アップルジュースの赤いリンゴを注ぐガラス

【管理栄養士監修】気になる「りんごジュース」のカロリーや炭水化物量とは?飲む際に押さえるべきポイントを紹介

2022/04/23

この記事では「りんごジュース」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中など、カロリーがとくに気になるときに飲む際のポイントなどについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算している場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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りんごジュースを飲むと太りやすい?

さっぱりとした甘酸っぱさが特徴のりんごジュースは、老若男女問わず人気の飲み物です。ジュースというと太りやすいイメージがありますが、りんごジュースはさまざまな栄養素を含んでおり、飲み方によってはカロリーを気にしているかたにも積極的に飲むことをおすすめできます。

ここではりんごジュースのカロリーや期待できる効果、飲み方のポイントについてご紹介します。

りんごジュース1杯分のカロリー

りんごジュース1杯分、200mlあたりのカロリーは92kcalです。

牛乳200mlあたりのカロリーは138kcalなので、比較するとりんごジュースのカロリーの方が低いといえます。

りんごジュースの炭水化物量は?

りんごジュース1杯分、200mlあたりの炭水化物量は24.78gです。りんごジュースよりもカロリーが高かった牛乳の炭水化物量と比べると、牛乳200mlあたり9.89gとなり、りんごジュースの方が炭水化物量の多いことが分かります。

そのため、炭水化物量を気にしているかたは、りんごジュースの飲みすぎに注意が必要です。

りんごジュースを飲むことで期待できる効果

コップ1杯のアップルジュースや新鮮なレッドアップル添え
kaorinne/gettyimages

りんごジュースには、健康に期待できる栄養素がたくさん含まれています。ここではりんごジュースを飲むことで期待できる効果について解説します。

腸内環境の改善

リンゴジュースには、ペクチンという水溶性の食物繊維が含まれているものもあります。ペクチンは腸内の善玉菌を増やす働きがあり、腸内環境を整えるのに役立ちます。そのほかにも、血糖値の急上昇を防ぐ働きや、血中コレステロールを低下させる働きなども期待できます。

ただし、りんごジュースには白濁しているものと、そうでない透き通った黄金色のものがあります。透き通った黄金色の方は製造段階でペクチンが取り除かれているため、ペクチンをとりたい場合は白濁したりんごジュースを選びましょう。

老化防止

りんごジュースには、プロシアニジンというポリフェノールが多く含まれています。プロシアニジンは強い抗酸化作用のある成分で、体の中で過剰に生成された活性酸素の働きを抑えたり除去してくれる働きがあるといわれています。

紫外線やストレスなどにさらされると体内に活性酸素が増えやすくなり、過剰に生成されるとシミやしわ、動脈硬化、免疫機能の低下などにつながるといわれています。ポリフェノールを含むりんごジュースを飲むことは、老化防止や健康維持に役立つでしょう。

むくみ解消

むくみは、長い時間同じ姿勢で過ごしたり、水分の過不足、塩分のとりすぎなどが原因で起こりやすくなります。むくみの解消には、体内の水分調整やナトリウムの排出をうながす働きがあるカリウムの摂取が効果的といわれています。

りんごジュースにはカリウムが多く含まれています。しかし、腎臓の機能が低下している場合は、高カリウム血症を引き起こす可能性があるため、カリウムの摂取量に注意しましょう。

貧血予防

貧血の主な原因は、ミネラルの1つである鉄不足によるものです。鉄が多く含まれる食品であっても、種類によっては体内への鉄の吸収率が低いものもあります。りんごジュースには、鉄の吸収を高めてくれるビタミンCが含まれています。

また、りんごジュースに含まれているリンゴ酸などの有機酸が胃液の分泌を高め、胃液の分泌が高まることでより鉄の吸収率を高めることができると言われています。

吸収率の低い鉄が含まれている野菜や豆類などを食べる際には、りんごジュースといっしょに飲むことで吸収率を高めるといいでしょう。

りんごジュースを飲むときのポイント

熟したリンゴから自家製のサイダー
Nikolay_Donetsk/gettyimages

りんごジュースに含まれる栄養素や期待できる効果について解説しましたが、りんごジュースを飲むときにいくつかの工夫をすれば、さらに高い効果が期待できるでしょう。

ここでは、りんごジュースを飲むときのポイントをご紹介します。

飲みすぎに注意する

さまざまな効果が期待できるりんごジュースですが、飲みすぎによりカロリーや炭水化物を多く摂取してしまうと太る原因となります。りんごジュースは間食として飲まれることが多い飲み物ですが、間食の1日の目安は200kcal以内が望ましいといわれています。

りんごジュースを間食とする場合は、1日に2杯程度にするとよいでしょう。食事の中に取り入れる場合は、ジュースを含めた1日全体の摂取カロリーが消費するエネルギー量を超えないようにすることが大切です。

朝飲むことを意識する

人は眠っている間にも多くのエネルギーを消費するため、起床したときには脳のエネルギーが不足した状態になっています。脳のエネルギーが足りない状態では、集中力や注意力、やる気の低下につながります。

そうならないために大切なのは、脳のエネルギー源であるブドウ糖を朝に摂取することです。りんごジュースには、ブドウ糖が含まれています。

また、主食やおかずをそろえた朝食をいっしょに食べれば、それらから代謝に必要なビタミンなどもとり入れることができ、より効率的にブドウ糖を使うことができます。1日を活発に動くためにも、朝食にりんごジュースを飲むことを意識するとよいでしょう。

りんごジュースのカロリーや炭水化物量について知り、飲み方を工夫しよう!

りんごジュースのカロリーや炭水化物量、飲むときのポイントについてご紹介しました。りんごジュースは、飲むことで効果が期待できる栄養素をたくさん含んでいる飲み物です。

飲み方を工夫することで、健康やダイエットを気にしている人にもおすすめできます。健康に役立つりんごジュースを、日々の食生活に取り入れてみましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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