【2021年最新】主婦におすすめの資格14選

2021/12/16

住宅ローンや子どもの教育費、そして老後資金……子育て世代にとって、貯蓄はいくらあっても足りないもの。「主婦業の片手間に資格を取得し、何か仕事を始めたい」「実用的な資格を取得して再就職をしたい」と考えているかたも多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、主婦におすすめの資格を、業界の裏情報まで含め分かりやすく解説している転職情報メディア『Career Theory』の編集部に解説してもらいます。

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1.再就職を目指す主婦向け資格7選

再就職を目指す主婦におすすめの資格は、以下の通りです。

・FP技能士3級(ファイナンシャル・プランナー)
・宅地建物取引士
・登録販売者
・保育士
・医科医療事務管理士(医療事務)
・介護職員初任者研修
・日商簿記検定試験3級

これらの資格は、独学で取得でき、再就職の際に大いに役立つためおすすめです。

国家資格なら会社にアピールできる大きなポイントになります。

希望の会社やポジションで求められている資格や能力に合わせて、最適な資格の取得を検討しましょう。

では順番に説明していきますね!

FP技能士3級(ファイナンシャル・プランナー)

ファイナンシャル・プランナーとは、税金や投資、資産運用といったお金に関するエキスパートです。

老後の生活設計や家計管理などの相談に、ライフスタイルや経済環境、収入と支出の内容などさまざまなデータを集めて分析し、アドバイスや資産設計をおこないます。

ファイナンシャル・プランナーの資格には、国家資格の「FP技能士」と、民間資格の「AFP」「CFP」があります。

FP技能士は3級・2級・1級に分かれており、資格試験は日本FP協会と金融財政事情研究会が実施しています。

一方、「AFP」と「CFP」は日本FP協会が実施しており、「CFP」の方が難易度の高い資格です。

それぞれの難易度を比較すると、AFPと2級FP技能士、CFPと1級FP技能士が同程度の難易度となっています。

なお、資格の継続性や日本国内の知名度の観点から、FP技能士取得の方がおすすめです。

まずはFP技能士3級の取得から始めましょう。


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【1】難易度(合格率)
・3級学科:83.25%(2021年5月実施試験結果参考)
・3級実技:76.65%(2021年5月実施試験結果参考)
【2】勉強時間の目安
3級:80~150時間
【3】資格取得にかかる費用
・学科試験費用:3,000円
・実技試験費用:3,000円
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宅地建物取引士

宅地建物取引士とは、土地や建物の売買、賃貸物件のあっせんなど、不動産取引の専門家であることを示す国家資格です。

この資格を取得することで、不動産業界や金融機関への就職で有利になります。

また、多くの会社で資格手当が支給されている点も見逃せないメリットです。

資格試験は不動産適正取引推進機構が実施しています。

試験では以下のような内容が出題されるので、重点的に勉強しておきましょう。

・宅建業法
・民法(権利関係)
・法令上の制限

試験は毎年10月の第3日曜日のみと、年に一度だけです。

年齢や学歴といった受験資格は特になく、誰でも受験できます。

宅地建物取引士の勉強時間の目安は約300時間です。

毎日2時間勉強すれば約半年くらいになります。

試験が10月に実施されるので、3~5月あたりから勉強を始めるようにしましょう。

なお、宅地建物取引士と名乗るためには、宅地建物取引士資格登録や宅地建物取引士証の交付などを受ける必要があります。


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【1】難易度(合格率)
13.1%(*2020年実施宅地試験結果参考)
【2】勉強時間の目安
300時間
【3】資格取得にかかる費用
・受験料:7,000円
・登録実務講習:20,000円
・資格登録手数料:37,000円
・法定講習受講料:12,000円
・宅地取引士証交付申請手数料:4,500円
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登録販売者

