クリームコロッケ

【管理栄養士監修】気になる「カニクリームコロッケ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2022/04/23

この記事では「カニクリームコロッケ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中など、カロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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カニクリームコロッケを食べると太りやすい?

カニクリームコロッケは揚げ物であるため、カロリーが高く太りやすい印象を持つかたも多いでしょう。ダイエット中やカロリーを気にしているかたは食べるのを躊躇してしまう可能性もあります。

しかし、調理方法や食べ方の工夫でヘルシーに仕上げることは可能です。ここからは気になるカロリーや炭水化物量を紹介します。正しく理解して、カニクリームコロッケをおいしく食べましょう。

カニクリームコロッケ1食分のカロリー

1個(64.2g)あたりのカニクリームコロッケのカロリーは、218kcalです。食事の際には2つ以上食べることが多いため、1食分のカロリーは2つで436kcal、3つで654kcalとなります。

同じように油で揚げたポテトコロッケは、1個(60g)あたり181kcalのため、それと比べるとカニクリームコロッケのほうがカロリーは高いと言えるでしょう。

カニクリームコロッケの栄養素のなかでは脂質量がいちばん多く、1個あたり15.41gです。カロリーに換算すると138.69kcalにあたり、約6割も占めていることがわかります。カロリーを抑えるためには、できるだけカニクリームコロッケの脂質を減らす必要があります。

カニクリームコロッケの炭水化物量は?

カニクリームコロッケ1個あたりの炭水化物量は14.39gです。ポテトコロッケ1個あたりの炭水化物量15.18gと比べると、カニクリームコロッケは高いわけではないようです。

しかし、1食で複数個食べる場合は食事全体の炭水化物量が多くなりすぎないように、ご飯やパンなどの主食の量を調節するように心がけましょう。

カニクリームコロッケを食べるときのポイント

コロッケ
laymul/gettyimages

カニクリームコロッケは、カロリーが高いイメージを持ちやすい料理です。しかし、調理方法やアレンジ次第でカロリーオフは可能です。工夫することで、ダイエット中や健康に気をつけている方でも、おいしく食べられるでしょう。

ここからは、カニクリームコロッケを食べるときのポイントをいくつか紹介します。

カニとホワイトソースの量を調整する

カニクリームコロッケのカロリーの多くは、中に包まれているホワイトソースが占めています。一般的なホワイトソースの主成分は小麦粉・バター・牛乳であるため、炭水化物や脂質が高くなりやすいでしょう。

そのため、ホワイトソースの量を減らして具材の量を増やすと、カロリーを抑えることができるでしょう。

具材には、炭水化物や脂質が少ないカニの割合を増やしたり、低カロリーでかさのあるきのこなどを加えたりしてもよいでしょう。

揚げ油を工夫する

カニクリームコロッケを揚げる場合、サラダ油ではなく、オリーブオイルを使うことをおすすめします。

カロリーにはそこまでの違いはありません。しかし、オリーブオイルには抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれ、体内で脂肪細胞が増加するのを抑えてくれる効果が期待できるといわれています。

また、オリーブオイルにはオレイン酸が含まれています。オレイン酸は、多くなりすぎると動脈硬化を引き起こし、脳梗塞・高血圧・心筋梗塞などの生活習慣病につながる危険性のある悪玉コレステロールを減らす働きがあります。そのほかにも、胃の滞在時間が短いため、胃もたれなども減らせるでしょう。

揚げ物をするときは、少しでも身体によい効果が期待できるオリーブオイルの使用を検討してみましょう。

ソースの量を減らす

ソースに含まれるカロリーも見逃せません。料理にソースをかけるのがあたり前になっている場合は、ソースの量を減らしてみましょう。

中濃ソースやタルタルソースは、大さじ1杯で約20~40kcalもあります。かけすぎるとその分カロリーが高くなってしまうため、注意が必要です。使用量を控えて、食材本来のおいしさを楽しみましょう。

野菜といっしょに食べる

野菜といっしょに食べることで、野菜に含まれる食物繊維が消化・吸収を緩やかにしてくれるでしょう。それによって、血糖値の急激な上昇を抑え、脂肪として蓄えられるのを防ぐ働きが期待できます。

また、食物繊維が含まれている食材は噛み応えがあるため、噛む回数が増えることで満腹感を得やすくなります。野菜だけでなく海藻類やきのこなどにも食物繊維が多く含まれるため、それらを加えたサラダや味噌汁を食べるようにしてみましょう。食物繊維を多く含む料理は、食事の最初にとることがおすすめです。

パン粉を先に炒める

パン粉だけをきつね色になるまで少量の油で先に炒め、形を整えた具材にまぶしてオーブンなどで調理することで、揚げるよりも油の使用量を抑えられるでしょう。

カロリーを抑えたい場合、他の揚げ物にも応用できる調理方法です。また、揚げ物をする際に行う油の後片づけをする必要もなく、料理も楽になるでしょう。

1個のサイズを大きく作る

衣の面積が大きければ大きいほど油の吸収量が増えてしまうため、手作りする際は大きいサイズのカニクリームコロッケを作るようにしましょう。小さいものをいくつも作るよりも全体の衣の表面積が減るため、油によるカロリーを抑えることができます。

また、使用するパン粉は、粗いものよりもこまかいもの、生パン粉よりも乾燥パン粉を選ぶとさらに油の吸収量を抑えることができます。パン粉を選ぶときは参考にしてみてください。

カニクリームコロッケのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!

カニクリームコロッケは揚げ物であり、中のホワイトソースにはバターや小麦粉などが使われるため、カロリーが高くなりやすい料理です。ダイエット中やカロリーが気になるときには注意が必要です。

ただし、調理方法や食べ方を工夫すれば、カロリーを抑えたり太りにくくすることができるため、紹介した方法を活用してカニクリームコロッケを食べるようにしましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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