整理収納のプロが教える「じつは出しっぱなしで問題ないもの」3選
2024/07/28
部屋の中にものが少ないとスッキリと片づいて見えますが、毎日使うものはあえて出しっぱなしにすることで、家族が心地よくすごせたり、家事が楽になったりする場合もあります。
そんな出しっぱなしにしても問題ないものをご紹介します。教えてくれたのは整理収納アドバイザーでセミナー講師も行っている松下香奈さんです。
1.使用頻度の高い文房具
文房具のなかでも、筆記具やハサミの出番は多いですね。いつも使うものはワンアクションで出し入れができるように立てて収納すると、行方不明にもならずに便利です。
ただし、出しっぱなし収納は見た目も大事なので、定期的にペン立ての中身を全部出して、インクが切れたペンや短くなった鉛筆は処分しましょう。これをサボるといつの間にかペンや鉛筆の本数が増えて、ペン立てがごちゃっとなってしまうことに。常にいつも使うものだけにしておくと、スッキリした状態がキープできます。
出しっぱなし収納なら小さい子どもでも出し入れが楽にできるので「あれ、どこにあるの?」もなくなりますよ。
なお、ホッチキスや油性マジックなど、毎日の出番はないものは引き出しに収納するなど使用頻度に分けた収納をおすすめします。
2.ティッシュケース
ティッシュは食事のときにちょっと口元を拭いたり、鼻をかんだり、ゴミなどを包んで捨てたりとリビングでの使用頻度が高く、一日の消費量も多いアイテムです。こちらもやはり、すぐ手に取れる場所にあるといいですね。
とは言え、ティッシュ箱が丸出しだと一気に生活感が出てしまいます。それを隠してくれるのがティッシュケースです。
わが家で使っているティッシュケースは、上部がトレーになっていてリモコンや調味料などの小物置きとしても使えて便利です。
また、横向きに置けるので、奥行きを取らずに省スペース。底にはシリコーン製のすべり止めがついているので、ティッシュを片手で取り出してもケースが動かないのもうれしいポイントです。
トレー部をメガネやイヤホンの定位置にすると探す手間もなくなるでしょう。出しっぱなしだけど、ダイニングテーブルの上にあるのはいつもティッシュケースひとつ!と決めてしまえばテーブルはいつもスッキリです!
3.掃除道具
掃除道具を出しっぱなしにすることで、いつでも手が届き、ちょっとした隙間時間にさっと掃除に取りかかられます。
ダイビングテーブルの下は子どもの食べこぼしが気になりったりしますが、掃除道具がすぐそこにあればストレスも感じることなく1日数回でも掃くことができます。
出しっぱなしで生活感が出てしまうのが気になる場合はちょっと死角になる場所に置けばOK。最近はインテリアに馴染むようなおしゃれなスティック掃除機も種類が豊富に登場しています。
出しっぱなしにすることで、毎日の家事がちょっと楽になるものは意外とあります。しまわない収納をぜひ見直してみてください。
◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。
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