「家、散らかってそう…」と思われる玄関の共通点って?片づけのプロが指摘!

2024/11/10

玄関は、家の顔とも呼ばれています。玄関を見ると、その家の中がなんとなくイメージできてしまうほど。

しかし、日々、仕事に育児に家事に追われていると、なかなか玄関を整えようと気が回らないことも。「この家散らかってそうだな」と思われる玄関の共通点とともに、こうすると整ってみえるというポイントを、ハウスクリーニング士の坂田亜希さんに聞いてみました。

"家の景色を変える"ハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラ...

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玄関=家の顔

昔から、玄関は「家の顔」と言われてきています。人と同じでパッと見たときの第一印象でその人のイメージがついてしまいます。家の中で、最初に目に入る場所が玄関。

玄関をパッと見たときに、その家のイメージがついてしまうといっても過言ではありません。家族以外の人が、家の中まで入ることがなかったとしても、子どもの友達や近所のかた、宅配業者のかたから見られてしまうのが玄関です。

もので溢れている

玄関を開けて、まず目に入るのが玄関のたたきです。このたたきに、何足も靴が出ており、しかも揃えてなくバラバラに置いてあると、なんとなく家の中も、ものがバラバラに置いてあるのかなと想像がつきやすいものです。

靴だけでなく、遊び道具、ヘルメット、傘、靴ベラなど、家族のものが溢れていないでしょうか。たとえ、キレイに並べていたとしても、ものが溢れているだけで窮屈な空間というイメージがついてしまいます。

壊れたものや使わないものが置いてある

もので溢れているだけでなく、その中に明らかに壊れたものや使わないものがあると、パッと見たときに、片づけを後回しにしてしまう人なのだなと思われがちです。

例えば、明らかに色あせて壊れた傘、夏なのに厚手の靴があちこちにあると、使わないのに出しっぱなしにしているのだなと、玄関を数秒見ただけで判断されてしまう可能性が高いです。見られがちな玄関がこういう状況であれば、きっと部屋の中も…と思われてしまいます。

砂やホコリが溜まっている

もので溢れている玄関であれば、掃除がしにくいので、ホコリや砂も溜まりがちです。掃除をしやすい環境を作るためにも、溢れているものを片づける必要があります。

もし、ものが溢れていなくても、掃除を怠り、ホコリや砂を放置し続けると、玄関のたたきも黒ずんできてしまいます。黒ずみは玄関に暗い印象を与えがちです。その印象が、もしかして部屋の中も暗いのかなと、想像を掻き立ててしまいます。

見られる意識を持つ

もので溢れ、汚れも溜まっている玄関は、部屋の中まで散らかっているのではないかと思われがちです。実際、玄関が散らかっているかたは、家の中も玄関同様に散らかっていることが多いです。それは、悪いことではなく、日々忙しく、なかなか掃除や片づけに手が回らないだけのかたも多いと思います。

そのような場合は、あっちもこっちもと掃除するのは大変ですので、まずは、家族以外の人から見られる玄関から整えていきましょう。玄関が整うと、気持ちもスッキリして、次は部屋へと意識が向きやすくなります。玄関は「見られる場所」という意識を持つことが大切です。

手の届く範囲に掃除道具を置く

玄関を整える際は、ものを減らす、ものを片づける(ものの住所を決める)、掃除しやすい空間にするという順番でやってみてください。

また、部屋の中の掃除をしたり、玄関近くを通る際に、ササッと玄関をついで掃除するのもおすすめです。「掃除しなきゃ!」と意気込むよりかは、2日に1回でも5分程度ササッと掃除するだけでキレイがキープできます。

そのためにも、ご自宅の玄関にあった掃除道具を準備して、手の届く範囲に収納してみてください。まずは家の顔でもある玄関を整える習慣をつけていきましょう。

■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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