じつは逆効果!?部屋が片づかない原因は収納法にあった
2021/12/09
特別なことをしなくてもスッキリ片づく!そんなおうちを目指して奮闘中の、サンキュ!STYLEライター梨ちゃんです。
SNSや雑誌で目にするスッキリと片づいた部屋、憧れますよね。いろいろと参考にして実践してみたものの、いつのまにかまた部屋がものであふれかえっているかたも多いのではないでしょうか。
何を隠そう、筆者もそのひとり。「私って片づけに向いてないんだなぁ」と自己嫌悪に陥っていたこともありました。
でもそれ、その収納法が原因で片づかないのかもしれませんよ。今回は、じつは片づけの妨げになってしまうかもしれない収納法について紹介します。
ケースがそろえられ中身が見えない収納
整然と同じケースが並べられた収納は、それだけで整って見えて片づいて見えます。でも、「どれも同じに見える」ということは「どこに何があるかわからない」ということ。
一度ケースを引き出さないと何が入っているかわからないため、お目当てのものを探すのに手間がかかってしまいます。また、「確認のため引き出す」というワンアクションが増えてしまうので、使ったあとも動作が1つ増えることに。
そのため元の場所に戻すことが手間になり、結果的に出しっぱなしに……。ケースにラベリングしておけばよいのですが、ズボラな筆者はそれすらも面倒に感じてしまいます。
カテゴリごとに場所が決められている収納
例えば、「わが家の文房具はすべてこの中!」と引き出しに文房具スペースを決めたとします。
一言で文房具といっても、ボールペン・ハサミ・カッター・テープ・のり・蛍光マーカーなどさまざまな種類がありますね。
そのため、いろんな場所にバラバラになってしまわないように一ヵ所に集めておくのは、一見効率的に思えます。しかし、それこそが落とし穴。なぜなら文房具は、家のあらゆる場所で必要になるアイテムだからです。
玄関で宅配を受け取ればペンや印鑑が必要ですし、開封作業にはカッター、段ボールをまとめるのならビニール紐やハサミが必要になるかもしれません。
また、筆者はキッチンでもマスキングテープや油性ペン、ハサミ、ボールペンをよく使います。
食材ストックに日付をメモするだけでなく、料理の合間に学校からのお便りをチェックしたり子どもの音読の宿題に付き合ったりすることが多いからです。
使うたびにわざわざ文房具スペースから取り出してきたのでは、戻すのが面倒になり置きっぱなしになることもあるでしょう。
そしてまたほかの場所で必要になったとき、「あれ、ハサミどこにいった?」と行方知れずになってしまうのです。
メインで使う人にわかりにくい収納
主に夫スペース、子どもスペースにみられがちなケース。
せっかく収納を整えたのにルールどおりに夫・子どもが片づけてくれず、また散らかってしまったという経験が筆者にもあります。
散らかってしまうのは夫・子どものせいではなく、その場所の収納システムがうまくいっていないだけなんですね。使う人にとって探しにくい・戻しにくい収納では荒れてしまっても仕方がないことです。
ママの片づけやすさと、その場所を主に使う人の片づけやすさがイコールとは限りません。
人それぞれ、収納法もそれぞれ
スッキリとした収納に憧れて試行錯誤してきた結果、収納には取り出しやすいこと・戻しやすいことが重要だと気づきました。
そして、収納スペースの見た目だけをそろえても、そのせいで生活スペースが片づかないのなら本末転倒だとも気づきました。
片づけは毎日続くことですから、自分や家族がいちばんラクで、肩の力を抜いて取り組める方法でないと続きませんよね。
一度試してみて失敗しても、それはただ「私には合わなかった」というだけ!わが家にピッタリの収納法を見つけられたらそれでオッケーなのです。
◎記事を書いたのは・・・梨ちゃん
ムダを減らして家族みんなが過ごしやすいおうちづくりに奮闘中です!
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