【管理栄養士監修】気になる「タコス」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2021/12/10
この記事では「タコス」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
タコスを食べると太りやすい?
タコスは、薄く焼いたトルティーヤという薄い生地にさまざまな具材をはさんで食べる料理。具材やかけるソースによってカロリーが異なります。
肉や野菜などがいっしょに取り入れやすくバランスよく食べられて、具材次第ではダイエット中やカロリーが気になる場合でも食べやすくなる可能性があります。
タコスのカロリーや炭水化物量などを正しく知って、日常生活に取り入れてみましょう。
タコス1食ぶんのカロリー
タコスのカロリーは1食(92.8g)あたり145kcalです。これは、トルティーヤに炒めた牛ひき肉や玉ねぎなどをはさみ、タバスコ入りのピリ辛ソースをからめた場合のカロリーです。
使用するトルティーヤは小麦粉や塩、油などを材料とするものですが、とうもろこしを粉末状にしたコーンフラワーを使用するコーントルティーヤが使われることもあります。コーントルティーヤの場合であっても、1枚当たりのカロリーはほぼ同じと考えていいでしょう。
タコスの炭水化物量は?
タコスの炭水化物量は1食(92.8g)あたり15.73gです。タコスに使うトルティーヤの材料には小麦粉が多く使われており、トルティーヤ1枚(28.8g)あたりの炭水化物量は13.32gです。
そのため、トルティーヤがタコスの炭水化物量の大半を占めているといえるでしょう。
タコスを食べる際のポイント
タコスの具材やソースにはさまざまな種類があるため、工夫次第でよりヘルシーに食べることは可能です。
カロリーが気になるときやダイエット中などでも、おいしくタコスを食べるためにポイントを押さえておきましょう。
野菜を多めに入れる
タコスには牛ひき肉などの肉類を入れることが多いですが、カロリーが気になる場合は野菜の割合を多くするといいでしょう。
野菜に含まれる食物繊維は消化されずに大腸まで到達し、整腸作用や血糖値を急激に上げにくくする効果が期待できます。また、食物繊維を含む食材には噛み応えがあり、よく噛んで食べることで少量でも満腹感を得やすくなるため、食べすぎを防ぐのに役立ちます。
野菜は量だけでなく種類も増やすことで、彩りがよくなって見た目の満足感を高めたり、バランスよくビタミンやミネラルなどもとり入れやすくなります。
豆がメインのタコスを選ぶ
豆がメインのタコスを選ぶのも、食べ方のポイントです。豆の1粒1粒は小さいですが、さまざまな栄養が含まれています。
豆類には植物性のタンパク質やビタミンなどが含まれるため、生活習慣病の予防や肥満の解消に役立ちます。また、野菜と同じように食物繊維も多く含まれています。
豆には大豆、グリンピース、ひよこ豆、レンズ豆などのさまざまな種類があるため、好みの豆を取り入れてタコスを楽しみましょう。
食べる時間を意識する
タコスを食べる時間も大切です。タコスはさまざまな具材を組み合わせることができ、炭水化物やタンパク質、食物繊維などをバランスよく摂取できる料理です。また、具材やソースがひとまとめにはさまれているため、いそがしいときなどに片手で食べることができるのも魅力です。そのため、朝食として食べるのがおすすめでしょう。
朝食でバランスよく栄養を補給すると、エネルギーの代謝が活性化し、仕事や勉強の能率が上がりやすいといわれています。タコスの具材を工夫して、朝食に取り入れてみましょう。
タコスのおすすめアレンジレシピ
タコスは具材の組み合わせを工夫することで、バランスのよい料理といえるでしょう。しかし、同じ具材やソースのタコスばかりを食べていると飽きてしまう可能性があります。
ここからは、タコスのおすすめアレンジレシピを紹介します。ダイエット中やカロリーを気にしているときでも、タコスをおいしく食べられるよう参考にしてみてください。
おすすめレシピ1:プチトマトとアボカドのタコス
プチトマトとアボカドのタコスは、具材をレモン汁で和えてタコスにのせた、さっぱりとした味わいのレシピです。
脂質が多くてカロリーが高いイメージを持つ人もいますが、アボカドには食物繊維や不飽和脂肪酸という種類の脂質が多く含まれています。不飽和脂肪酸はコレステロールを上げにくくしたり中性脂肪を低下させる作用が期待できるため、健康を維持するためにもとり入れるといいでしょう。
おすすめレシピ2:ポークタコス
カロリーを気にしていても、肉が入ったタコスを食べたくなることはあるでしょう。ここで紹介するのは豚肉をはさむレシピです。
お好みの野菜を追加すれば、肉といっしょにバランスよく楽しむことができます。カロリーが気になる場合は、ヒレやもも肉などの脂身が少ない部位へ肉の種類を変えるといいでしょう。
おすすめレシピ3:手作り本格タコス
さまざまなスパイスを使うことで、より本場に近い味わいの本格的なタコスをつくることができます。
トルティーヤ生地は市販のもの以外にも簡単な材料で手作りすることもできるため、自分の好きな焼き具合を見つけると、さらにタコスを楽しめるでしょう。食事としてもおつまみとしても、おすすめの1品です。
タコスのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
タコスはメキシコの料理で、トルティーヤと呼ばれる生地にさまざまな具材をはさんで食べるのが一般的です。定番の牛ひき肉や野菜のタコスだけでなく、豆類が入ったものや野菜だけでつくるものなどもあります。
具材を工夫することで、カロリーが気になる場合やダイエット中でも食べやすくなるでしょう。タコスのカロリーや炭水化物量を正しく理解して、タコスをおいしく健康的に食べましょう。