片づけのプロが教える!キレイな家の「整っている場所」の共通点とは
2024/07/13
テレワークの普及でおうち時間が増えた人も少なくないと思います。同じ時間をすごすなら、快適なお部屋ですごしたいですね。
片づいた気持ちのいいお部屋をキープするためのポイントを、整理収納アドバイザーでセミナー講師も行っている松下香奈さんに教えてもらいました。
ポイント1:全体的にものを少なくする
ものがたくさんあふれていると、どうしてもゴチャゴチャして見え、ストレスを感じてしまいます。
「いつか使うかもしれない」と処分できずにいるとなかなか片づけが進みませんし、探しものが増えた結果、家族から「あれはどこ?」を聞かれて、時間を取られることもあります。
また、2度買いやムダ買いも増えがち。本当に必要なものだけを管理すれば2度買い、ムダ買いもなくって経済的にも助かるでしょう。
新しいものを買う場合には本当に必要なのかを考えて、1つ購入したら1つ処分するなどして、増やさない努力も続けたいところ。
すっきりと片づいた部屋は気持ちにゆとりが生まれリラックスできます。そんな空間ではお花やグリーンもより映えて見えますね。
ポイント2:床置きは最小限に
床がよく見えていると、見た目にスッキリするだけでなく、行動もしやすくなります。もし引き出しや扉の前にものが置いてあったら、いちいちそれをどかしてからものを取り出さないといけなくなります。
また、床置きが多い場合、ものをどかしながらの掃除はとても面倒で、掃除も億劫になりがちです。掃除ロボットにお願いしたとしても、走らせる前に床を片づけないといけないという事態に陥っちゃいます。
床置きが少なければ、いつでも掃除機やフローリングワイパ―ですいすい掃除が可能。清潔で気持ちのいい空間がキープできます。
ポイント3:テーブルや棚の上にものを置かない
テーブルや腰の高さくらいの棚には「ちょっと置き」をしがち。リモコンや新聞、学校からのプリント、郵便受けから取ってきたチラシやDMなど……あとで片づけようと思いつつ、そのまま放置してしまい気がつくと山積みに、なんて経験をしたことがある人も多いのでは。
「ちょい置き」をやめるためには、ものの定位置を決めることが重要。定位置は家族みんなが知っていることが鉄則で、「ものを出したら低位置に戻す」が習慣になれば、キレイな部屋がキープできます。
ものの定位置は、子どもの成長に合わせて、子どもがまだ小さい場合は手が届く高さで、出し入れも楽にできる収納にするなどの工夫も必要です。また収納場所にラベリングすると、中に何が入っているかがはっきりとわかり、ものも迷子になりません。
家族みんなが自然な流れで片づけられるようなちょっとした工夫やルールでキレイな部屋がキープできるといいですね。
◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。