〈世界一キレイ好きなドイツ人〉掃除を頑張らないのにいつもキレイ!苦痛な掃除をラクに楽しく

2023/09/20

世界一キレイ好きでいつも心地よい部屋をキープしているドイツ人。でも、時間や労力をかける気合の掃除はしていないのだそう。ドイツ人が実際にしている合理的で疲れない掃除法とは?ドイツ在住経験のあるプロが伝授!

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
「掃除のカリスマ」沖幸子さん
生活評論家。ドイツやイギリスで生活マーケティングを学び、シンプルで合理的な家事を提案。「掃除のカリスマ」としても知られる。著書は『ドイツ流 掃除の賢人』(光文社)ほか、ベストセラー多数。

ドイツ流なら、苦痛な掃除がラクで楽しくなります

掃除を一気にやろうとして疲れたり、面倒だからと嫌いになったりしてませんか?そもそも人生において掃除なんて刺身のツマ・脇役のようなもの。たくさんの時間や労力をかける必要はなく「そこそこキレイであれば快適」「手早く済ませて好きなことに時間を費やした方が幸せ」とドイツ人は考えています。だから“ラクしてキレイ”になる効率のよい掃除が上手。ドイツ流掃除なら新たな時間が生まれ、人生はもっと輝き出しますよ!

ラクしてキレイ!ドイツ流掃除 ココが魅力

□ 最小労力で最大効果 → 疲れない
□ 1日10分&システム化 → ストレスなし

世界一手際がよくてキレイ好きなドイツ人に学ぶドイツ流掃除3つのコツ

この3つのコツを取り入れると掃除がぐっとラクになりますよ。【換気】【ついで】は毎日意識、さらに【場所&曜日別】にシステム化していきましょう!

1 【換気】ドイツ人はどんな天気の日も頻繁に窓を開ける

掃除で何より大事なのが換気。ドイツ人は朝起きたらまず窓を開け、新鮮な空気を部屋に取り込んで風の通り道を作ります。湿気やほこりをため込みにくく、カビや臭いを防止。掃除の手間がグンと減ります。雨の日も1日1回は換気を。

2 【ついで】“使ったら手入れ”の合理的習慣でドイツ人の部屋はいつでもキレイ

「料理の後はガス台周りをタオルで拭く」など、ドイツ人は“使ったら掃除”という習慣が身についています。使ってすぐなら汚れも取れやすく、大掃除も不要。「汚れをためないことが結局一番ラク」とドイツ人は合理的に考えます。

3 【場所&曜日別】頑張るのは平日、1日1カ所だけ。ドイツ人は掃除をやり過ぎない

ドイツ人は、思いついた場所をなんとなく掃除することはありません。「月曜日は玄関を10分間」など、1日1カ所、自分が無理なくできる時間と場所を決めて掃除を“システム化”。週単位で順繰りに回していき、効率よく部屋全体をキレイにしているのです。週末は掃除せず、家事を休みます。

「そうは言っても面倒」と思う人ほど1個でもトライ!max10秒 未来の私をラクにする“ついで掃除”例

morning

10秒 起きる → ベッドメーキング
10秒 トイレで用を足す → ブラシでササッと便器をこする
10秒 洗顔 → 洗面台の鏡・蛇口をタオルで拭く
5秒 化粧 → 瓶やメイク道具をティッシュで拭く
5秒 お湯をわかす → ケトルを余熱でひと拭き*
10秒 朝食作り → ガス台を余熱があるうちに濡れタオルで拭く*

*やけどに注意してね

night

5秒 帰宅後靴を脱ぐ → 靴の向きを変えてそろえる
5秒 手洗い&うがい → 洗面台をタオルで拭く
10秒 冷蔵庫を開ける → 扉・庫内をタオルで拭く
10秒 夕食作り → 片手にフライパン、片手に濡れタオルでガス台周りを拭きながら料理*
10秒 お風呂 → ボディシャンプーで鏡やバスタブを磨く → からだを拭き終わったタオルで拭く
10秒 テレビ&パソコン → 電源オフしてタオルでひと拭き

*やけどに注意してね

家がいつもキレイなドイツ人の意外な生活習慣

白いシンクに対する水のドロップの蛇口.
VladK213/gettyimages

“ヒカリモノ”を磨いて全体をキレイに見せかける

鏡やガラス、取っ手、蛇口など、本来光るべき場所を光らせると、ほかが多少汚れていても部屋全体がキレイに見えるマジックをドイツ人は知っています。

床に物を置かないのは「お金を貯めるため」でもある

「掃除しやすいように」はもちろん、「つまずいてケガをするとお金がかかる」「床がゴチャゴチャしているとお金が貯まらないと言われている」というのもドイツ人が床に物を置かない理由。

寝る前に戸棚の扉を開け放つ

戸棚の中は湿気や臭いがこもりがち。特に食器棚は湿気やすいので、夕食後にお皿をしまったらそのまま朝まで扉を開けて乾かし、カビや臭いを防止。

掃除道具はあまり持たず身近な“天然洗剤”を活用

ドイツ人はキレイ好きながら掃除道具の数は必要最低限。「じゃがいもの茹で汁で床を拭く」「塩とレモンで食器の黒ずみを取る」など、野菜クズや調味料を使ってエコ掃除。

参照:『サンキュ!』2023年10月号「掃除をがんばらないのにドイツ人の部屋はなぜいつもキレイなのか?」より。掲載している情報は2023年8月現在のものです。撮影/清水奈緒 スタイリスト/西森萌 構成・文/堺あゆみ 編集/サンキュ!編集部

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