです。炭水化物量でもフランスパンの方が少し高めとなっていますが、どちらもパンということには変わりないので炭水化物量は高めです。
炭水化物量を気にする場合は、パンを食べる量には気を付けましょう。
フランスパンを食べる際のポイント
フランスパンは他のパンに比べて脂質が少ないですが、やはり食べ過ぎには注意が必要です。
また、食べる量を調節したとしても、フランスパンを食べる際にはいくつか注意すべき点があります。カロリーや体重が気になっているときに、うっかりたくさん食べてしまったりしないよう、注意点を把握しておきましょう。
ジャムやバターの量に気をつける
フランスパンを食べる際にはジャムやバターなどをつけるという人もいるでしょう。
しかし、いちごジャムは大さじ1杯21gあたり54kcal、ブルーベリージャムは大さじ1杯21gあたり38kcal、バターは10gで75kcalあります。これらをパンにつけて食べることでその分摂取するカロリーが上がってしまいます。
さらに、ジャムには砂糖や果物由来の炭水化物も含まれているので、フランスパンに加えて多くの炭水化物を摂ることになってしまいます。
そのため、食べる前に使用する分を計っておくなどして、使いすぎないように気をつけましょう。
よく噛んで食べる
食事の際はよく噛んで食べることで満腹感が得られます。
フランスパンは元々固めのパンでありよく噛む必要があるため、さらによく噛むことを意識すると、満腹感が得られます。カロリーが気になる方やダイエット中の方は、よく噛んで食べるようにしましょう。
全粒粉入りのものを選ぶ
全粒粉は小麦の胚芽や表皮まで粉砕しているため、食物繊維が普通の小麦粉よりも豊富です。また、ライ麦を使ったフランスパンも小麦粉よりも食物繊維が多く、噛み応えもあるため、満腹感が得やすくなります。
具体的な食物繊維量としては、パンに使われる強力粉(強力小麦粉)の食物繊維が1カップ(※)あたり2.97gであるのに対し、全粒粉は1カップあたり12.32g、ライ麦粉は1カップあたり14.19gです。
カロリーや体重が気になるときにフランスパンを食べるのであれば、全粒粉入りやライ麦粉を使ったものを選ぶようにしましょう。
※1カップ110gで計算
食物繊維を摂取する
バランス良く栄養を摂ることも重要なので、フランスパンばかり食べて炭水化物を多く摂り過ぎることは避ける必要があります。
食物繊維が豊富な野菜や、海藻・きのこ・豆類を一緒に食べることで、お通じが良くなるだけでなく、糖質の吸収がおだやかになり、余分な糖質を輩出してくれる効果も期待できます。
フランスパンに限らず、食事をするときは単品で食べるのではなく、サラダなどで食物繊維も摂りましょう。
フランスパンのおすすめレシピ
噛み応えがあるフランスパンですが、トーストして食べること以外にどのような食べ方があるのでしょうか。
ここからは、フランスパンを使ったおすすめレシピを紹介します。
フランスパンのおすすめレシピ1:焼き豚と野菜の酢漬けで作る!簡単バインミー
1つ目は、フランスパンを使ったベトナム風のバケットサンドのバインミーです。野菜が数種類入っているので、食べ応えも増すレシピといえます。
焼き豚のカロリーが気になる方は、サラダチキンや卵など別の食材に変更してアレンジすることも可能です。
フランスパンのおすすめレシピ2:ブリのカナッペ
2つ目は、おもてなし料理にもなるブリのカナッペです。
酒を使用して加熱したり、オリーブやバジルを加えたりするので、魚の臭みもなくツナのような感覚で食べることができます。また、サンドイッチの具やサラダに乗せたりしてもおいしく食べられるでしょう。
フランスパンのカロリーについて知り食べ方を工夫しよう!
フランスパンもパンであることに変わりはありませんが、食べ方を工夫すればダイエット中の方や、カロリーが気になる方でも太りにくいように楽しめます。
フランスパンのことをよく知り、いろいろな食べ方を工夫してみましょう。