ライトブルーの背景に警告サインとハウスオブジェクト

西日本豪雨でライフラインが止まった時「自宅避難であって助かったモノ・うれしかったモノ」

2021/07/07

「丁寧で楽ちんな暮らし」を研究中。
寺嫁でライフオーガナイザー/時短家事コーディネーター、サンキュ!STYLEライターの水谷のぶこです。

私が住む町は、3年前の西日本豪雨で、大きな被害に遭いました。
わが家は、家が浸水することはなかったので、ずっと自宅にいたのですが、一時は、電気・水道・携帯の電波もつながらない状況。しばらくは大変な経験をしました。

そのときに、わが家が自宅避難であって助かったモノ、うれしかったモノと、災害に備えて日頃から意識しようと思ったことについて書きます。

ポータブル電源

3年前の災害時には、友人や知り合いが、いろいろな物資を届けてくれて、本当に助かりました。ありがたかったです。

そのなかで、自家発電機を貸してくださった方がいて、とても重宝しました。
特に、家族分のスマホの充電にとても役に立ちました。このときの経験から、わが家もポータブル電源やソーラー充電器を購入しました。

ソーラー充電器

無洗米とインスタントみそ汁

おにぎりおにぎり
piyato/gettyimages

無洗米も知り合いが持ってきてくれました。水道が何日も止まり、水の備蓄は大切に使わないといけません。米を研がなくていいのは、水の節約になりとても助かりました。

私は、災害時はしばらく食欲がなくなってしまいました。食欲がないと、食事をつくる気にもなりません。

耐熱性の袋に食材を入れて湯せんで調理する方法「パッククッキング」については何度か実践してみたこともありましたが、実際に非常事態になったときは、パッククッキングで食事をつくろうとも思いませんでした。

ですが、食べないわけにはいきません。
ガスは使えたので無洗米を炊いておにぎりをつくって食べるのが精一杯でしたが、おにぎりと温かいインスタント味噌汁だけでも、とてもホッとしたことを憶えています。

このときの反省で、パッククッキングは、普段から定期的に実践していないと、いざという事態に役に立たないなと思いました。それからは、毎月1度、パッククッキングで1品つくってみることにしています。
普段からやり慣れていないと、実践できないことを知りました。

ライフオーガナイザーになってから、防災備蓄についての情報を知る機会が増えて、水だけは、ずっと備蓄していました。

おかげで、水道が止まっても慌てることなく、水を求めてお店の長蛇の列に並ぶこともなく、過ごすことができました。

最後に

takasuu/gettyimages

以上が、私の個人的な実感ですが、自宅避難において、あって助かったモノ、うれしかったモノと、気づきです。

水・電気・ガス…止まってみて体感する重要性。
普段、当たり前に便利に暮らしていますが、限りある資源は大切に使い、そして、いつ起こるかわからない非常事態にできるだけ備えたいです。

・この記事を書いたのは・・・暮らしのコーディネーター水谷のぶこ
お寺に暮らすライフオーガナイザー/時短家事コーディネーターで2人の子の母。
「丁寧で楽ちんな暮らし」を目指して、めんどうくさがりでもできる、丁寧な暮らし、片づく仕組みを研究中。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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