登録販売者とは、風邪薬や鎮痛剤といった一般用医薬品の販売ができる国家資格です。

薬剤師が不在の場合でも第2類・第3類の一般用医薬品の販売ができるため、薬局やドラッグストアから注目されている資格です。

ドラッグストアやコンビニ等、医薬品の取扱いのある小売店で働く際に有利になります。

この資格を持っていると、資格手当の支給や高時給が見込まれ、後々店舗管理者として働くことも可能です。

ちなみに、録販売者の資格試験は年に一度おこなわれており、2020年の合格率は41.5%になっています。

年齢や学歴などの受験資格はありません。勉強時間の目安は400時間です。


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【1】難易度(合格率)
41.5%(*2020年度全国平均参考)
【2】勉強時間の目安
400時間
【3】資格取得にかかる費用
・受験料:12,800~18,200円(受験地域により異なる)
・販売従事登録料:7,100~10,300円(受験地域により異なる)
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保育士

子どもが好きな主婦や、親として子育てをおこなった経験のある主婦におすすめな資格は保育士です。

保育士不足や待機児童問題から、保育士の需要は高まっている状況なので、再就職に困ることはないでしょう。

希望の地域で働けるのが大きな強みです。

保育士として働くためには、国家資格である保育士資格の取得が必要です。

保育士の資格を取得する方法には、以下の2種類があります。

・厚生労働省の指定する養成学校を卒業する
・保育士試験に合格する

保育士試験を受験する場合には、受験資格を確認しておきましょう。

大学・短大・専門学校を卒業していれば受験資格がありますが、在学中や高卒、中卒の場合には条件があります。

保育士試験の合格率は概ね20%程度であり、勉強時間の目安は学科のみで100~150時間程度です。

保育士試験は年に2回実施されています。試験日の半年前くらいから勉強を始めるようにしましょう。

なお、保育士試験には造形・音楽・言語の実技試験があり、独学だけでは難しいため、通信講座の受講がおすすめです。


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【1】難易度(合格率)
24.2%(*2020年保育士試験の実施状況参考)
【2】勉強時間の目安
100~150時間(学科のみの場合)
【3】資格取得にかかる費用
・受験料:12,950円
・登録手数料:4,200円
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医科医療事務管理士(医療事務)

医療事務とは、病院やクリニックなどの医療機関で、以下のような業務をおこなう仕事です。

・受付
・会計
・カルテの準備および管理
・診療報酬の請求

医療事務として働くうえで資格は必要ありませんが、おこなう業務が専門的な内容なので、一般事務職とは異なり複数の資格が用意されています。

その中で特におすすめの医療事務資格は医科医療事務管理士になります。

なぜなら、医療事務全般をこなせるエキスパートであることを証明でき、全国各地の医療機関で働けるようになるからです。

ちなみに民間資格である医療事務の資格にはさまざまなものがあり、主な医療事務の資格は以下の通りです。

・医療保険士
・医療事務管理士技能認定試験
・診療報酬請求事務能力認定試験
・医療事務認定実務者

合格率が30~40%の試験からほぼ全員が合格できる試験まで、試験の難易度はさまざまです。

医科医療事務管理士は学科試験と実技試験が課されますが、独学で取得が目指せるレベルでしょう。

医科医療事務管理士に関するその他の情報は以下の通りです。

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【1】難易度(合格率)
54.0%(2021年5月試験実績参考)
【2】勉強時間の目安
300時間
【3】資格取得にかかる費用
試験料:7,500円
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介護職員初任者研修

介護士として働くにあたり必要になる資格の一つで、もっとも基本的な資格です。

介護の資格は上位資格が数多くあるので、経験を積んで資格のステップアップができる点も魅力的です。

介護士の仕事は無資格で始めることもできますが、その場合は介護助手職となり、有資格者のサポート業務をすることになります。

具体的には、要介護者の身体介護ができず、有資格者に比べて給与が低くなります。

修了評価は介護職員初任者研修後におこなうので、難易度はさほど高くありません。

なお、講座期間の目安は4カ月程度になります。

研修終了後に介護職員初任者研修を受講したスクールで筆記試験をおこないます

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【1】難易度(合格率)
90%以上(講座関係者情報参考)
【2】勉強時間の目安
130時間
【3】資格取得にかかる費用
講習費用:無料~16万円(受講場所により変動)
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日商簿記検定試験3級

