日本の風下揚げ小麦スナック

【管理栄養士監修】気になる「ふ菓子」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2022/04/26

この記事では「ふ菓子」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときの食べ方についてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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ふ菓子を食べると太りやすい?

サクサクとした食感と黒糖の甘みが特徴のふ菓子は、食べるとどこかホッとするような優しい味わいのお菓子です。重量的にも軽いふ菓子は、食べても太りにくそうと思われがちですが、食べ方によっては太りやすい食品となっています。

カロリーを気にしているかたは、たくさん食べることは控えた方がいいでしょう。しかし、ふ菓子にもたくさんの栄養素が含まれており、工夫して食べることでさまざまな効果が期待できます。

ここでは、ふ菓子に含まれる栄養素や期待できる効果、食べる際のポイントについて紹介します。

ふ菓子1食分のカロリー

ふ菓子のカロリーは、1本(70g)あたり222kcalです。おにぎり1個(120g)のカロリーが215kcalなので、ほぼ同じくらいです。

また、1日の間食の目安は200kcalといわれていることからも、ふ菓子はややカロリーが高めであるといえます。

ふ菓子の炭水化物量は?

ふ菓子1本(70g)あたりの炭水化物量は43.98gと、炭水化物を多く含んでいます。これは主原材料が小麦粉や黒糖であることが要因です。

炭水化物の代表といっても過言ではない、ごはんをにぎったおにぎり1個(120g)の炭水化物量47.28gと比べても、あまり差がありません。

ふ菓子を食べることで期待できる効果

カロリーや炭水化物量が多いふ菓子ですが、前述した通り期待できる効果がたくさんあります。

ここでは、ふ菓子を食べることで期待できる効果についてご紹介します。

便秘改善効果

ふ菓子1本(70g)あたりには、食物繊維が1.11g含まれています。適度な食物繊維は、便の量を増やしたり腸の働きを整える作用があるため、便秘改善効果が期待できます。

ほかにも、血糖値の上昇を抑えたり血中コレステロール値を下げる効果、高血圧を予防する効果などがあることから、食物繊維はダイエットや生活習慣病の予防に大切な栄養素といえます。

普段の食事で食物繊維は不足しやすいので、ふ菓子も含めて積極的にとり入れるようにしましょう。

美肌効果

ふ菓子の原材料である麩(ふ)には、アミノ酸の一種であるプロリンが含まれています。プロリンはコラーゲンの合成を促進したり、破壊されたコラーゲを修復する働きがあるといわれています。また、皮膚の保水にも役立ち、天然保湿成分として注目されています。

これらのことから、ふ菓子を食べることで美肌効果が期待できるといえます。

貧血予防効果

日本人の貧血で最も多いのは、鉄分が不足することによって起きる鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血の予防には、食事から鉄分を十分に補給することが大切といわれています。

ふ菓子に使われている黒糖は、ミネラルを多く含む食品で鉄分も多く含んでいます。1本あたり2.4mgの鉄分を含み、これは成人男性1日の鉄分推奨量の約3分の1に相当する量です。

鉄分は、動物性タンパク質やビタミンCをいっしょにとることで吸収率が高まるといわれています。ふ菓子だけでなくほかの食品もバランスよく取り入れることで、貧血の予防に役立つでしょう。

ふ菓子を食べる際のポイント

ふ菓子を食べる際には、気を付けた方がよいことや工夫するとよいことがあります。ここでは、ふ菓子を食べる際のポイントを紹介していきます。

量を食べすぎない

前述したように、ふ菓子はカロリーや炭水化物量が高い食品で、たくさん食べてしまうと太る原因になってしまいます。厚生労働省では、肥満予防のために1日の間食を200kcal程度に抑えることを推奨しているため、ふ菓子を間食として食べる場合は1日1本未満にするとよいでしょう。

一気に全部食べてしまわないように小さく分けて少しずつ食べるようにしたり、一口ごとにゆっくりとよく噛んで食べることを意識すると、少ない量のふ菓子でも満足感が得られやすくなるのでおすすめです。

食べる時間を意識する

ふ菓子を食べる際には時間に気をつけることも大切で、その理由は脳や脂肪細胞の中に存在しているビーマルワンというタンパク質にあります。

ビーマルワンは体内時計に関与し時間帯によってその量が増減し、ビーマルワンが増える時間帯に食事をすることで脂肪を蓄積しやすくなることが分かっています。

ビーマルワンは朝起きると減少しはじめ、午後2~3時が最も少なくなります。その後、徐々に増えていき、ピークになる時間帯は午後10時~午前2時です。太りにくくするために、遅い時間帯を避けることはもちろん、ビーマルワンがなるべく少ない時間帯に食べることがおすすめです。

緑茶といっしょに食べる

ふ菓子を食べる際には、緑茶といっしょに食べることもおすすめです。緑茶に含まれるカテキンは、糖質の吸収を抑え血糖値の上昇を抑える働きがあるといわれています。そのため、緑茶は炭水化物を多く含むふ菓子を食べる際にぴったりの飲み物といえます。

また、カテキンには悪玉コレステロールを下げる働きもあるといわれているため、コレステロールを気にしているかたにもおすすめです。

水分といっしょにとることで、満腹感が得られやすくなり食べすぎの予防にもつながります。カテキンの作用を期待するのであれば、緑茶を飲んでからふ菓子を食べるとよりいいでしょう。

ふ菓子のカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!

今回はふ菓子に含まれる栄養素や、食べる際のポイントなどをご紹介しました。

ふ菓子は食べ方を工夫することでさまざまな効果が期待できる食品です。ふ菓子のカロリーや炭水化物量、効果を知って、日常に上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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