いつでも清潔でいるには?ミニマリスト宅のお風呂&洗面所、全部見せ
2018/05/06
家の中でも物が多く、汚れやすい場所の筆頭でもあるお風呂&洗面所。
必要最低限の持ち物で暮らすミニマリストの家は、そんな水回りの空間も常にスッキリと美しいのでしょうか? 気になる水回りの収納方法や掃除のコツなどを聞いてみました!
ミニマリストのお風呂場を一挙公開!
ミニマリストのお風呂場にあるもの、ないものとは? お風呂グッズの収納方法についても教えてもらいました。
“置く”と“吊す”を使い分けて収納
サンキュ!トップブロガーの木下恵梨さんのお風呂がこちら。
鏡の横にはもともと棚が3つありましたが、2つは自分で外し、使っているのは一番下の棚のみ。ここにシャンプー、ボディソープなどを置いています。泡立てネットや風呂桶はフックで吊しているので、使った後も水気が残りにくくいつでも衛生的。壁面のポールには、主に掃除用具を吊して収納。
必要な物がサッと手に取れるうえ、汚れを寄せ付けにくい物の配置はぜひ参考にしたいですね。
白で統一された清潔感あふれる空間
サンキュ!トップブロガーMIINAさんのご自宅のお風呂は、まるでホテルのバスルームのような美しい空間! シャンプーやコンディショナー、ボディーソープなどはすべて白のボトルに移し替えているので、スッキリとして見えます。買ってきたままのボトルを置くと、どうしてもカラフルでごちゃついた印象になりがち。これならすぐにでも真似できそうです。
シャンプー&リンスはお風呂に置かない!
続いては、サンキュ!ブロガー水江智美さんのお風呂場。
水江さんご自身は髪も全身も無添加の石けんひとつで洗い、洗顔やクレンジングなどは持たない主義。夫と子どもが使うシャンプーやリンスはカゴにまとめ、お風呂に入るときに持ち込むという銭湯方式を採用しています。入浴後はカゴごとバスマットに置いて乾かし、朝、洗面所の棚へ。水江さんのお宅では、お風呂場にイスも置いていないというから驚き! 改めて考えてみると、なくてもそう困る物ではないかもしれませんね。
お風呂掃除はいつ、どうやる?
水垢やカビといった汚れとは無縁に見えるミニマリストたちのお風呂場。それぞれの家庭に合ったやり方で、無理のない掃除を続けることがキレイを保つ秘訣のようです。
浴槽の掃除は息子たちが順番で担当
浴槽の掃除は、毎日夕方に3人の息子さんたちが順番に担当。床&壁の掃除は、いつも最後に入る木下さんが行っているそうです。なるほど、ひとりで一度に全部を掃除するのは大変ですが、これなら無理なくキレイなお風呂場をキープできそう!
毎日の入浴後にササッと掃除!
MIINAさんのお風呂掃除は、毎日の入浴後。スポンジで浴槽をサッと洗った後、ドア、鏡、窓、ゴムパッキンについた水分を軽く拭き取ります。最後に、排水溝に溜まった髪の毛のゴミを捨てたら終了。イスと桶はS字フックで吊し、ぬめりやカビ対策も万全です。
週に一度、入浴ついでに床掃除をするというMIINAさん。ブラシで軽くこするだけなので、大きな負担はないそうです。
毎日5分!水気は徹底的に拭き取る
水江さんのお風呂掃除の鉄則は、とにかく水気を拭き取ること。家族全員がお風呂を出た後、お風呂場の水滴をマイクロファイバータオルで拭き取ります。浴槽の掃除には、洗剤いらずで湯アカが落とせるスポンジを愛用。
月に1度は、汚れが溜まりやすい場所を集中的に掃除。クエン酸をとかした水をふりかけ、ブラシでこすり洗いしています。さらに、フローリング用ワイパーを使って天井掃除まで! 最後はもちろんマイクロファイバーで拭き取り、お風呂場に水気を残しません。
休日は夫が念入りにお風呂掃除
サンキュ!ブロガーcomayoさんの場合、家族全員が入浴した後、その日のうちに掃除をするのがお決まり。使っているのは100均で購入したシンプルなスポンジで、浴槽用と床&壁用の2つを使い分けています。毎日の掃除に気兼ねなく使え、古くなったら買い替えやすい点は100均スポンジのいいところですね。
休日は、お風呂掃除好きな夫が念入りに掃除をしてくれるそう。そのおかげもあり、日々のお風呂掃除は5分もかからずに済むのだとか。
洗面所の収納&掃除方法とは?
