【暮らしやすさ×防災】整理収納と防災のプロが実際にしている食器収納

2022/01/12

こんにちは。整理収納アドバイザー兼防災士でサンキュ!STYLEライターのみぞてんです。

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部屋を整えることは、じつは防災目線で見たとき、物品の破損や怪我のリスクを減らすという目的において、とても有効な手段の一つ。そして、それらの対策を講じることで、日々の家事が楽になる場合も多いのです。

そこで今回は、食器の破損軽減が期待でき、かつ日々の家事が楽になった引き出しタイプ食器棚での収納実例をご紹介します。

想定できる被害

想定できる身近な地震被害の一つに、食器の破損があります。

最近は食器棚自体の転倒防止対策が以前に比べて浸透してきました。しかし、食器棚内部にも対策が必要です。

未対策であれば食器棚は倒れなくても、引き出しを開くと食器は散乱・破損し片づけに四苦八苦となりかねません。

被災ストレスを受けている状態でそれらを片づけるのは日常以上に大変ですから、できるだけ未然に防ぎたいものです。

では具体的にどのような対策がとれるかご紹介します。

対策実例と期待できる効果

引き出し内の食器破損の最大の原因は、食器が互いにぶつかり合うことです。ですから対処として以下の3つをご提案します。

1.詰め込み過ぎない
2.すべり止めシートを敷く
3.収納グッズで仕切る

よく使うものを無理に減らす必要はありません。しかし、あまり出番がないものはリスクを増やしてまで所有したいのか考え、場合によっては手放し、所有量と収納容量との折り合いがついた状態を目指します。

そして手軽に敷くだけで横すべりによる衝突を減らせるすべり止めシートを設置。

さらに食器を重ねる場合には、ディッシュスタンドを活用して仕切るとよいでしょう。

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日常生活でのメリット

じつは前述の防災対策をとることにより、一目で見渡せる食器収納が自動的に完成しています。いわゆる必要なものが見つけやすく出し入れしやすい状態ですね。

これによって出し入れストレスが減り、探し物をする時間も減って結果的に家事にかかる時間も短縮する効果が期待できます。実際、わが家では家族からものの場所を聞かれることもなくなり、手伝いもしやすくなったと家族にも好評です。

まずは食器棚自体の固定

今回は収納内部の対策をご紹介しましたが、あくまで食器棚本体が固定具を正しく使い設置されている前提です。命を守りケガのリスクを軽減するために推奨される優先度が高い対策です。

このほかに扉つきにする、家具を選ぶときはできるだけ腰高、ガラス飛散フィルムを貼る、レンジなど家電の下には耐震ジェルマットを敷くなど、お手持ちの家具やお住まいの状況にあわせて対策の追加をおすすめします。

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身構えずに防災意識を

防災対策と聞くとつい身構えがちですが、日常の延長の小さな工夫でできることもたくさんあります。

収納グッズを買い替えるとき、食器を買い足すとき、防災目線でちょっと見ることから始めてみませんか?

◆この記事を書いたのは…みぞてん
子育て経験と専門知識を基とし、子育て家庭に寄り添った防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。特技は料理。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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