夏休みになると、子どもたちがお道具箱や絵の具セットなどを持ち帰ってくるため、家の中にものが増えて困ったことはありませんか?一時的にものが増えると、どこに置くか決まらず、気づけば床がもので溢れかえってしまうことも。
そんな時は「どこに置こう?」と悩む前に、収納スペースを整理して、余白をつくることが大切です。
知っておきたい一時置き対策と、夏休み中もスッキリと片づけられるコツを4児の母であり、整理収納アドバイザーのたみーがお伝えします。

一時置き対策のために見直すべき場所とは?
家中すでにものでいっぱい。
どこを見直すのが効率的でしょうか?
注目してほしいのは、クローゼットや収納内の上部や足元、そして押し入れの奥など。
普段は使わないけれど、つい「いつか使うかも」と保管しているアイテムが溜まりやすい場所です。
このスペースをうまく整理することで、家全体に余白が生まれ、日常の片づけもぐっとラクになります。
面倒に感じるかもしれませんが、使いにくい場所を整理することが、家の「余白」をつくり出す重要なステップ!
ひとつずつものと向き合って確認していきましょう。
ものを整理する際のポイント
余白づくりの基本は、まずものを減らすこと。
収納スペースに無理なく収まる量を見極めて、必要なものと不要なものを分けていきましょう。ものを減らすことで、物理的なスペースも心のスペースも広がり、生活がさらに快適になります。
もし1年以上使っていないものがあれば、それは手放すタイミングの可能性大!
使わないものを溜め込んでいると、収納が埋まり、大切なものの行き場がなくなってしまいます。
「今」必要なものにスペースを多く割り当てることを意識して、判断していきましょう。
一時置きがスムーズになる収納法
ものを減らせたら、次は収納内でものの住所を考えます。
・普段使うアイテムを手に取りやすい場所に配置
・使いにくい場所に不定期で使うものをスタンバイ
これを意識して配置させることがカギです。
例えば、すぐに使うものを手に取りやすい腰高の位置に配置し、後で使うものや使用頻度の低いものは収納の奥や上部、または足元にスタンバイさせます。
このスタンバイ場所に、一時的に置きたいものの場所を確保。よく使うものの定位置に一時置きをつくってしまうと、一気に散らかる原因となってしまいます。
ものの一時置き場をしっかり決めて、日々の整理整頓をラクにしていきましょう。
余白ができるとつい埋めたくなってしまいますが、空けておくことが大切。
こうした一時置きづくりは、頂き物があった時やまとめ買いをした時にも役立ちます。
夏休みをスッキリとした家で迎えるために
夏休みが始まる前に、持ち帰ってくるお道具箱や絵の具セットをスムーズに収めておけるスペースを確保しておきましょう。
『一時置き』に備えることで、急なものの増加にも対応でき、心のゆとりが生まれて片づけもラク。ものの整理は、子どもたちと一緒に取り組むこともおすすめです。
夏休み中も、スッキリとした暮らしを維持するための整理整頓。今のうちに実行しておきましょう!
■執筆/たみー
整理収納アドバイザーであり、ミニマルライフを送る4児の母。家事の効率化や整理整頓に特化した実践的なアドバイスを提供。
特に無印良品の活用術が人気で、シンプルで機能的な収納方法を提案している。
インスタグラムは@tamiii_refreshing.life。ブログ「子は多くても、ミニマルな暮らし。」。
編集/サンキュ!編集部