転職エージェントに断られることがある?断られたときの対処法を解説

2022/01/22

結婚や出産、そして育児...女性にとって大きなライフイベントも落ち着き、よりキャリアやお金が手に入る仕事に転職したい。そう考える女性は多いのではないでしょうか?

しかし、転職エージェントに登録しようとしたところ、登録を断られてしまった。

そこでこの記事では、転職エージェントに断られる理由や対応方法を、業界の裏情報まで含め分かりやすく解説している転職情報メディア『Career Theory』の編集部に解説してもらいます。

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1.転職エージェントに断られることがあるって本当?

結論から言うと、転職エージェントに断られることはあります。
具体的には、転職エージェントに登録すること自体はできますが、実際に求人を検索してみたら「紹介できる求人はありません」と言われてしまったり、希望の企業に応募したら転職エージェントに断られてしまったりすることがあります。

転職エージェントは、登転職希望者の状況によっては対応できないということもあるようです。具体的な理由については次の章で解説します。

2.転職エージェントに断られてしまう2つの理由

転職希望者の状況は様々ですが、転職エージェントが断る理由は大きく分けて2つあります。

1.転職者自身に問題がある
2.転職エージェントがサポートしきれない条件である

ひとつずつ解説していきます。

転職者自身に問題がある

1つめは、転職者自身に問題がある場合です。
転職者が転職の決まりにくい条件など、転職市場をよく知らずに甘い考えでいると、転職エージェントはそれを見抜きます。

経歴が不十分

例えばキャリアアップしたい、もっと給与の高い仕事に就きたいと考えて今の仕事より収入の高い仕事を希望したとき、多くの場合即戦力を求められるでしょう。

しかし、転職者の経歴が浅く即戦力とするには不十分だと判断されれば、転職エージェントに断られる可能性は高くなってしまいます。

転職回数が多い

表面的に見て転職回数が多いと、それだけ企業に在籍していた年月が短いことを意味するため、忍耐力や環境適応能力が低いとみなされてしまうこともあります。

一般的に採用担当者は、20代で3回、30代で4~5回転職していると多く感じる傾向にあるようです。採用する企業にも、せっかく採用してもすぐに転職してしまうかも、と思われてしまうかもしれません。

在籍中に十分な成果を出していたり、理由があって転職を繰り返している場合はきちんと話せば採用担当者も理解してくれます。

特に新卒で社会人1年目の場合は、少なくとも1年は最初の企業に在籍していたほうが、書類審査も通りやすくなります。

転職への意欲が感じられない

転職エージェントはあくまで転職をサポートするのが役割なので、転職を成功させるためには転職者自身が相応の努力をする必要があります。しかし、以下のような対応をしてしまうと、転職意欲の低い人と判断されてしまいます。

・求人紹介に対する返信が遅い
・面接の日程調整の回答が遅い
・エージェントのアドバイスを全くきかない

返信を早くしたり、日程が合わないときは代わりの日程を提案したり、前向きな姿勢を見せれば転職への意欲が伝わりやすくなります。

また、転職の条件にこだわるのはいいですが、あまりにも要望が多すぎると紹介できる求人案件がなくなってしまいます。自分の望む条件が叶う職場環境はどのくらいあるのか、転職市場での競争率の高さはどれくらいか、といった情報を転職エージェントに確認し、認識のすり合わせを行いましょう。

転職市場の理解もなしに自分の要望を押し通すだけでは、やはり転職への意欲が感じられないと思われてしまいます。

転職エージェントがサポートしきれない条件である

2つ目は、希望する条件が転職エージェントのサポート範囲外だった場合です。
転職エージェントは、転職を成功させたい想いがあるからこそ、自分でサポートできないとわかれば潔く断り、他の専門的な転職エージェントに依頼したほうが転職が成功しやすいと考えます。

特化型の転職エージェントは限界がある

特に、特化型の転職エージェントは求人の種類が限られることを把握した上で登録しましょう。例えば、営業職に特化した転職エージェントではオフィス事務の求人数は必然的に少なくなります。

第2新卒を募集する求人に特化した転職エージェントでは、30代が転職できる求人は見つかりにくくなります。自分の希望に合った仕事が見つかりやすい転職エージェントを選ぶようにしましょう。

