【管理栄養士監修】気になる「コロッケパン」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/04/25
この記事では「コロッケパン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
コロッケパンを食べると太りやすい?
揚げ物はカロリーが高いというイメージがあるため、揚げたコロッケをパンにはさんだコロッケパンは太りやすいと考える人が多いでしょう。
しかし、カロリーの高いコロッケパンでも、調理法や具材をアレンジすることでカロリーを抑えることができます。つくり方や食べるときのポイントを知り、おいしいコロッケパンを日常に取り入れてみましょう。
コロッケパン1食分のカロリー
コッペパンに揚げたコロッケとキャベツとソースをはさんでつくられたコロッケパン1個(146g)あたりのカロリーは、339kcalです。大きさや中身によって多少カロリーは変動します。
同じ総菜パンである焼きそばパンは、1個(110g)あたり233kcalです。100gあたりで比べてみても、コロッケパンは232kcal、焼きそばパンは212kcalとコロッケパンの方がやや高カロリーであることが分かります。
主食として食べるには問題ありませんが、おやつとして食べる際には、1日に必要な摂取カロリーが大幅に増えてしまう恐れがあるため注意が必要です。おやつとして食べるのであれば、食事のカロリーを調整したり、コロッケパンを食べる際に工夫をするといいでしょう。
コロッケパンの炭水化物量は?
コロッケパン1個あたりの炭水化物量は45.49gです。そのうち、食物繊維を引いた糖質が44.15gとなっており、糖質制限をしている人には気になるポイントでもあります。
食事にコロッケパンを取り入れる際には、ご飯や麺類をいっしょに食べないなど、そのほかの炭水化物の摂取量を減らすようにした方がよいでしょう。
コロッケパンを食べるときのポイント
コロッケパンは、パン・コロッケ・野菜・ソースと、主に4つの要素からできています。ここからは、コロッケパンを食べるときのポイントを紹介します。
ダイエット中などカロリーや炭水化物量が気になるかたは、紹介するポイントを参考に、コロッケパンを食事に取り入れるようにしましょう。
コロッケの肉を別の食材に変える
コロッケは、一般的にじゃがいもと牛ひき肉を使ってつくられることが多いですが、肉以外の食材を使ってもおいしく食べられます。
たとえば、牛ひき肉をコーンやツナに変えてみましょう。これらの材料もじゃがいもと相性が良く、牛ひき肉を使うよりもカロリーが抑えられます。
また、高野豆腐を肉の代わりに入れるのもおすすめです。乾燥したものをすりおろして混ぜたり、水で戻したものをこまかくしてコロッケの具材として混ぜることで、高タンパク質で大幅にカロリーを抑えたコロッケがつくれます。
肉は変えたくないという人も、牛肉を鶏肉に変えるだけで、いくらかカロリーを減らすことができます。
揚げずにコロッケをつくる
カロリーを減らすためには、パンの中にはさむコロッケを揚げずにつくることも1つの方法です。
パン粉をフライパンできつね色になるまで乾炒りし、成形したタネにまぶした後、オーブンやトースターで焼きましょう。
揚げ物の醍醐味はサクサクのパン粉です。香ばしさは残しつつ、パン粉を揚げないことで油を吸わせる量を減らし、カロリーを大幅にカットできます。
野菜をいっしょに食べる
コロッケを手づくりできない場合は、野菜を多くとるように意識しましょう。野菜には食物繊維が含まれ、消化・吸収をゆっくりにして腹持ちをよくしたり、糖や脂質の吸収を抑えてくれる効果が期待できます。
コロッケパンにはキャベツの千切りがはさまれていることがありますが、それだけでは野菜を十分に摂取できないため、野菜の入ったサラダやスープなどといっしょに食べるようにしましょう。野菜だけでなく、大豆や海藻、きのこなどにも食物繊維が豊富なのでおすすめです。
ソースを工夫する
コロッケパンには、とろみのある濃厚ソースや中濃ソース、タルタルソースなどがかけられていることが多いです。
それらのソースは大さじ1杯あたり約20~40kcalもあるため、たっぷり使われているほど高カロリーになります。中でも、脂質がほとんどを占めるマヨネーズが材料になっているタルタルソースには注意しましょう。
できるだけソースが多く使われていないコロッケパンを選んだり、自分でソースの量を調整できる場合は、できるだけ減らすようにすることでカロリーが抑えられます。
コロッケパンのおすすめアレンジレシピ
コロッケパンは、コロッケの具材をアレンジするほか、調理方法やソースを変えることで、さまざまな味で楽しむことができます。
ここでは2つのアレンジレシピを紹介していきます。
アレンジレシピ1:コロッケパン
コンビニやパン屋さんで買うことの多いコロッケパンですが、ヘルシーな方法で手づくりすることもできます。
このレシピでは、揚げずにつくることができるため、一般的なコロッケパンよりヘルシーです。具をたっぷり入れることで、食べ応えのあるコロッケパンになります。
アレンジレシピ2:トロトロカレーコロッケ
パンのような食感の生地で包んでつくる、食べ応えのあるコロッケのレシピです。
カレーのうまみがコロッケのおいしさを引き立ててくれるため、ソースをつけなくてもおいしく食べられます。
野菜を使ったカレーを使ったり、いっしょに野菜を添えて食べるといいでしょう。
コロッケパンのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
コロッケパンは、比較的カロリーや炭水化物量の高い食べ物です。しかし、調理方法や使う食材を工夫することで、カロリーを抑えることが可能です。
アレンジ方法や食べる際のポイントを知り、ぜひ食事に取り入れてみましょう。