オデン (韓国の屋台)

韓国で人気のおでんについて解説!具材やスープなど日本のおでんとの違いをご紹介

2023/06/19

「韓国にもおでんがあるの?」
「日本のおでんとの違いってどんなところ?」
「韓国で人気のおでんの具材やお店を教えてほしい」
韓国ドラマには屋台料理の定番としておでんが登場することがあるため、このような疑問や興味を持っている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、韓国の定番の屋台料理であるおでんについて、日本との違いや韓国で人気のおでんの具材、人気店を紹介していきます。

この記事を読むことで、日本と韓国のおでんの違いや韓国のおでんの実態について把握することが可能です。その知識を元に、ドラマだけではなく実際に韓国に行った時に日本とはまた違った韓国のおでんを楽しむことができるでしょう。

韓国ドラマを通じて韓国おでんに興味を持った人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

韓国ドラマをこよなく愛し、夢は韓国留学すること。好きなジャンルはラブコメ、好きな俳優は多すぎて挙げきれない。

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韓国のおでんはドラマでも登場する定番の屋台料理

おでんといえば日本のソウルフードのひとつとして認識している人が多いですが、実は韓国にも韓国おでんがあります。発祥は釜山で、屋台の定番かつ名物料理として地元の人たちはもちろん、観光客にも人気を集めているグルメです。

そのため発祥である釜山を中心として韓国でのおでんは、屋台だけではなく家庭でも食べられているなど、小腹を満たすためのストリートフード・庶民の味としてなじみ深いものとなっています。

日本のおでんと韓国のおでんの違い

一説には日本のおでんが韓国に伝わったと言われていて、日本のおでんと似通っている部分はいくつかあります。ただ韓国おでんは地元の人たち向けにアレンジされている部分も多く、日本のものと異なっている部分を楽しむことが可能です。

日本のおでんと韓国のおでんの違いとしては、食べ方や具材、スープなどがあり、ここからはそんな違いと韓国おでんの特徴を紹介していきます。

食べ方の違い

韓国おでんは具材が全て長い串に刺さっていて、具材とは別にコップにスープを入れてもらってから食べるのが一般的です。

日本のおでんも串に刺さっているものはありますが、韓国のおでんは全て必ず串に刺さっています。これは一般的に韓国のおでんが屋台で出されていることが理由で、歩きながらでも食べやすいようになっているのです。

具材の違い

日本のおでんはじゃがいもや大根などの野菜が入りますが、韓国のおでんはほとんど野菜を入れないという違いがあります。ただ屋台によっては野菜を入れている場合もあるようです。

韓国おでんのメインの具材はオムクと呼ばれる魚介類の練り物で、日本のおでんでいうところのかまぼこやさつま揚げのようなものです。じゃばらのように串に刺さっていて、一見すると油揚げのような見た目になっています。

ほかにもトッポッキやこんにゃくなどが入っていることもあります。

スープの違い

ほかにも日本のおでんとの違いとして挙げられるのが、スープです。日本のおでんは昆布やカツオ、椎茸などから出汁を取ったものが基本ですが、韓国のおでんはそれにプラスして唐辛子やコチュジャンが入った辛味ベースになることが多くなっています。

また屋台によってスープの味が異なっているのも特徴で、ヤンニョムたれなどのソースを追加してアレンジするスープも人気です。

韓国のおでんの人気の具材

韓国のおでんはオムクなど日本とは違う具材が入っていることがあるほか、屋台やお店によって取り扱っている具材が異なる場合が多くなっています。特にオムクは、チーズや野菜が練り込まれているものがあるなど、アレンジされているものも少なくありません。

そのため、韓国のおでんを食べたい場合は事前にチェックしておくことがおすすめです。特に人気の具材を知っておけば、より韓国のおでんを楽しむことができます。ここからは、韓国のおでんの人気の具材を紹介します。

オムク(板おでん)

韓国おでんの代表的なメイン具材として挙げられるのが、オムクです。板おでんとも言われていて、油揚げのような薄さを持つ魚介類の練り物になっています。白身魚のすり身に小麦粉や塩を加えて練ったもので、じゃばら状にして串に刺したものが一般的です。

アレンジしたものではチーズや野菜を練り込んだものや四角または楕円形のものなど、屋台によってさまざまなオムクを楽しむことができます。

コニャク(こんにゃく)

日本のおでんの具材のひとつとして親しまれているこんにゃくは、韓国おでんでもコニャクと呼ばれて親しまれている人気具材のひとつです。日本の場合は四角または三角の形ですが、韓国では薄く広げたものをじゃばら状にして串に刺さっています。

長時間煮込むことでスープの味がしっかり染み込んでいるため、噛むごとにスープの味が楽しめます。ちなみに日本ではこんにゃくに味噌だれをつける人が多いのに対して、韓国ではこんにゃくには唐辛子のきいた醤油だれをつける人が多いです。

トック

トックはトッポッキと同じく、お米で作った餅です。こちらも韓国おでんには欠かせない具材のひとつで、もち米で作ったものよりも固く団子のような歯切れの良さが特徴となっています。煮崩れしにくいため、おでんの具材にはもってこいです。

細長い棒状になって串に刺さっていることが多く、もちもちとした食感と食べ応えが人気を集めています。

スンデ

スンデは韓国おでん特有の具材で、豚の腸詰です。これは豚の腸の中に豚の血液やモチ米のほか、香味野菜・チャプチェの麺などが詰まっています。これをスープで長時間煮込んだものであり、ソーセージのようでお酒にも合うところが魅力です。

