夫への愛が一瞬で冷めることとは?妻たちのホンネ

2024/03/12

「永遠の愛を誓います」と、満面の笑みで手を取り合ったウェディング。しかし、夫婦生活を続けるなかで、その“永遠の愛”が一瞬で冷めてしまうことも残念ながらあります。

今回は、妻側の視点から「夫への愛情が一瞬で冷める」瞬間について、夫婦関係のスペシャリストである「恋人・夫婦仲相談所」の所長・三松真由美さんに解説してもらいます。

会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、We...

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8割以上の妻が夫にストレスを感じている!?

結婚当初はラブラブだった夫婦も、いずれは馴れ合いの関係に移行します。気を遣わない安心できる存在になった……と言えば美しく聞こえますが、夫のルーズな部分や、寝相が悪くて歯ぎしりがひどいことなどに苛立ちを感じるようなら、それはストレスと言えます。

では、実際に妻たちはどれくらい夫にストレスを感じているのでしょうか?

少し昔の調査ですが、「リビングくらしHOW研究所」が2018年10月に実施した“夫婦関係についてのアンケート”結果を見ると、「夫は、あなたのストレスの原因だと思いますか?」という問いに対する回答は「とてもそう思う」が14.2%、「半分くらいはそう思う」が18.9%、「たまにそう思う」が50.0%でした。程度に差はあれど、8割以上の妻たちが夫にストレスを感じているわけです。

あなたの夫は大丈夫?妻を爆発させる言動をチェック!

筆者は「夫への愛が一瞬で冷める」は、溜まりに溜まったストレスが爆発する瞬間に訪れるものと考えています。前述のとおり、世の妻の多くが夫に対してストレスを感じています。「爆発の危機=愛が一瞬で冷める」は他人事ではありません。

ここからは、妻の我慢の限界を超えさせる“愛の一瞬消滅”への一歩となる夫の言動を挙げていきましょう。妻の皆さまは、自分の夫に対して思い当たるところがないかチェックしてみましょう。もし「うちの夫って……」と感じたときは、最後に紹介する対策を試みてくださいね。

1.日々発せられる上から発言

「なぜ夫は私を馬鹿にするのか?」と日々憤っている妻は多いでしょう。「だからお前はダメなんだ」「君の言うとおりにしてうまくいったことがない」「僕のほうが給料いいよね」「常識だよね?」といった上から発言は、ひとつ出るたびに妻のストレスを増加&蓄積させていきます。

2.外ヅラはいいが家ではブスっとしている

親族や近所の人の前では笑顔でコミュニケーションしているのに、2人になった途端、しかめっ面で楽しくなさそうにする――そんな夫の態度に悩む妻もいるはず。その夫の態度自体もストレスですが、ママ友から「やさしそうな旦那さんでいいわね」と言われるたびに「全然違うし…」と心中で葛藤するのも多大なストレスになります。

3.妻を「おかあさん化」している

妻がキッチンに立っていたり、子どもに着替えをさせていたり、ほかのことで動いているときにも「○○やってよ」と畳みかけてくる夫。子どもになにか頼まれたら「ママにやってもらいなさい」と仕事をふってくる夫。妻を頼りにしていると言えば聞こえはいいですが、実態は「おかあさん化」の強要です。風呂場から響く「ママー、着替え取ってー」にイラっとしない妻はいないでしょう。

4.スマホに夢中すぎる

スマホと向き合う時間が長い夫にありがちなのが、この態度。ゲームやSNSチェックに夢中で、妻が「ちゃんと話を聞いてよ」と言っても気持ちは常にスマホ側にあります。この手のプチストレスが続くと会話レスの夫婦になり、やがてストレス爆発=愛も冷めてしまいます。

5.理不尽な理由で子どもに怒鳴る

「『夫に冷められない妻』になるための5か条」でも解説しましたが、妻が子どもを叱るときに見せる「鬼顔」は、夫にとっても怖い&愛が冷めるもののひとつ。これは逆も然り。夫の「鬼顔」にも、妻は恐怖とストレスを感じるものです。疲れているから休みたい気持ちはわかるが、子どもに当たり散らすのは夫としての器が小さいと言わざるを得ません。

「イラっとさせる」夫の言動に妻はどう対処すべきか?

以上はほんの一部ですが、「あるある!」と共感するかた、「改めて考えれば確かにヒドイよね……」と気がつくかた、妻たちの反応はいろいろかと思います。

愛が冷めたから夫をストレスに感じるのか、またはその逆なのか……確かな答えはありません。しかし、愛の一瞬消滅は、どんな夫婦にも起こり得ます。そうならぬよう、妻が感じているプチストレスに気づくのが夫の務めなのですが…残念ながら察してくれる夫は少数。

なので、妻は上に挙げたような言動が出るたび、それがストレスであることを夫に告げて、都度解消していきましょう。「そんな面倒なことを何で私が!」と憤る妻もいるでしょうが、筆者の経験上、具体的に言葉で伝えないと腑に落ちない夫は多いです。

妻が「こう言われたらこんなブルー気分になるからなおしてね」と伝える。面倒臭がらず伝える!しつこくならない程度に伝える!そして、夫は都度反省する…永遠の愛のキープには努力がいるものなのです。



◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

三松真由美さん最新刊「夫とだけ、感じません」発売中

出典:Amazon

 
 

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