「学校からのプリント」「保険や税金の通知」「チラシやDM」…気づけば溜まりがちな “紙もの”。
大事な書類をなくしてしまったり、必要なときに見つからなかったりする原因は、収納方法にあるかもしれません。
本記事では、家庭でありがちな紙収納のNG行動とスッキリ管理できる整理アイデアを、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵が紹介します。
NG1「とりあえず置き」で紙が山積みに
ポストから取った書類をそのままキッチンカウンターやダイニングテーブルに…という「とりあえず置き」スタイル。
時間がないときには仕方ないと思いつつも、そのまま放置すると…。
・見た目がごちゃついて生活感が丸出しに
・重要な書類が埋もれてしまう
・いつの間にか紙の山が2つ、3つと増殖…
改善ポイントは「一時置き」と「保管」の分け方。
とりあえずの書類は“期限付き”の一時置きスペースにまとめて、週末に仕分けする習慣をつけるのがおすすめ。
一時置きトレーなどを用意し、「ここに入れるものは1週間以内に処理」がルールです。
NG2 期限切れの紙が残っている
「これは後で読むつもりだった」「もう終わった学校のお知らせかも」など、
不要な紙が残っている状態は、管理の難しさを増やします。
・いざ必要な情報を探すときに埋もれて見つからない
・“捨てていいか”の判断が毎回ストレス
・収納がパンパンで新しい書類が入らない
改善ポイントは「期限」で管理する仕組みをつくること。
たとえば、月ごとのファイルに入れて1ヶ月ごとに見直す、学校関連は “学期ごとに見直す”など、定期的に中身をチェックするルールを。
「期限が切れたら処分」と決めておけば、迷いなく整理できます
NG3 家族共有と個人用が混在している
家族全員が使う書類(学校・保険・公共料金など)と、自分だけが使う紙(趣味の案内・クレジット明細など)が同じ場所にあると、混乱の原因に。
・誰が見るべき書類か不明になる
・夫婦で「どこに置いた?」のやりとりが増える
・子どもにも“探しにくい”仕組みに…
改善ポイントは「人別」または「用途別」に分けること。
家族で使う書類は共有スペース(たとえばリビングの引き出し)、個人のものは各自の部屋やスペースに分ける。
ラベルをつけたり、色分けフォルダーを活用すると、家族間の管理もスムーズになります。
紙ものは「流れ」をつくれば散らからない!
家庭内の紙収納がうまくいかない原因は、分類やルールの欠如にあることが多いです。
「届いた→ 一時置き→ 仕分け→ 保管 or 処分」という流れができれば、紙が溜まりにくくなります。
定期的な見直しと “誰が見るか・いつまで保管するか”の意識で、家庭の紙ものもスッキリ整います。
今日からできる小さな仕組みづくり、始めてみませんか?
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部