【管理栄養士監修】気になる「ホットドッグ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2021/07/19
この記事では「ホットドッグ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
ホットドッグを食べると太りやすい?
ホットドッグはコンビニやスーパー、街の飲食店でも見かけることがある食べ物です。パンにフランクフルトや野菜をはさむだけのシンプルさや手軽さが魅力でしょう。
ホットドッグのカロリーは低いわけではないため、カロリーを気にしている人にとっては、注意が必要だといえます。ホットドッグは手軽においしく食べられますが、カロリーや炭水化物量についても正しく理解しておきましょう。
ホットドッグ1食分のカロリー
ホットドッグはフランクフルトやケチャップなどを使用する惣菜パンのため、カロリーが低いとはいえません。
しかし、中身の具材によってもカロリーは異なるため、正しく把握してホットドッグをおいしく食べましょう。
ホットドッグのカロリー
コッペパンにマーガリンを塗り、フランクフルトやレタス、ケチャップ、マスタードをはさんだホットドッグ1食分(157g)のカロリーは、414kcalです。
消費するために必要な有酸素運動に換算すると、ウォーキングだと155分、ジョギングだと93分に相当します。シンプル食材でつくられていますがカロリーは低くはないため、食べる際には注意が必要でしょう。
チリドッグのカロリー
チリドッグとは、バターを塗ったコッペパンに玉ねぎやソーセージ、甘酢漬け、チリコンカンを加えるホットドッグです。ピリ辛な味わいが特徴で、スパイシーホットドッグともいわれます。
チリドッグ1食分(147.7g)のカロリーは、315kcalです。ホットドッグと比較すると、脂質を多く含むフランクフルトが使われていないこともあり、カロリーは低い傾向にあります。
ホットドッグの炭水化物量は?
ホットドッグ1食分(157g)の炭水化物量は、39.58gです。チリドッグ1食分(147.7g)では、33.9gです。
シンプルなホットドッグでも、カロリーや炭水化物量は低いとは言いがたいでしょう。パンやフランクフルトなどのほかにも、マスタードやケチャップなどの調味料も数値を高めている要因といえるでしょう。
ホットドッグを食べる際のポイント
ここからは、カロリーが気になる人でもホットドッグをおいしく食べるためのポイントを紹介します。ホットドッグは、カロリーや炭水化物量が気になる人にとって注意が必要な食べ物ですが、ヘルシーに食べるための工夫は可能です。
さまざまな食べ方を知って、日常生活に取り入れましょう。
パンの種類を変更する
ホットドッグに使用するパンの種類を変更するのもおすすめです。
ホットドッグ1食414kcalのうち、パンのカロリーは173kcalになります。全体の約40%にあたるため、パンのカロリーをコントロールすることが、ホットドッグをよりヘルシーに食べるポイントでしょう。
また、ホットドッグの約80%がパンの炭水化物量となるため、手作りする際やお店で選べる場合は、全粒粉や小麦胚芽などを使った炭水化物量を抑えたパンを取り入れてみましょう。
マーガリンの使用は控える
カロリーが気になる場合は、少量ではありますがバターやマーガリンの使用を控えるのが望ましいでしょう。バターやマーガリンは脂質が多いため、高カロリーになりやすい調味料です。
ホットドッグに使用されている量は少量ですが、バターやマーガリンを4g塗るだけで31kcal数値が上がります。カロリーが気になる人は、できるだけバターやマーガリンを控えてシンプルな状態で食べましょう。
魚肉ソーセージで代用する
フランクフルトを魚肉ソーセージに変えるのもおすすめです。フランクフルトのカロリーは1本(60g)あたり179kcalですが、魚肉ソーセージのカロリーは1本(90g)あたり145kcalです。
ホットドッグを手作りしてよりヘルシーに食べたいときは、フランクフルトではなく魚肉ソーセージを使用してみましょう。
野菜を増やす
ホットドッグにはさむ野菜の量を増やすと、よりヘルシーに食べられるでしょう。
レタスやキャベツなどの野菜は、ホットドッグをヘルシーに食べるためにおすすめの食材です。食物繊維には腸の消化吸収を助ける働きがあり、腸内環境を整えてくれるため、腸の健康を保つために重要な栄養素といえるでしょう。
また、シャキシャキとした食感が加わることで、噛む回数が増えて食事に時間がかかったり、満足感が増えることで食べすぎを抑えることも期待できます。
そのほかにも、肥満や生活習慣病の原因となる血糖値の急上昇を抑えたり、余分な糖質や脂質の吸収を抑えて排出させる効果が期待できるため、野菜を積極的に取り入れましょう。
ホットドッグのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
ホットドッグはコンビニやスーパーでも販売されており、手軽に食べられることから食事に取り入れる人も多いでしょう。しかし、カロリーや炭水化物量は低くないため、カロリーが気になる人にとっては注意が必要な食べ物です。
パンやフランクフルトを別のもので代用したり、野菜を多く加えたりするなど、食べる際の工夫やポイントを押さえて、おいしくホットドッグを食べましょう。