おいしい反面、独特の見た目から慣れていない人には敬遠される場合もあるため、その点を踏まえて購入するのがおすすめです。

辛めが多いが味わい深い韓国のおでんのスープの楽しみ方

韓国おでんの魅力は具材だけではなく、スープを楽しめるという点にもあります。日本のおでんと違って唐辛子やコチュジャンがきいた辛味が強いスープは、辛いだけではなく出汁の味もきいているので味わい深いものとなっています。

また韓国おでんのスープは屋台やお店によって味が工夫されており、それぞれの味を比べて楽しむことが可能です。さらに紙コップでスープが渡されるためスープだけを楽しむことができ、おかわりも可能となっています。

このため、韓国おでんのスープは単体で味わうという楽しみ方もできるところがおすすめです。

おでんが美味しい韓国の人気店

韓国おでんは屋台だけではなくお店でも販売されていて、人気店は観光客だけではなく地元の人たちからも支持されています。そのためより本場の韓国おでんを楽しみたい、地元の人たちも親しむ味を知りたいという人は、人気店を調べてみることがおすすめです。

ここからは、おでんが美味しい韓国の人気店を4つ紹介します。

釜山サムジンオムク本店・体験歴史館

1953年に魚介が豊富に獲れる釜山で創業された老舗オムク店である釜山サムジンオムク本店は、釜山駅構内の好立地ということで地元の人はもちろん、多くの観光客が足を運ぶ人気店として高い知名度を誇っています。

販売されている具材はバラエティ豊富で、1個から購入することが可能です。また近くにある体験歴史館ではオムク作りを体験することができるなど、食べる以外の楽しみもあります。

コレサオムッ海雲台店

韓国おでんの中でも釜山おでんを代表する人気店として挙げられるのが、コレサオムクです。創業以来、魚肉の割合が高い具材を提供しているところが特徴となっています。またスタンダードな具材だけではなく新商品も開発しており、老若男女問わず指示されているお店です。

また海雲台店内にはカフェが併設されていて、おでんを使った麺料理が食べられるほか、おでん作りを体験できるコーナーも設けられています。

チョポットッポッキ弘大(ホンデ)2号店

チョポットッポッキ(組暴トッポッキ)は、屋台トラックからおいしいと話題になって店舗を構えるまでになった人気店です。特にソウルの学生街で展開していることから若者を中心に人気を集めているほか、居酒屋メニューも楽しむことができます。

年中無休なのでいつでも足を運びやすく、店の名前にもなっている甘辛のトッポッキがおすすめです。ちなみにおでんはスープを含めてセルフサービスとなっており、立ち食いできるスペースも用意されています。

乙支(ウルチ)おでん

乙支オデンは明洞の隣乙支路(ウルチロ)にある人気店で、韓国で卵たっぷりのハタハタが人気を集めている居酒屋となっています。ハタハタを中心に魚介がおいしいお店として有名で、2種類の韓国おでんと串刺しのこんにゃくが楽しめます。

おでんを注文するとたれをもらえるので、そちらを使ったアレンジや味変が可能です。ちなみにスープだけでも注文できるため、スープだけを楽しみたいという人にもおすすめです。

韓国のおでんを家で作れるレシピ紹介

オデンの韓国屋台
arrrief/gettyimages

韓国のおでんは日本のおでんのスープに唐辛子やコチュジャンを入れる、もしくは湯通しをしトッポッキは1分茹でて下ごしらえをすれば、家庭でも手軽に作ることが可能です。より本格的なものにしたい場合は、通販で具材などを購入することもできます。

ここからは、韓国おでんを自宅で再現したいという人におすすめんレシピを3つ紹介します。

韓国風おでん

韓国風おでん
出典:E・レシピ

日本ではスンデやオムクは手に入りづらいですが、日本で簡単に手に入る食材を使っても汁を韓国風にするだけでも気軽に韓国おでんを楽しむことができますよ。コチュジャンダレを付けて食べれば気分は韓国屋台!

ピリ辛タレで食べるおでん

通常の日本おでんの出汁にコチュジャンやすりおろしにんにくを入れると、チゲのようなピリ辛スープの韓国風おでんに仕上げることができます。

スープがピリ辛だと辛いという場合は、コチュジャンと焼き肉のタレとゴマ油を加えてピリ辛タレを別に作っておくと、食べる時に辛さを調整しやすいので辛いのが苦手な人や小さなお子さんと一緒に食べる時に便利です。

煮干し出汁のおでん

辛いものが苦手な人でも韓国おでんを楽しむ方法として、煮干し出汁で作るやり方があります。作り方は簡単で、煮干しと昆布を30分以上漬け込んで味を出してから、オムクや野菜をじっくり煮ると優しい味わいの韓国おでんになります。

さらにダシダを加えるとより韓国風の味わいにできるため、初めて挑戦する人でもおいしく楽しむことが可能です。

簡単韓国の味ダシダで作るおでん

ダシダは牛肉出汁粉末で、これを入れるだけで簡単に韓国の味を再現することができます。それを活用してダシダでスープを作れば、おいしい韓国流の出汁でおでんを楽しめるようになるのです。

さらに具材として、薄切りのオムクを串に刺して煮るとより韓国おでんらしさが出やすくなります。

韓国定番屋台フードのおでんを食べてみよう!

寒くなってくると恋しくなる鍋料理の代表・おでんは、実は日本だけではなく韓国でも定番料理として親しまれています。

日本のものとはスープや具材、食べ方が異なっているものの、その違いがおいしいと評判も良く、ホームパーティー用の料理として楽しんでいる人も多いです。

本場韓国の屋台や人気店ではより本格的な韓国おでんを楽しめるほか、自宅でも手軽に作れるので、本記事を参考にして韓国おでんを食べてみてはいかがでしょうか。

 
 

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