疲れや便秘、さらには大腸ガンのリスクも!?「冷え腸」チェックテスト
2020/04/27
多くの人が悩む「冷え」。最近では、指先や足先だけでなく「腸」が冷えている人が増えています。あなたの腸は大丈夫ですか?早速「冷え腸」なのかどうかをチェックしてみましょう。
急激な寒暖差に注意!
「腸が冷えると排せつの機能が低下します。すると老廃物がたまり、腸内環境が悪化するので、腸の働きはますます落ちてしまいます」と話すのは、4万人の腸を診てきた専門医・松生恒夫さん。特に、室内と外気温の温度差が10℃を超える冬や夏は注意が必要だといいます。急激な寒暖差に体がついていけず、腸が冷えきってしまうそう。「冷え腸を改善するには腸を温める、または腸内環境をよくして腸を元気にすることが重要。まずは食生活、生活習慣の見直しを!」
「冷え腸」チェックテスト
腸の冷えは、外気温の影響はもちろん、生活習慣やストレスからも悪化。特に40代以降は腸の働きが約3割低下するので要注意です。
□ 手足の指先はもちろん、下半身全体が冷えやすい
□ 湯ぶねにつかるのは5分以下
□ 歩くのは1日10分以下
□ 運動をする習慣がない
□ ソファでだらっとするのが好き
□ お酒や冷たいジュースが好き
□ 朝食は食べない、または飲み物だけですませる
□ 夏はクーラーのきいた部屋で過ごすことが多い
□ 朝晩の気温差が激しくなると体調が悪くなることがある
□ 便秘や下痢をすることがある
□ 常に腹部に膨満感がある
*当てはまる数が多いほど、「冷え腸」の可能性大!「冷え腸」をほうっておくと、こんな不調が……
●大腸がんや乳がんのリスクがUP
●自律神経が乱れてやる気がダウン
●疲れやだるさが取れない
●便秘やガスだまりでおなかぽっこり
腸が冷えているといいことはありません。冷えを改善すればぽっこりお腹がスッキリし、免疫力もアップしますよ!「冷え腸」の人は適切な運動や食事を行って「ポカポカ腸」をめざしましょう。
<監修>
医学博士・松生恒夫さん
松生クリニック院長。30年以上にわたり大腸疾患を抱える患者を診療。近著に『腸がよろこぶ植物性乳酸菌のチカラ』(双葉社)がある。
参照:『サンキュ!』2019年1月号「ラクなのに効くのは『腸活』『温活』」より。掲載している情報は18年11月現在のものです。撮影/市原慶子 構成/ RIKA 取材・文/長島恭子 編集/サンキュ!編集部
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