対応していないエリアは紹介できない

転職エージェントがサポートできるエリアは限られているため、サポート範囲外だと断られてしまいます。

近年はWeb面談もできるため転職エージェントのサポートできるエリアも拡張していますが、たとえ転職エージェントのサイトで全国の求人を扱っていると謳っていても、多くの場合は扱うエリアに偏りがあります。

例えば、東京を拠点とする転職エージェントで地方の求人も多少扱っていたとしても、エリアを「大阪」で「未経験エンジニア」と設定して条件を絞ってしまうと、求人はかなり少なくなってしまうでしょう。

サポートできる転職者の基準を満たしていない

転職者の条件がエージェントの定める基準に達していない場合、求人紹介を断られてしまうことがあります。

転職エージェントの大半は、30歳未満で転職経験が4回以上ある、半年以上のブランクがある、などの独自の基準を設けています。

また、特定の年代に絞っていることもあるため、それらの基準を満たしていない場合は登録そのものを断られてしまうこともあるでしょう。

3.【ケース別】転職エージェントに断られた時の対応方法

転職エージェントに断られたときの対処法をケース別にご紹介します。

・ケース① 自分の希望に合う求人が見つからない場合
→対策:特化型の転職エージェントを利用する
・ケース② 自分のスキルで応募できる求人が少ない場合
→対策:スカウト機能のある転職サービスを利用する
・ケース③ 自分の経歴で応募できる求人が少ない場合
→対策:ハローワークの利用も視野に入れる

以下で、それぞれについて詳しく解説します。

ケース① 自分の希望に合う求人が見つからない場合

自分の条件に合う求人が見つからずに断られてしまった場合は、他の転職エージェントを登録してみるといいでしょう。

特定の業界、特定の年代に合わせた求人を専門とする特化型の転職エージェントを選べば、自分の要望にマッチし、且つ転職が決まりやすい仕事が見つかる可能性が高まります。

転職者の条件とエージェントの提供する案件もマッチしやすいため、転職エージェントに断られてしまう可能性も低くなります。

例えば、エンジニア業界に転職したい場合は「レバテックキャリア」、女性が働きやすい職場に転職したい場合は「Type女性の転職エージェント」などがおすすめです。

ケース② 自分のスキルで応募できる求人が少ない場合

応募したい仕事に対して自身のスキルが不足していた場合、まずは自分の市場価値を知るところからスタートしてみるといいかもしれません。

近年は転職サイトや転職サービスで「スカウト機能」を設置することも増えてきています。

登録すると企業からスカウトを受けられるようになり、自分のスキルや経験がどのような企業に求められているのか、収入の相場はいくらなのか、などがわかるでしょう。

「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」などの大手転職サイトであれば、年代も業界も幅広い求人を扱っているため、スカウト機能で自身の市場価値を測るのにぴったりです。

ケース③ 自分の経歴で応募できる求人が少ない場合

ほとんどの会社を1年や半年で辞めてしまったなど転職経験が多かったり、学歴が不足していることが原因で転職エージェントへの登録を断られてしまった、という方は、ハローワークなども活用してみるといいでしょう。

ハローワークは高齢の方や社会復帰を希望する方向けの求人も扱っているため、経歴が不足していたりブランクがあったりする方でも仕事を見つけやすいです。

また、「エン転職」「インディード」などではブランクがある方でも就業可能な求人や、未経験でも積極採用している求人を取り扱っているので、チェックしてみるといいでしょう。

まとめ:転職エージェントに断られても大丈夫!

転職エージェントに断られてしまったときの対処法をタイプ別にまとめました。

転職エージェントに断られてしまう理由は、転職者の希望条件がエージェントのサポート範囲外であったり、転職エージェントの設定する基準に満たなかったりすることにあります。

原因を突き止めて対処することで、転職エージェントに断られる可能性は少なくなるでしょう。

また他の転職エージェントに相談してみると意外とうまく進むこともあります。

転職エージェントに断られてしまっても諦めず、転職を成功させるためにいろいろな方法を試してみてくださいね。


■執筆・・・CareerTheory編集部
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