【実家の整理】失敗から学ぶ!円満に片づけを進めるためにやってはいけないこと
2024/09/02
帰省のタイミングで実家の整理を進められる人もいるかと思います。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんもそのひとりで、過去には実家の整理を巡って数々の衝突も繰り広げましたが、今では円満に進めることができているのだそう。
今回はそんなシンプリストうたさんが、自身の経験を振り返り、実家の整理をする際に「やってはいけないこと」を解説していきます。
1.頼まれてもいないのに勝手に進めない
家族と言えど、いっしょに暮らしていないのであれば「人の家」だということを忘れてはいけません。たとえば、ママ友が上がりこんできて、「これ捨てたら?」と言われたり「もっとここをこうすればいいのに」と頼んでもいないのに色々と口出しをされたらどう思いますか?
「余計なお世話」だと思うのは当然のことですよね。筆者も過去には頼まれてもいないのに帰省のたびに「今回はこの場所」だと決めて半強制的に整理を行い、そのときばかりは毎回不穏な空気が漂っていました。
それから頼まれない限りは動かないと決めましたが、数年経ってお風呂やキッチンのリフォームをすることになり、プランや収納は任せたいと言ってもらえるように。相手のタイミングもあるので、焦らず待つこともだいじです。
2.自分の価値観を押し付けない
整理を進めていくと、「何で今までとっておいたの?」と思うような物や「何に使うの?」という物が出てくるでしょう。理解できない事態に混乱することもあるでしょうが、心の声をそのまま親にぶつけるのはNGです。
言い方次第では説教っぽく聞こえてしまい、せっかくポジティブに動こうとしているのに自信喪失ややる気ダウンにつながってしまいます。反省して二度とムダな物を持たないようにする心がけもだいじですが、親との整理作業をする上では一旦封印しておくとスムーズです。
また、自分の家であれば自分の判断基準を基に進めればよいですが、実家の整理であれば実家基準で進めなければなりません。筆者は物少なめが快適だと思うタイプですが、ある程度物多めの方が豊かだと感じる母には押し付けないように気を付けています。
実家と言えど距離感はだいじ!
実家の整理トラブルの大半は、「距離感が近すぎること」によるものです。一歩離れたところから様子を見つつ、タイミングが合ったところで一気に進めると円満かつスピーディに行えるようになります。
地震などの報道をきっかけに「頭上の重たいものだけ下に移動させよう」などと提案してみるのもひとつの策です。親とどう戦うかではなく、同じ快適ライフを目指す味方としていっしょの方向を向くことがだいじです。
■執筆/シンプリストうた…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。
編集/サンキュ!編集部