韓国の「たい焼き」プンオパン(フナ焼き)ってどんなもの?日本との違いや人気の理由を解説

2023/06/21

「韓国のたい焼きってどんな食べ物なの?」
「日本のたい焼きと韓国のたい焼きの違いはなに?」
「韓国のたい焼きが人気の理由を教えてほしい」
韓国のたい焼きについて、このような疑問を抱いているかたもいるのではないでしょうか。

本記事では、韓国のたい焼きの起源や味のバリエーションに加え、日本のたい焼きとの違いを紹介しています。

この記事を読むことで、韓国のたい焼きについて詳しく知ることが可能です。また、その情報を元に、韓国のたい焼きをより楽しめることでしょう。

韓国のたい焼きを食べてみたいかたはもちろん、韓国のたい焼きについて深く知りたいかたも、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

韓国ドラマをこよなく愛し、夢は韓国留学すること。好きなジャンルはラブコメ、好きな俳優は多すぎて挙げきれない。

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韓国のたい焼きって?

韓国のたい焼きは日本のたい焼きと同じように、屋台で販売されている冬の定番お菓子で、韓国では「붕어빵(プンオパン)」と呼ばれています。プンオパンの味は基本的に小豆あんが多く、見た目も日本のたい焼きにそっくりです。

世界的K-POPアイドルグループBTSのメンバーもプンオパンを食べていることから、韓国の人気お菓子といえるのではないでしょうか。

起源は日本のたい焼き?

1930年頃、日本のたい焼きが日本統治時代の朝鮮に渡り、広まったのが起源とされています。当時はプルパンと呼ばれていて、食糧難の戦時中も屋台などでリーズナブルな値段で買えるお菓子として人気だったものの、韓国の経済成長に伴い、一時期は見かけなくなっていました。

しかし、1990年代にプンオパンとして復活し、再び普及されるようになったと言われています。

日本と韓国のたい焼きの違い

冬には韓国の人気のストリートフード、カリカリと暖かい魚の形をしたパン。
bong hyunjung/gettyimages

日本と韓国のたい焼きは一見、同じに思えますが実際はプンオパンの方が小さく、「붕어(プンオ)」は韓国語で鯛ではなく「鮒(フナ)」という意味です。

さらに日本のたい焼きは中にぎっしりあんこが詰まっていて丸みを帯びているのに対し、プンオパンは中心に小豆あんが入っていることから細くて直線的な見た目をしています。

また、プンオパンはヒレが大きめで、日本のたい焼きは和食として提供される魚と同じ向きで置いているのに反して、プンオパンにはそのようなルールはありません。

韓国のプンオパンが人気の理由

プンオパンが人気の理由は寒い冬の日にピッタリなあったかお菓子であるのと同時に、値段がとても安い点も大いに関係しています。屋台によって多少、値段は変わるものの、1個~5個で約500ウォン~1,000ウォン(日本円に換算すると50円~100円)ほどで購入できます。

そのうえ、ふつうサイズのプンオパンより小さな一口サイズのミニプンオパンも登場したことにより、お土産やおやつ用に購入する人がさらに増えました。

プンオパンの味のバリエーション

日本のたい焼き同様、韓国のたい焼きも小豆あんやカスタード味が定番ですが、白あんやチョコレート、韓国ならではのキムチなどほかにもオリジナリティがあふれたさまざまな味のプンオパンを販売しています。

サツマイモ味のプンオパンの生地には紫イモが混ざっていることからピンク色で、胴体部分にはサツマイモのあんが詰まっています。さらに、よく伸びるモッツァレラチーズが入ったものや、ピザプンオパンと呼ばれるトマトソースやハム、チーズにコーンが詰まったものまで多種多様です。

プンオパンが楽しめるスイーツ

子供を持つアイスクリーム
Image Source/gettyimages

ここまでプンオパンは冬の定番お菓子だと紹介してきましたが、夏や一年中でもプンオパンを楽しめるスイーツやお菓子も存在しています。では一体どのようなものがあるのか、たい焼きアイスやチャムプンオパンなど、これから3つのスイーツを紹介していきます。

コーンにプンオパンを使ったソフトクリーム

普通サイズのプンオパンをコーンに見立て、大きく開いた口の上にソフトクリームを乗せ、さらにチョコソースなどをトッピングしたスイーツです。

ソフトクリームは定番のバニラ味以外にもチョコや抹茶味など種類はさまざまで、トッピングもお店によって違う味のソースやフルーツなどがオシャレに盛りつけられています。

たい焼きアイス

日本の冷凍食品コーナーでよく見かける、たい焼きの形をしたモナカの中にアイスとあんこが入った、たい焼きアイスは韓国にもあります。韓国語ではプンオパンアイスクリムと呼ばれていることから、こちらも正確には鮒アイスです。

チャムプンオパン

チャムプンオパンは鮒の形のモチモチした生地に小倉あんや餅、チョコレートが入ったお土産の定番にもなっているスイーツお菓子です。

味のバリエーションもさまざまで、黒砂糖やシナモン、ピーナッツなどが入った韓国の定番お菓子であるホットク味や、特に人気が高いハニーバターアーモンド味などがあります。

1箱6個入りの個包装のお菓子で、お土産屋以外の販売場所はコンビニやスーパーなどです。なお、ホットク味のチャムプンオパンは個包装の袋から取り出し、耐熱皿に乗せて電子レンジで8秒ほど温めれば、より甘さと風味を楽しめます。

韓国で人気のプンオパンを食べてみよう!

見た目が日本のたい焼きに似ていることからパクリだと思うかたもいるでしょう。しかし、このように比較してみると、プンオパンは独自の進化を遂げた韓国の人気お菓子と言えます。

韓国に行った際には定番の小豆あんやカスタードはもちろんのこと、たくさんの屋台を渡り歩き、さまざまなアレンジを加えられたいろんな味のプンオパンを食べ比べてみてください。

 
 

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