転職エージェントの効果的な使い方|利用する流れなども徹底解説
2022/01/17
収入アップのために転職したいけれど、家事や育児が忙しくてなかなか転職活動に時間を割けないママは多いでしょう。中には、効率的に転職先を見つけるため、転職エージェントの活用を検討しているかたもいるのではないでしょうか。
しかし、はじめて転職エージェントを利用する場合、使い方が分からずに、登録しただけで終わってしまうかたも少なくありません。
そこでこの記事では、転職エージェントの効果的な使い方について、業界の裏情報まで含め分かりやすく解説している転職情報メディア『Career Theory』の編集部に解説してもらいます。
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執筆: CareerTheory編集部
最高の転職を実現するために、転職コンサルタントが業界の裏情報まで含め分かりやすく解説している転職メディア▶「...
1. 転職エージェントを利用する際の基本的な流れ
まずは、転職エージェントを利用する際の基本的な流れを紹介します。
1. 面談(キャリアカウンセリング)
2. 求人の紹介
3. 企業への応募
4. 書類選考
5. 面接日時の調整
6. 面接選考
7. 内定
転職エージェントに登録したら、最初に担当のアドバイザーと面談(キャリアカウンセリング)を行います。
以下のようなことを、丁寧に伝えてください。
・なぜ転職したいと考えているのか
・どのような職業に転職したいのか
・年収はどれくらいを希望するのか
・どのようなスキルや経験を有しているのか
面談が終われば、担当アドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれます。
そして、気になる求人があれば、実際に応募することになります。
なお、企業への応募はアドバイザーが行ってくれるので、自分で申し込む必要はありません。
書類選考を通過した場合には、面接選考へと進みます。
面接日時の調整も担当アドバイザーが行ってくれるので安心してください。
面接選考を無事通過すれば、内定が出ます。
アドバイザーの指示に従いながら、入社準備を進めましょう。
また、転職エージェントでは、選考前あるいは選考中に、さまざまなサービスを受けることができます。
応募書類の添削や面接対策など、非常に有意義なサービスが多いので、ぜひ活用してみてください。
2. 転職エージェントの効果的な使い方【準備時】
ここでは、転職エージェントを効果的に活用するためのポイント(準備編)を解説します。
1. 複数のエージェントに登録する
2. 自分の職歴や希望を詳しく伝えておく
それでは詳しく見ていきましょう。
2-1. 複数のエージェントに登録する
転職エージェントは複数登録することをおすすめします。
転職エージェントごとに、得意な業界や力を入れているサービスが異なるからです。
例えば、圧倒的な求人数を誇るリクルートエージェントをメインで利用しつつ、次いで求人数が多いdodaや、20代に強いマイナビエージェントも併用するようなイメージです。
ぜひ複数の転職エージェントを実際に使ってみて、比較しながら、自分に合ったエージェントを見つけてください。
2-2. 自分の職歴や希望を詳しく伝えておく
初回面談を行う前に、自分の職歴や希望を詳しく伝えておくことも重要です。
多くの転職エージェントでは、登録後に、Web履歴書・職務経歴書の作成や事前アンケートへの回答を行うことになります。
初回の面談では、これらの情報をもとにしながら、アドバイザーによるカウンセリングが行われます。
例えば、Web履歴書や職務経歴書を詳しく書いていなかった場合や、事前アンケートに真剣に回答していなかった場合、初回面談がスムーズに進みません。
アドバイザーとしても、詳細な事前情報を入手している場合とそうでない場合とでは、キャリアカウンセリングの質に差が出てしまいます。
そのため、Web履歴書・職務経歴書では、なるべく具体的に自分の職歴や経験を記載するようにしてください。
さらに、スキルや所有資格なども詳しく書いておきましょう。
また、事前アンケートでは、希望する仕事内容や年収、労働条件などを丁寧に伝えるようにしましょう。
3. 転職エージェントの効果的な使い方【面談時】