歯ブラシや化粧品をはじめ、家族が身だしなみを整えるグッズが盛りだくさんの洗面所。ミニマリストたちの収納方法やいかに! また、普段の掃除方法についても教えてもらいました。
物が少ないから把握しやすい!
木下さんの洗面所では、鏡裏の収納スペースに家族が日常的に使う物たちがスッキリ収められています。注目すべきは、ところどころに余白があるということ。収納スペースがあるとつい物を詰め込みたくなりますが、これなら家族みんなが取り出しやすくしまいやすい!
そんな洗面所の掃除はいたってシンプル。洗濯機に入れる前の使用済みタオルを活用し、鏡やシンクを拭き取っているそう。気になる汚れは使い古した歯ブラシでこすって落とします。
見える部分も見えない部分もスッキリ!
MIINAさんの洗面所でも、鏡裏の収納スペースに歯ブラシやスキンケア用品が整然と並んでいます。
洗面周りの掃除は1日2回。朝のメイク後、夜の歯みがき後に、使用済みの手ふきタオルで水気や汚れをオフ。特別な掃除道具を使わずとも、美しい洗面所を保っています。
白いアイテムを活用して見た目スッキリ
水江さんの洗面所の収納は、DIYで設置した棚やバーが大活躍! バーにはS字フックで白いプラスチックの収納グッズを吊し、大人の歯ブラシを収納。子ども用の歯ブラシは、4歳のお子さんが自分で出し入れしやすいよう、シンク横の吊し収納を定位置にしています。タオルは畳んでそのまま棚に置くだけ。家族全員が使う場所だからこそ、誰もが使いやすい仕組みが詰まっています。
掃除に関しては、ストイックに取り組むというより、毎日のちょっとした掃除習慣をルール化している人が多いよう。水回りは"汚れを溜めない”ということが極意ですね!
ミニマリストのストック事情
洗濯用洗剤や柔軟剤、お風呂用洗剤にシャンプー&コンディショナー・・・・・・。あなたの家もストック品であふれ返ってはいませんか? そんな悩みの種になりがちなストックについて、ミニマリストたちの考え方は?
基本的にストックしない派
普段から物を持たない主義の木下さんは、日用品などのストックもほぼなし。洗剤や柔軟剤などは、中身が少なくなったら買うようにしているそうです。
MIINAさんも日用品のストックはほとんどしないそう。いつも中身が少なくなった段階で買うことをルール化しているので、特別困ることはありません。
ストックを抱えると、その分収納スペースがとられるうえ、個数の管理など意外と面倒なことも。いっそやめてしまうのもアリかもしれません。
最低限だけストックする派
comayoさんの場合、洗濯用洗剤や柔軟剤、シャンプーなどのストックをひとつのカゴにまとめて、シンク下に収納。こまめに買い足すのは面倒なので、“なるべく大容量のもの”を買うようにしているそう。ストックの管理は、ときどきこのカゴをチェックするだけでOK!
水江さんがストックしている日用品は、入浴剤と石けんだけ。入浴剤は個包装のものを10個ほど。ネットで購入する石けんは、送料の関係上まとめ買いすることもあるそうです。いずれも1つのBOXにまとめているので、管理もラクちん。
ストックをするという人も、日用品すべてを買い置きしているのではなく、あくまでもルールを決め、管理ができる範囲で行っているようです。
どのミニマリストのお風呂場&洗面所も、スッキリとしていて心地よい空間ですね。
使い勝手のよい収納を工夫したり、毎日のちょこっと掃除などは、ミニマリストでなくともすぐに真似できそうなことばかり! ぜひ参考にしてみてくださいね。
取材・文/KIRAKIRA 有馬未央
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