汚部屋住人の救世主・なぎまゆさん実感!物を減らせば「きちんと片づけ」は必要ない!
2021/06/15
自分にあった片づけ方をしない限り永遠に片づかない!元々片づけが苦手だった経験を生かし、多くの汚部屋を片づけてきたなぎまゆさん。そのたびに、「不要品を減らすこと」の重要性を実感したそうです。
<教えてくれた人>
なぎまゆさん
片づけ下手を克服し、汚部屋の友人から片づけを依頼されるように。その様子を漫画でリポートした著書『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました』(KADOKAWA)シリーズが大ヒット!
なぎまゆさんの片づけヒストリー
【汚部屋時代】
「どうせすぐ散らかるし、片づけなんてムダ」と思い込んでいた。
昔の私は、床の上に常に物が散乱し、なくし物をして二度買いすることもしょっちゅう。来客時は箱に物をザーッと入れて、部屋の隅に寄せて乗り切り、そんな中身不明な箱がどんどん積まれていくというループ……。「片づけは、どうせ散らかるけど生活のために仕方なく行う"つけ焼き刃"の行為」と開き直っていました。
【片づけに目覚めたきっかけ】
きちょうめんな人と面倒くさがりな自分が、同じやり方ではダメだと目が覚めた!
きれい好きな友人が引き出しに服を戻すとき、きちんと畳んで、決まった位置にしまった行動を見て衝撃が!きちょうめんな彼女は、物をその都度出し入れするのが苦じゃないけど、大ざっぱな私には出し入れが面倒になって絶対無理。片づけは「ちゃんと収めないと!」と思ってマネしていたけど、それが自分には合っていなかったのだと気づきました。
【二度と散らからない部屋にチェンジ!】
不要品の収納に労力を割きたくないから、物を減らそうと思えた。
本格的な片づけを始めてから、物の捨て方がガラリと変わりました。以前は、「いつか使うかも」と死蔵させていた物も多かったけど、使わない物を出し入れしたり、どう収納するか考えるほうがムダ!本当に使う物だけ残せば、物の指定席が決めやすく、大ざっぱな私でも出し入れしやすい収納の工夫ができるようになったんです。
なぎまゆさんが体験した片づけてもすぐリバウンドする人あるある
□使っていない物を見て、「なぜこれを買ったのか」反省しない
あふれた物を手に取り、「買ったのになぜ使っていないのか」と振り返らないと、また同じような物を買ってしまう。
□「いつか使うかも」という微妙な物に執着する
何度も引っ張り出して「いるかも?」と悩むのは、実は「なくてもいい」微妙な物。それをため込むと、どんどん物が増えるだけ。
□物を減らす前に、収納グッズを買ってしまう
「入れ物」を増やすごとに、使わない物がさらに増えていき、結局どこに何が入っているか行方不明に。
□「取りあえず」何でも袋に詰める
不要品を分けないまま袋に入れてしまうと、必要な物を探すとき、袋を全部ひっくり返してまた散らかる羽目に。
なぎまゆさんから片づけ下手な人へのメッセージ
(友人Mさん宅の片づけ終了後のエピソード)
面倒くさいことだけど、まずは全部出して、不要品をとことん捨て、再収納することがいちばんの近道です!
今ある物を全部出して、「いる・いらない」を仕分けするのは、本当につらい作業ですよね。でも、「最初の面倒」さえ乗り越えれば、スッキリ快適な収納環境が待っています!片づけは「場所ごと」ではなく、「物ごと」に行うのがベストですが、挫折しそうで不安な人は、冷蔵庫内など捨てる物を選別しやすい場所から始めましょう!
物を捨てられるか不安な人は、消費期限が決まっている食品やスキンケア用品から始めると、捨てやすくなりますよ!
参照:『サンキュ!』2021年6月号「晴れた日の断捨離でゴキゲンになろう!」より。掲載している情報は2021年4月現在のものです。漫画/なぎまゆ 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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