次に、転職エージェントを効果的に活用するためのポイント(面談編)を解説します。
1. 嘘をついたり話を盛ったりしない
2. アドバイザーをやる気にさせ、優先的にサポートしてもらう
3. 相性が合わなければ担当者を変更してもらう
以下で詳しく見ていきましょう。
3-1. 嘘をついたり話を盛ったりしない
担当のアドバイザーに対して嘘をついたり、実績を誇張するのは絶対にやめてください。
間違った情報を伝えてしまうと、最適な求人紹介や選考対策ができなくなるからです。
アドバイザーは面接官ではなく、あくまでも求職者の味方です。
二人三脚で転職活動を進めていくパートナーとも言えるでしょう。
例えば、うつ病による休職期間がある場合などは「言い出しづらいな」と感じるかもしれませんが、隠さずに伝えることをおすすめします。
3-2. アドバイザーをやる気にさせ、優先的にサポートしてもらう
担当アドバイザーをやる気にさせることも重要です。
転職エージェント側は、求職者が転職を成功させることによって、企業側から成果報酬を受け取ります。
そのため、いくら求職者をサポートしても、実際に転職してくれなければ意味がありません。
ゆえに、転職意欲が高い求職者を優先的にサポートし、転職意欲が低い人は後回しにする傾向があります。
手厚いサポートを受けるためにも、転職意欲が高いことをアピールし、アドバイザーをやる気にさせましょう。
3-3. 相性が合わなければ担当者を変更してもらう
アドバイザーとの相性が悪ければ、担当を変更してもらうことも可能です。
人間同士なので、当然性格が合わない場合もあるでしょう。
「印象が良くないな」「話が合わない」「ちょっと信用できないかも」と感じたら、遠慮なく担当者の変更を依頼してください。
多くの転職エージェントでは、公式サイトのマイページなどから変更申請を行うことができます。
また、電話やメールで担当者の変更をお願いしても問題ありません。
4. 転職エージェントの効果的な使い方【選考時】
続いて、転職エージェントを効果的に活用するためのポイント(選考編)を紹介します。
1. 応募書類の添削や面接対策をお願いする
2. 上手く日程調整を行ってもらう
3. 面接後にフィードバックをしてもらう
4. 給与や福利厚生に関してはエージェント経由で質問する
5. 内定後には入社日や労働条件の交渉をしてもらう
これらのポイントを意識してみてください。
4-1. 応募書類の添削や面接対策をお願いする
転職エージェントでは、応募書類の添削や面接対策などのサービスを受けられます。
自分一人で完璧な履歴書や職務経歴書を仕上げるのは難しいものです。
自分ではしっかりと作成したつもりでも、採用担当者から見ると内容が不十分であるケースもあります。
書類選考の通過率を上げるためにも、ぜひアドバイザーに応募書類を添削してもらいましょう。
また、面接に苦手意識を持っているかたは、積極的に面接対策も受けるようにしてください。
アドバイザーは、「応募先企業がどのような人材を求めているのか」をある程度把握しています。
面接官が見ているポイントや質問の傾向などをアドバイスしてもらえるので、面接の通過率もアップするでしょう。
4-2. 上手く日程調整を行ってもらう
転職活動において日程調整は非常に大切です。
大半の企業では、内定が出てから1週間程度で入社するかどうかの回答をしなければなりません。
例えば、第一志望の会社がまだ一次面接の段階で、第二志望の会社から内定が出てしまうようなケースもあります。
第一志望の会社に受かるかも分からない状態のまま、第二志望の会社の内定を受諾するか拒否するかの返事をしなければならないわけです。
このような事態を防ぐため、アドバイザーに上手く日程調整をしてもらいましょう。
複数の企業に応募した場合は、内定がそれぞれ同じくらいのタイミングに出るように調整してもらうわけです。
そうすれば、全ての結果が出終わった上で、じっくりと意思決定できるようになります。
4-3. 面接後にフィードバックをしてもらう
採用面接が終わったら、アドバイザーにフィードバックをしてもらいましょう。
担当アドバイザーは、企業側の人事担当者から、面接の結果だけでなく面接の評価・講評も受け取っています。
そのため、面接のどの部分が良かったのか、どの部分が悪かったのかを、アドバイザーから教えてもらうことができます。
