「不便」に慣れちゃっていない?片づけられない人がついやりがちな3つのNG習慣
2024/06/13
家を片づけてキレイにしたい。でも片づかない家にイライラを感じている方は、ついやりがちなNG習慣が身についているのかもしれません。
家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意な整理収納アドバイザーのMIYUKIさんに「片づけられない人に多いNG習慣」を教えてもらいました。
NG習慣1.買い物した商品をすぐに片づけない
スッキリきれいな家にしたい、快適な住空間で生活したい。
そう思いながらもなかなか片づかない家に生活している人に共通していることの一つが、買い物した商品をすぐに片づけないことです。
買い物から帰宅した際、冷蔵や冷凍品は冷蔵庫にしまうけれど、日用品や常温保存の品物をカウンターやテーブルの上に置きっぱなしにしていませんか?
ネットで頼んだ商品が開封されずに段ボールのまま放置されていませんか?
段ボールから商品は出しても、段ボールを解体せずに部屋に放置されていませんか?
片づかない家に住む人の多くに共通するのが、買い物した商品をすぐに使える状態にしないまま放置していることです。今、必要だから購入したものなのに放置されているのはなぜでしょうか?
宅配便で届いた商品はすぐに開封し段ボールを潰して片づける、買い物後の品物はすぐに使う場所に収納する、これを徹底するだけでも確実に部屋の景色は変わります。
NG習慣2.不便な生活に慣れている
他人から見ると不便で非効率な収納や動作も、長年その生活を続けていれば当たり前に感じてしまうことが多々あります。
なんとなく片づけて収納場所を適当に決めてしまった結果、日々小さな違和感や不便さを感じながら生活を送ることになります。とくにキッチンは限られた空間の割に収納するものの種類と数が多く、雑多になりがちです。
食品、調味料、食器、調理器具など、キッチンに収納されるものの多くは、使用の目的が明確です。使用の目的が明確なものは、使用する場所を想定してものを収納するのが鉄則です。
火を使うコンロのそばにフライパンを収納する、その際にセットで使う油も同じ場所かすぐ近くに収納する。調理器具、調味料と収納場所を分けずに、使う場所を想定し自分にとって最も使いやすい収納をつくることで驚くほど便利で快適な空間になります。
NG習慣3.片づけの優先順位が低い
整理や収納、掃除なども含めて「片づけ」と表されることも多いですが、片づけの本来の意味は「使ったものを元の場所に戻すこと」です。
自分や家族に、使ったものを元に戻す習慣さえあれば、家はきれいなままです。
使ったものを元に戻せないのはなぜでしょうか?
家が散らかってしまうのには必ず理由があります。収納方法が複雑で自分以外の家族にわかりにくい、ものを元に戻すための労力が大きい、収納場所が遠い、など何かしら原因があります。
その原因1つ1つと向き合うことで、解決策は導き出されます。
多くの家庭で家事労働の大半を担っているのは女性である主婦ではないでしょうか。日々家事を行っている主婦には当たり前でも、家族にとってはハードルが高いことも多々あります。
片づけや収納を考えるときには、家族のなかで家事や片づけが一番苦手な人のレベルに合わせた方法を考えることが大切です。
自分は片づけられない人かもと思ったときには
忙しい日々のなかで片づけの時間を確保するのはなかなか難しいことだと思います。
しかし、自宅に居ながら落ち着かず、「片づけなければ」と常に心が休まらないと感じているなら、それはとてももったいない時間を過ごしています。
「片づけよう」と思ったときは、ここで紹介した3つのことを思い出してみてください。
生活していれば散らかるのは当たり前のこと。片づけ習慣を少しずつ生活に取り入れることで、部屋の景色は変わります。
■執筆:MIYUKIさん・・・「限られた住空間を、どうすれば快適なリラックス空間にできるのか」を長年の間模索し、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意。19年には、出産を機に退職した看護師として約18年ぶりに復職し、現在は忙しい日々の暮らしをより心地よく過ごすため、「効率的な家事」を取り入れている。
編集/サンキュ!編集部