周年記念結婚式の日に彼の妻とリラックスアジア中年男

じつはセックスフルも多数!?50代、60代夫婦の寝室事情を専門家が解説

2020/08/22

若いうちからセックスレスに悩む夫婦が多くいる一方で、50代、60代になっても営みを楽しんでいる夫婦もいるそうです。夫婦仲相談所の所長である三松真由美さんに解説してもらいます。

じつは多い?アラフィフ、アラカン世代のセックスフル夫婦

今から20年ほど昔、筆者は「となりの寝室事情・うちの寝室事情」というメルマガをスタートしました。当時の読者の年齢層は30代がボリュームゾーン。そして数年前、そのメルマガを一旦休止することにしたところ「初期からの読者です!」「メルマガのおかげで夫婦の寝室問題から逃げずにすみました!」など、多くの温かいお言葉をいただき胸がアツくなりました……と同時に、つい頭の中で計算してしまったのです。

「初期からの読者って……ええっ!?皆さん、確実にアラフィフ、アラカン(アラウンド還暦)ですよね」

「となりの寝室事情・うちの寝室事情」はセックスレスで悩むかたを対象としたメルマガですから、夫婦間セックスに関心がない読者はいないはず。つまり、「初期からの読者です!」とメッセージをくださった読者のかたは、けっこうな年齢になっても、いまだ夫婦生活を楽しんでいる、あるいはよりよいものにしようと考えているということ。

そしてじつは最近、筆者の元にはアラフィフ、アラカン世代のセックスフル夫婦たちからの声が多く届くようになっています。

まずはその一例をご紹介しましょう。

営み再開で体調も改善!?アヤミさん(仮名54歳)の例

夕食を食べるシニアカップル
byryo/gettyimages

2人の子どもは成人しすでに独立済みのアヤミさん夫婦。夫婦仲も円満で、2人きりの日々を楽しんでいますが、そこへ至る道は決して平坦ではありませんでした。

2人の子どもは年子。幼いころはとにかく手間がかりますが、夫は家事などに非協力的でした。失望したアヤミさんは、子どもたちを連れて実家に戻ったそうです。別居期間は約10カ月におよび、最終的には夫が「頼むから帰ってきてくれ」と頭を下げることになりました。

しかし、家族4人で暮らすようなってからはもちろんセックスレス。アヤミさんは、子どもたちの成長が生きがいで、夫のことは二の次。「あのころ、夫は給料を運ぶだけの存在だと考えてました。家事もしないし子どもも私にまかせて、仕事ばかり。私だけが損しているっていつも考えていました」

そんなアヤミさんのネガティブマインドは、下の子が学校に呼ばれるような問題を起こしたときの夫の対応をきっかけに転換します。今まで育児は妻まかせだった夫が、子どもと真剣に向き合い、話を聞き、ときには仕事を休んで学校にも何度も足を運んだのです。そして子どもが落ち着きホッとしたときに「小さいころ、君にまかせきりで悪かった」と涙ながらに謝罪しました。

「私だけが損という気持ちは吹き飛び、私も夫に対する今までの態度を謝りました」。

アヤミさんは、子どもたちが独り立ちしてから、やっと夫婦になれたと言います。夫は会社の役員になり勤務時間が減ったので掃除や料理をするように。アヤミさんのパート先に迎えに行ったり、足もみをしたりとやさしくなりました。そして、その「足もみ」がセックス復活のきっかけになるのです。気持ちよくてリラックスしているアヤミさんに夫が「このまま2人で枯れる年じゃないな」という流れから自然に……だそうです。

アヤミさんは月経周期が乱れていて、そろそろ閉経だと感じていましたがもとに戻りました。今は足もみとセットで週4回愛し合っています。

死ぬまでセックスフルカップルになるのはむずかしくない!

レスの改善によって、乱れていた月経周期が改善され、閉経が遅れた……など、身体的な改善も見られたアヤミさんのケース。これに似た事例はほかにも多くのかたから聞いていますが、「営みで閉経が遅れる、月経周期が安定する」ことを医学的に証明した論文などは筆者が知る限り存在しません。

しかし、テレビ番組のセックスレス特集でごいっしょした泌尿器科医の関口由紀先生によれば「性交により、幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンが分泌されることで脳下垂体の機能はアップします。何よりもメンタルが安定するのでストレスが減ります」ということで、営みによってアラフィフ女性が若返る、というのはあながち嘘ではなさそうです。


とは言え、肉体の衰えによって、気持ちでは営みを求めているが物理的にできない、という人もいます。そういったかたは、今後死ぬまでセックスを諦めるしかないのでしょうか?
筆者の答えはNOです。

夫婦間の性は快楽のためにだけにあるのではなく、心の安定、愛されていることの自信につながります。挿入とオーガズムにこだわらず、男と女の触れ合いに的をしぼるのもアリなのです。

抱き合う、撫で合う、話し合う。これだけでも充分にセックスフルカップル……と考えればよいではないですか。異性を意識したアクションはすべてセックスにつながると言っても過言ではありません。

セックスの定義を自分たちでカスマイズして、死ぬまで手をつなぎ合える夫婦をめざしましょう!


◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

 
 

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