転職エージェントを利用していない限り、企業側からの評価を知ることは基本的にできません。
大変貴重なフィードバックなので、しっかりと頭に入れ、次の面接に活かすようにしましょう。
4-4. 給与や福利厚生に関してはエージェント経由で質問する
企業側に質問したいことがあれば、転職エージェント経由で聞くのがベストです。
選考中の企業に対して、いきなり給与や福利厚生について質問するのは良くありません。
「待遇面だけで会社を選んでいるのかな」「給料ばかり気にして働く意欲は低いのかもしれない」と思われる可能性があるからです。
そのため、給与や福利厚生などについて質問があれば、直接企業側に問い合わせるのではなく、まずは担当アドバイザーに相談するようにしましょう。
4-5. 内定後には入社日や労働条件の交渉をしてもらう
転職エージェントは、入社日や労働条件の交渉も代行してくれます。
転職に慣れていないかたの場合、特に年収や待遇面について自分から交渉を行うのは難しいでしょう。
ゆえに、転職のプロであるアドバイザーに任せた方が賢明だと言えます。
条件交渉は決して珍しいことではないので、気軽に担当アドバイザーにお願いしてみてください。
5. 転職活動を成功させるための3つのポイント
最後に、転職活動を成功させるためのポイントを3つ紹介します。
1. アドバイザーに任せっきりではなく、自分でも情報収集は行う
2. なるべく「3カ月以内」に転職活動を終わらせる
3. 女性に特化した転職エージェントを利用するのもおすすめ
それでは以下で詳しく見ていきましょう。
5-1. アドバイザーに任せっきりではなく、自分でも情報収集は行う
情報収集は自分でもしっかりと行うようにしましょう。
転職エージェントを利用すれば、担当アドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれます。
しかし、どの企業に入社するのかを最終的に判断するのは自分自身です。
入社してから「やっぱりこの企業はなんか違う気がする」と後悔しても、転職エージェントは責任をとってくれません。
ゆえに、転職先候補企業は自分でも入念に調査するべきです。
企業のホームページをチェックするのはもちろん、口コミサイトなども活用すると良いでしょう。
例えば、以下のような口コミサイトがおすすめです。
5-2. なるべく「3カ月以内」に転職活動を終わらせる
「遅くとも3カ月以内」を目安に転職活動をした方が、成功率は高いです。
もちろん人によって状況や考え方はさまざまなので、ゆっくり時間をかけて転職活動を行うのも悪いわけではありません。
しかし、働きながら転職活動を行う場合、長期戦になればなるほど、体力的・精神的にツラくなっていきます。
また、「登録日から3カ月間」などとサポート期間を定めている転職エージェントもあるので注意が必要です。
この場合、3カ月を過ぎてしまうと、求人紹介やその他の転職サポートサービスを受けられなくなります。
さらに、無期限でサポートしてくれる転職エージェントであっても、なかなか転職先を決めようとしない消極的な求職者に対しては、徐々にサービスの質・量を落としていく場合があります。
そのため、転職活動はなるべく短期戦で挑むことをおすすめします。
5-3. 女性に特化した転職エージェントを利用するのもおすすめ
女性に特化した転職エージェントを利用するのも良いでしょう。
女性向け転職エージェントは、女性の転職支援実績が豊富であり、女性のキャリア形成について深い知識を有しています。
女性ならではの悩みに寄り添い、ワークライフバランスを意識しながら活躍できるような求人を紹介してくれるでしょう。
例えば、以下のようなエージェントがおすすめです。
無料で利用できるので、ぜひ登録してみてください。
6. まとめ
元人事部で女性の転職事情にも詳しい筆者が、「転職エージェントの効果的な使い方」を紹介しました。
転職エージェントを利用する際は、担当アドバイザーをやる気にさせ、優先的にサポートしてもらうことが大切です。
また、応募書類の添削や面接対策などさまざまなサービスを受けることで、転職活動を有利に進められるでしょう。
ぜひこの記事を参考にしながら、転職エージェントを上手く活用してみてください。
■執筆・・・CareerTheory編集部
最高の転職を実現するために、転職コンサルタントが業界の裏情報まで含め分かりやすく解説している転職メディア