パートを辞めて専業主婦になったけど貯蓄をキープ!その方法とは!?
2020/02/12
働き方が多様化している昨今。パートを辞めて専業主婦になった人にインタビュー!辞めて不安はなかったのか?夫の収入だけで貯蓄は殖やせるのか?など、さまざまな質問に答えてくれました。
<教えてくれた人>
Nagomyさん(埼玉県 35歳)
夫(33歳)、長男(6歳)、二男(5歳)、長女(1歳)の5人家族。結婚7年目。サンキュ!アンバサダーを務め、本誌のやりくり特集にも度々登場。
◎Nagomyさんのお仕事年表◎
12年〜専業主婦
13年長男誕生
14年二男誕生
16年10月幼稚園代(2人分で月10万円)を稼ぐためパートスタート
17年6月長女妊娠
17年12月パートを辞め、専業主婦に
なぜ辞めたの?
長男と二男の幼稚園代を稼ぐため、長男が入園する前の年からパートに出ました。2人は年子なので、二男も入園すれば月謝や給食代、園での課外授業代など2人分で月10万円かかります。月収ではとてもまかないきれず、切羽詰まって働き始めました。
週5日9〜15時のパートは楽しかったけれど、どうしても時間に追われて家事・育児にはまったく余裕がなかったです。パート終わりは疲れているし、家事もしないといけない。なのに園から帰った長男に「眠い」「疲れた」「寂しい」といつまでもぐずられると、「うるさい!!」とキレてしまうこともしょっちゅう……。かわいそうなことをしたと思うけれど、当時の私にはそれを受け止めるゆとりがありませんでした。
どうやって辞めたの?
パートを始めて半年が過ぎたころ、長女を妊娠。育休を取って復帰することも考えましたが、忙しさにイライラが募る生活を一度リセットしようと決意。「産休を取るのと同じタイミングで辞めれば、職場に迷惑をかけずにすむ」と考えて、妊娠8カ月までは仕事を続けました。
辞めて不安はなかった?
収入減で、幼稚園代をどうするかが大問題!辞める前から節約に励み、生活費を月2万円以上削ったけれどカバーしきれません。夫に相談しても「なんとかなる」と楽観的。片や私は不安でいっぱいです。お金のことより夫が協力してくれないことがずーーっと不満でした。「男は外で働いてくるしかない」と言って、共働き中もワンオペ育児。「家事・育児に仕事までしている私と、仕事オンリーの夫。果たしてわが家にこの人は必要なのか?」という疑問が頭を離れず、ケンカもいっぱいしました。
辞めて変わったことは?
「夫がこの調子では自分でなんとかするしかない」と1人で頑張っていましたが、もう限界。夫に家計簿を見せ、「来年は幼稚園代が2人分かかるけれど、仕事を辞めないといけない。3人目が生まれればもっとお金がかかる。だから食費もレジャー費もいろいろ削った。それでも幼稚園代がたりない」と、窮状を淡々と説明しました。そして、「このままでは月謝が安い園に転園するしかない」と伝えると、ようやくわかってもらえました。夫のスマホ代と小遣いの見直しに協力してくれて2万5000円が浮き、幼稚園代を捻出できました!これをきっかけに夫婦で同じ方向を見て家計に取り組めるようになり、気持ちがすごくラクに!
月収は8万円以上減ったけれど、貯蓄もなんとか続行中。家族旅行もあきらめず、去年はグアムに行けました!給料日前はすっからかんの冷蔵庫を見ながら、夫と「これやばくない!?」「電源抜いておけば(笑)」と冗談を言い合ったり、暮らしも夫との関係も今のほうが楽しいです。
自宅で月1万円のプチ稼ぎもスタート!
19年からWebライターを始め、月1万円ほど稼いでいます。家でできて、子どもたちが遊んでいる間や夜寝たあとに仕事を進めるなど、時間調整しやすいところも私に合っています。今後は仕事を増やして収入アップするのが目標です!
「長女の昼寝中に原稿書き。起きてぐずるとおんぶして、立ったまま仕事することも」
「夫の携帯電話は格安スマホにチェンジして月5000円減。小遣いは月3万円から週3000円に」
辞めたいと思っている人へメッセージ
世の中、働く方法も暮らし方も選択肢はいろいろあります。収入減や次の働き口が見つかるかなどの不安も、とことん考えれば解消の糸口は意外と見つかるもの。道はきっと開けますよ!
参照:『サンキュ!』2月号「仕事、やめていいですか?」より。掲載している情報は19年12月現在のものです。イラスト/おぐらなおみ 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部
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