日商簿記とは、日本商工会議所および各地商工会議所が実施している、簿記に関する検定試験です。

簿記は企業の経理部門でおこなう業務に関する内容なので、経理部門への就職・転職で有利になります。

また、簿記の知識は営業・販売・製造の分野でも役に立つので、幅広い職種・業種への就職でも効果的です。

しかし、3級のみの取得は就職の際にはあまり評価されていません。

そのため、資格を取得して就職に活かすつもりであれば、2級以上の合格を目指しましょう。

2級までは独学でも取得が狙えるレベルです。


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【1】難易度(合格率)
2級:24.0%(2021年6月試験実績参考)
【2】勉強時間の目安
・2級 200時間
・3級 70時間
【3】資格取得にかかる費用
・2級受験料:4,720円
・3級受験料:2,850円
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2.主婦業に役立つ!ライフスタイルに関連する資格5選

毎日の主婦業に役立つ、もしくは主婦業の成果の証明につながる資格を紹介します。

【食生活】
・食生活アドバイザー3級
・野菜スペシャリスト

【住環境】
・カラーコーディネーター スタンダードクラス
・クリンネスト1級(お掃除スペシャリスト)
・整理収納アドバイザー準1級

食生活と住環境に関する資格で、実用的かつ取得難易度が高くないものを厳選しました。

気になる資格や勉強してみたいと思う資格にチャレンジしてみましょう。

食生活アドバイザー3級

食生活アドバイザーは、健康的な食生活を送るための知識が身に付けられる資格です。

一般社団法人FLAネットワーク協会が、検定試験を実施しています。

試験は2級と3級の2種類に分かれており、試験日は7月と11月の年に2回です。

毎日の食事を起点に、自分や家族の健康により気をつかっていきたい主婦におすすめです。


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【1】難易度(合格率)
3級:約65%(公式Q&Aのデータ参考)
【2】勉強時間の目安
1~3カ月
【3】資格取得にかかる費用
3級受験料:5,000円
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野菜スペシャリスト

野菜スペシャリストは、野菜や果物に関する知識を学べる資格です。

食材としてつかう場合の選び方や調理法、栄養面での効果などを学習します。

検定試験を実施しているのは、食生活アドバイザーと同様に一般社団法人FLAネットワーク協会です。

毎日料理をつくっている主婦にとっても役に立つ資格です。

資格を取得するためには、ユーキャンの資格取得講座を受講する必要があります。

合格率はほぼ100%、約5か月で資格を取得できるので、初めて資格に挑戦する主婦でも安心して挑戦できる資格と言えるでしょう。


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【1】難易度(合格率)
ほぼ100%
【2】勉強時間の目安
100時間
【3】資格取得にかかる費用
受講費用+試験費用:39,000円
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カラーコーディネーター スタンダードクラス

カラーコーディネーター検定は、色の持つ性質や効果を理解し、色の選定や配色ができるようになる資格です。

カラーコーディネーター検定は東京商工会議所が主催しており、試験は毎年6月と12月の年に2回です。

スタンダードクラスとアドバンスクラスに分かれています。

スタンダードクラスなら、通信講座を利用することで約半年で合格できるでしょう。

ファッションやインテリア、メイクに興味がある主婦におすすめの資格です。


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【1】難易度(合格率)
スタンダードクラス:72.3%(*2020年度試験実績参考)
【2】勉強時間の目安
50~100時間
【3】資格取得にかかる費用
スタンダードクラス試験費用:5,500円
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クリンネスト検定1級(お掃除スペシャリスト)

クリンネスト1級は、プロの掃除テクニックが身に付けられる資格です。

ユーキャンのお掃除スペシャリスト講座を受講し、試験に合格すれば、クリンネスト1級および2級の資格を取得することができます。

ユーキャンで資格取得を目指す場合、テキストでプロの技術を学べるうえに、プロのお掃除道具9点セットも付いてきます。


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【1】難易度(合格率)
不明
【2】勉強時間の目安
100時間
【3】資格取得にかかる費用
受講費用+試験費用:39,000円
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整理収納アドバイザー準1級

