片づけのプロが教える「スッキリした暮らし」を叶える4つの手順
2021/11/28
SNSやテレビ、情報誌などでお片づけの特集を見ない日はないと言っても過言ではないくらい、世の中にお片づけに関する情報があふれていますよね。
でも実は、4つの手順でスッキリした暮らしが叶うことをご存知でしょうか。
整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する整理収納アドバイザーの田中ゆみこさんに、その4つの手順を教えてもらいました。
1. 今使っているものを選ぶ(整理)
はじめにすることは「今使っているモノを選ぶ(整理)」です。
よく、整理は要・不要で判断するという言い方をしますが、要るか、要らないかで判断すると、なかなかモノが手放せない方は「全部要る!」になってしまいます。なので、片づけのプロとして「使っているか」「使っていないか」で判断することをオススメしています。洋服の場合は「着るか」「着ないか」ですね。
整理をせずに収納に重きを置くと、モノを移動させたり、隠したりすることになってしまうので、まずは今、使っているモノを選んで下さいね。
2. 使いやすい場所に定位置を決める(収納場所の確保)
1番目の手順で今使っているモノを選んだら、次は「使いやすい場所に定位置を決める(収納場所の確保)」です。収納で大事なことは使いやすく、戻しやすい場所に定位置を決めること。そして定位置決めの際のポイントが「使用頻度」と「動作・動線」です。
毎日使うもの、時々使うもの、めったに使わないもの…などモノには必ず頻度があるので、毎日使う使用頻度の高いものから、取り出しやすい場所に定位置を決めると暮らしがラクになります。
そして、片づけが苦手な家族には「動作・動線上の定位置」が一番!ぜひ通り道に収納の定位置をつくってみて下さいね。スッキリした暮らしにグッと近づきますよ。
3. 元に戻す(片づけ)
今使っているモノを選び、使いやすい場所に定位置を決めると、元に戻す作業は実はとても簡単!家族に「早く片づけて~」と叫ぶことも多いと思いますが、「整理」で今使っているものを選び、「収納」で使いやすい場所に定位置が決まっていると、「片づけて~」と言った時、簡単に片づけることができるのです。
「片づけて~」の一言で片づけられない場合は、定位置が戻しやすさを考えた場所に決まっているか、家族が定位置を知っているかを確認することも大切です。元に戻せないモノがあったら、適切な定位置になっているか見直してみて下さいね。
4. 部屋をキレイにする(掃除)
片づけが終わった後は「掃除」です。床に洋服が脱ぎっぱなし、おもちゃが散らかりっぱなし、キッチンシンクには洗い物だらけ…だと掃除や食器洗いができないですよね。
逆に、部屋が片づいているとすぐに掃除にとりかかることができるので、気持ち的にも時間的にもとてもラクになります。
掃除をする時のポイントは「上から下へ」と「奥から手前」。汚れを溜め込むと汚れが落ちにくくなっていくので、汚れは軽いうちに落としてくださいね。
4つの手順で暮らしをラクに
1~4の手順を順番通りに進めていくことで、どんどん次の手順がラクになり、結果、理想の暮らしが叶います。
まずは、今使っているモノを選ぶ「整理」から。ぜひ、モノを減らして心地よいスッキリした暮らしを叶えていきましょう。皆さんの暮らしの参考になれば嬉しいです。
■執筆/田中ゆみこ…整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する整理収納アドバイザー。片づく仕組みをつくっても、子どもたちが片づけてくれなかった経験から家庭内の片づけに必要な関わり方に目を向けるようになり、親子の片づけのプロとしても活動。風水鑑定士の資格ももつ。
編集/サンキュ!編集部
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