【管理栄養士監修】気になる「ラスク」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2021/12/09
この記事では「ラスク」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
ラスクを食べると太りやすい?
サクサクと手軽に食べられるラスクは、つい食べすぎてしまうという方もいるでしょう。そんな軽い食感のラスクは、切ったフランスパンにバターやグラニュー糖が使われているため、カロリーが低いお菓子というわけではないでしょう。
しかし、高カロリーのお菓子だからといって、食べてはいけないわけではありません。パンの切り方を工夫してカロリーを抑えることもできます。
それでは、カロリーが気になるときにはほかにどのような点に気をつけるといいのか、カロリーがどのくらいなのかなど、ラスクについて紹介していきます。
ラスク1枚ぶんのカロリー
ラスクはバリエーションが豊富で、レシピも数多く存在します。さまざまなアレンジを楽しめるラスクですが、レシピによってもカロリーは変動します。
ここでは、オーソドックスなラスクのほかに、チョコラスク、ガーリックラスクのカロリーについて解説していきます。ラスクを選ぶ際の参考にしてみてください。
ラスクのカロリー
ラスクのカロリーは、1枚(15g)あたり58kcalです。これはオーソドックスなシュガーバター味のラスクのカロリーです。
レシピによってパンの厚さも異なりますが、薄くスライスすることでカロリーダウンも可能です。カロリーが気になるときには、風味を損ねない程度にバターやグラニュー糖を調節してみてもいいでしょう。
チョコラスクのカロリー
チョコラスクのカロリーは1枚(45.1g)あたり133kcalです。
牛乳とチョコレートでつくった液に浸してつくったチョコラスクは、プレーンラスクよりも1枚あたりの重さとカロリーが高くなるでしょう。
気になる場合はチョコレートを片面のみに塗る、または薄く塗るなどの工夫をすることによって、カロリーダウンも可能です。
ガーリックラスクのカロリー
ガーリックラスクのカロリーは、1枚あたり34kcalとなっています。ガーリックラスクは、ガーリックオイルを浸したパンをトースターやオーブンでカリッと焼き上げるため、香ばしいにんにくの香りが特徴的です。
ガーリックラスクも、薄くスライスしたものを選ぶことでカロリーダウンできるでしょう。
ラスクの炭水化物量は?
プレーンラスクの炭水化物量は、1枚あたり7.76gです。パンは主食として食べられるほど炭水化物を多く含むため、ラスクの炭水化物量のほとんどはフランスパンで占められています。
チョコラスクの炭水化物量は1枚あたり16.65g、ガーリックラスクは1枚あたり3.54gです。すべて1枚あたりの重さが異なるため、炭水化物量を単純に比較するのはむずかしいですが、砂糖やチョコレートが多くかかっているほど1枚当たりの炭水化物量が増えるので注意しましょう。
ラスクを食べるときのポイント
ラスクには、プレーンラスクだけでなくミルクチョコやホワイトチョコレートがコーティングされたものもあり、ラスクのバリエーションによってカロリーは変わってきます。また、軽い食感であるため、何枚も食べてしまいがちです。
日常生活のなかで、ラスクを食べるときには、食べる量や食べ方を工夫することが大切です。ここからは、ラスクを食べるときのポイントについて、いくつかご紹介していきます。
プレーンのラスクを選ぶ
味つけのバリエーションが豊富なラスクですが、選ぶ種類によってもカロリーは大きく変わります。一般的にはラスクにチョコをコーティングしたり、甘くするための味つけなどによってカロリーが高くなっていくため、なるべくプレーンタイプのものを選ぶようにしましょう。
そのなかでもグラニュー糖の量が少ないものや、薄切りのものを選ぶとカロリーダウンが可能です。
ラスクを手作りする
自分でラスクを手作りするのもおすすめです。自分でつくることで使うパンのサイズを小さくしたり、バターやグラニュー糖の量を減らしたりするなど、さまざまな工夫が可能です。
カロリーや炭水化物量が気になるけれどラスクが食べたいという場合は、自分の好みや希望に合わせてつくってみましょう。
食べる時間を考える
間食するときは、食べる時間を考えるのも大切です。
わたしたちの体の中では、BMAL1(ビーマルワン)というタンパク質が、脂肪細胞などに脂質を取り込む働きを促しています。BMAL1の量は日中に少なく夜間になると増加するため、夜間に間食すると太りやすくなると言われています。そのため、ラスクを食べるときも夜間ではなく、BMAL1が少なくて活動量が多い日中に食べるといいでしょう。
ラスクを手作りするときのおすすめレシピ
ここからは、ラスクを手作りするときのアレンジレシピをいくつかご紹介します。
ラスクはフランスパンを輪切りにしてつくるものが一般的ですが、違う材料を使用するなど、工夫しながら楽しむことができます。また、味つけもアレンジが可能なため、いろいろな食べ方を知り、楽しんでラスクを食べてみましょう。
おすすめレシピ1:パン耳ガーリックラスク
パンの耳がサクサクと香ばしいガーリックラスクに変身するレシピは、家庭でも手軽につくれるためおすすめです。フライパンで調理できるため、手軽にラスクを楽しめます。
香ばしい香りが特徴のガーリックラスクは食事感覚で楽しめ、おやつ以外にも幅広く活用できるでしょう。
おすすめレシピ2:チョコパンラスク
一般的なチョコラスクはチョコレートを溶かしてからコーティングするため、家庭でつくるのは少々手間と時間がかかり、大変だと感じるかたもいるでしょう。しかし、この方法でつくると手軽にチョコラスク風をつくることができます。
コーティングするよりもチョコの量が少なくなるため、一般的なチョコラスクよりもカロリーを抑えながらチョコの風味を楽しめるでしょう。
おすすめレシピ3:メープル風味の麩ラスク
フランスパンのかわりに麩を使ってラスクを楽しむこともできます。優しい甘さに心も体も満たされるヘルシーなレシピです。
パンがない場合でも、乾物で保存がきく麩があればラスクをつくることができます。麩は料理に使うイメージがありますが、こうしたスイーツとして食べるのもおすすめです。
また、フランスパンと比べて麩にはタンパク質が多く含まれている、というメリットもあります。
ラスクのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
軽い食感のラスクは、つい何個も食べてしまうことがあるでしょう。間食は、1日に200kcal程度が目安だといわれています。ラスクのカロリーは、1枚(15g)あたり58kcalであるため、4枚食べてしまうと間食のカロリーの目安をオーバーしてしまいます。
そのため、カロリーを抑えたい方やダイエット中のかたは食べ方に注意しましょう。
ラスクを食べること自体が悪いわけではないため、自分に合った量と食べ方を知って、ラスクをおいしく食べましょう。