整理収納アドバイザーは、部屋の片づけや整理収納のテクニックが学べる資格です。

資格試験の認定は、ハウスキーピング協会がおこなっています。

下記のような悩みを持つ主婦におすすめの資格です。

・部屋の片づけがうまくいかない
・物が捨てられない
・どこにしまったか分からなくなる

ユーキャンの整理収納アドバイザー講座を受講すれば、在宅で2級・準1級資格が取得でき、1級の受験資格も得られます。


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【1】難易度(合格率)
80%
【2】勉強時間の目安
100時間
【3】資格取得にかかる費用
受講費用+試験費用:44,000円
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3.独立して稼ぎたい主婦におすすめの資格2選

独立して仕事がしたい、在宅でできる仕事を探している主婦におすすめな資格は以下の通りです。

・ネイリスト技能検定3級
・全米ヨガアライアンスRYT200(ヨガインストラクター)

資格を取得すれば就職にも有利ですが、経験を積んで実力を身に付ければ、独立して稼ぐことも可能です。

自分の好きなことを活かして自由に働きたいという方におすすめです。

ネイリスト技能検定3級

ネイリスト技能検定は、ネイリストとしての正しい技術と知識が身に付けられる資格です。

検定試験は公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが主催しており、年に4回実施しています。

筆記試験と実技試験に分かれており、技術も学ばなければならないため、完全独学ではなく、通信講座の受講がおすすめです。

試験は難易度別に1級から3級に分かれています。

ネイルサロンなどへの就職で有利になるのは2級からです。

また、ネイルサロンによっては、1級取得者のみを採用しているところもあるようです。

なお、飛び級の資格取得はできません。

ネイリストとしての実力を身に付け、実績を積んで独立開業するためにもまずは3級の取得から始めましょう。


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【1】難易度(合格率)
3級:84.8%(*2021年3月試験実績参考)
【2】勉強時間の目安
100~150時間
【3】資格取得にかかる費用
3級受験料:6,800円
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全米ヨガアライアンスRYT200(ヨガインストラクター)

ヨガインストラクターは、ヨガの本格的な知識と技術を身に付け、人に教えられるようになる資格です。

ヨガ関連の複数の団体が、それぞれ資格の認定をおこなっています。

主な認定団体は以下の通りです。

・全米ヨガアライアンス
・NPO法人 日本YOGA連盟
・一般社団法人全日本ヨガ協会(AJYA)
・社団法人日本ヨガインストラクター協会

その中でもおすすめなのが、全米ヨガアライアンスというヨガ団体の認定資格である、RYT200の取得がおすすめです。

その理由は、ヨガインストラクターとして必要な知識を幅広く学べ、数あるヨガ資格の中でも高い信頼性があるからです。

また、日本はもちろん、世界70カ国で通用する資格です。

RYT200の取得のためには、全米アライアンス認定のスクールで所定の180時間程度の授業を受ける必要があります。


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【1】難易度(合格率)
ほぼ100%
【2】勉強時間の目安
180~200時間
【3】資格取得にかかる費用
受講費用:248,000円~(スクールによって変動)
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4.まとめ

主婦が資格を取得する場合に重要なことは、目的を明確にしておくことです。

なんとなく良さそうな資格を取得してしまうと、後になって何の役にも立たなかったなんてことにもなりかねません。

再就職を有利に運びたいのか、実生活を豊かにしたいのかなど、何のために資格を取得するのかを明確にしたうえで、取得する資格を選びましょう。

また、資格を取得するためには、ある程度の時間とお金が必要です。

効率良く資格を取得したいのであれば、ユーキャンなどの資格講座を活用することをおすすめします。

自分に合った資格を見つけことができ、人生がより充実するよう祈っています。

■執筆・・・CareerTheory編集部
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