旬のにんじんを買ったら絶対やって!管理栄養士が教えるにんじんの1番おいしい食べ方
2024/10/15
にんじには秋〜冬と春の2回旬があり、季節によって味わいや特徴が変わるのをご存知でしたか?
野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに、今が旬の秋にんじんの特徴とおいしい食べかたを教えてもらいました。
旬ごとの特徴とおすすめの調理法
にんじんは1年中買うことができるので、旬を意識することは少ないかもしれませんが、秋〜冬と春の2回旬をむかえる野菜です。
秋冬のにんじんは実がしっかりとつまっていて、甘みも強いのが特徴。加熱してもくずれにくいので、焼きものや煮ものなどの加熱調理にむいています。
一方、春にんじんはやわらかくみずみずしいのが特徴で、サラダや野菜スティックなど生食にむいています。クセがなくほんのり甘みを感じることができますよ。
今回は今が旬の秋にんじんのおいしい食べかたをご紹介します。
秋にんじんにおすすめ!「にんじんステーキ」
つくりかたはとても簡単!皮つきのまま半分に切って、オリーブオイル&バターと一緒にフライパンで焼くだけ。シンプルな食べかたですが、じっくり焼き上げたにんじんはホクホクで、「にんじんってこんなに甘かった!?」とおどろくことでしょう。
にんじんは体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが豊富で、皮のすぐ下にもっとも多く含まれるとされています。皮もむかずに丸ごとステーキにするのがポイントです。
またβ-カロテンは油といっしょにとると吸収率が大幅にアップ!ステーキは栄養面でもばっちりです。
材料
・にんじん 中2本(300g)
・オリーブオイル 大さじ1
・バター 5g
・塩 少量
・パセリ 少量
つくりかた
(1)にんじんは水洗いし、皮つきのままたて半分に切る。
(2)ヘタを切りおとす。
(3)フライパンにオリーブオイルとバターをいれて火にかける。
(4)バターが溶けたらにんじんの断面を下にしてならべ、弱めの中火で10分程度焼き色がつくまで焼く。
(5)裏返してさらに弱火で10分程度焼く。
(6)お皿に盛り、塩とパセリをかける。
※加熱時間は、にんじんの大きさや調理器具によって調整してください。
秋にんじんを味わおう
実がしっかりつまっていて、くずれにくいので加熱調理に適している秋にんじん。
じっくり熱を加えることで、甘みを最大限に引き出すことができますよ。油といっしょにとることも栄養素吸収率アップのポイントでしたね。
旬の秋にんじんを、ぜひステーキでまるごと味わってみてください。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する""野菜ソムリエプロ""。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。
編集/サンキュ!編集部