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【管理栄養士監修】気になる「ジンギスカン」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2022/04/29

この記事では「ジンギスカン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーや炭水化物量がとくに気になるときの食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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ジンギスカンを食べると太りやすい?

日本で羊料理と言えば、ジンギスカンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ジンギスカンは、中央が膨らんだ鍋で羊肉などを焼く北海道の郷土料理ですが、今では日本各地でも食べられています。

ジンギスカンに使用される羊肉は、牛肉や豚肉よりも低カロリーなことが多く、ダイエット中やカロリーが気になる人でも食べやすい料理といえます。

この記事では、ジンギスカンのカロリーや炭水化物量、ジンギスカンに期待できる効果などを紹介しています。ダイエット中など、ジンギスカンを食べたら太るのか気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ジンギスカン1食分のカロリー

ジンギスカンのカロリーは、1人前(365g)あたり416kcalです。これは、ラム(仔羊)のロース肉と野菜をジンギスカン鍋またはホットプレート等で焼いて、タレをつけて食べるジンギスカンのカロリーです。

ジンギスカンには野菜もいっしょに使用されるのが一般的で、玉ねぎは70gあたり26kcal、もやしは40gあたり6kcalとなっています。ダイエット中やカロリーが気になるときには、低カロリーな野菜の割合を多くするといいでしょう。

ジンギスカンの炭水化物量は?

使用する具材によっても変動しますが、ジンギスカン1人前(365g)あたりの炭水化物量は25.92gです。これは、使用する野菜の種類やタレの量によって変動します。

また、ジンギスカンを食べるときは、ご飯といっしょに食べることも多いでしょう。ご飯は1杯(160g)あたり59.36gと炭水化物量が多いため、いっしょに食べる際には注意が必要です。

ジンギスカンのお肉はラム肉とマトン肉どっち?

ジンギスカンに使用されるお肉には、「ラム」と「マトン」の2種類があります。一般的に、生後1年未満の仔羊はラムと呼ばれ、肉質がやわらかく臭みが少ないのが特徴です。一方、マトンは生後2年以上の羊肉のことを指し、ラムよりも歯ごたえのある肉質で羊独特のクセがあります。

カロリーは一概にどちらの方が高いということはなく、部位によって異なります。クセがなくやわらかいお肉が好きなかたはラム、羊肉のクセや旨味を楽しみたいかたはマトンを使用するのがおすすめです。

ジンギスカンを食べて期待できる効果

ラム肉を使ったジンギスカンは、ダイエット中などのカロリーや炭水化物量が気になるときに食べることもあるでしょう。

ここからは、ジンギスカンを食べることによって期待できる効果について紹介していきます。

代謝を助ける

ジンギスカンに使われるラム肉には、ビタミンB1、ビタミンB2などのビタミンB群が幅広く含まれています。ビタミンB群は、代謝を助けてエネルギーをつくり出す働きを持っており、ダイエット中にも役立つ栄養素です。

また、肌の健康維持にも関わるため、美肌効果も期待できます。とくにビタミンB2は肌荒れなどに関わるので、お肌の状態が気になるときは意識して摂取することが望ましいでしょう。

貧血を予防する

羊肉には、酸素を全身に運ぶヘモグロビンの材料となる鉄や、正常な赤血球を作るときに欠かせないビタミンB12なども多く含まれています。

ヘモグロビンが不足したり、正常な赤血球がつくれなくなると貧血になりやすく、息切れしやすくなったり疲労感などが起こります。

どちらの栄養素も、マトンの方がより多く含んでいるため、貧血が気になる場合はラムよりもマトンを選ぶのがおすすめです。

脂肪を燃焼しやすくなる

ラム肉に多く含まれるL-カルニチンには、脂肪の燃焼を助ける働きがあります。L-カルニチンは、人間の体内では20歳をピークに減少してしまうとされており、食事から補うことも役立つと考えられています。

L-カルニチンはお肉に多く含まれますが、牛肉や豚肉に比べて羊肉は含有量が多いので、ジンギスカンはダイエット中におすすめといえます。

ジンギスカンを食べるときのポイント

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さまざまな効果が期待できることから、羊肉を使用したジンギスカンはダイエット中でも取り入れやすい料理ですが、食べ方には注意が必要です。

ここからは、ジンギスカンを食べるときのポイントについて紹介します。

脂身が少ない部位を選ぶ

ジンギスカンに使用されるラムやマトンは、脂身が少ない部位を選ぶとさらにカロリーや脂質を抑えることができるでしょう。

肩やロースは脂肪も多く、ジューシーでおいしいと言われる部位ですが、ダイエット中やカロリーが気になるときには脂肪の少ないもも肉がおすすめです。また、肩やロースを選ぶ場合であっても、脂身を取り除くことでカロリーを抑えることが可能です。

ラードや羊脂を使う場合は最初だけ使う

ジンギスカンは、鍋に具材を入れる前に焦げつかないようにラードや羊脂を使用しますが、ラードは大さじ1杯(12g)で113kcal、脂質量は12gも含まれています。

ラードや羊脂を鍋に入れっぱなしにしておくと、具材にからんでカロリーや脂質を多くとってしまうことになるため、ダイエット中などには最初だけ使用して取り出してしまうのがおすすめです。

野菜を先に食べる

ジンギスカンは、お肉以外にも玉ねぎ、もやし、キャベツ、ピーマンなどの野菜もいっしょに使われることが多いです。野菜には噛みごたえがある食物繊維が多く含まれるため、食事の最初に食べることで食べすぎを防いでくれます。

また、食物繊維を先にとることで、血糖値の急上昇を抑え、それによって太りにくくなることも期待できます。甘味のあるタレやごはんには、血糖値を上げる炭水化物が多いため、積極的に食事の最初に野菜を食べるようにすることをおすすめします。

タレや味つけを工夫する

ジンギスカンを食べるときにはタレをつけることも多いですが、甘めに作られているタレはつけすぎに注意が必要です。

タレをつけすぎたりして濃い味付けにしてしまうと、ジンギスカンや一緒に食べるごはんを食べすぎてしまう可能性があります。ダイエット中などは、塩こしょうのようなカロリーの低い調味料を使ったり、薄味を心がけて食べるといいでしょう。

ジンギスカンのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!

ジンギスカンはさまざまな効果が期待できる羊肉を使用し、野菜もいっしょに食べやすいので、ダイエット中にも食べやすいお肉料理といえます。

しかし、使用する具材やタレ、いっしょに食べるご飯の量によってはダイエットの妨げになることもありますので、食べ方には注意が必要です。ジンギスカンのカロリーや炭水化物量について正しく理解し、食べる際の参考にしましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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