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精神科医が考えた!忙しい人を救う「開き直り」片づけ

2018/11/16【 リビング 】

日々、仕事や家事に追われているのに、さらに家中を完璧に片づけるなんて不可能に近い……。いっそのこと「できるのはここまで!」と思えば、片づけもラクになるかもしれません。忙しすぎて思うように片づけができない人のために、精神科医が考えた「開き直り」の片づけ術をご紹介します。

<教えてくれた人>
奥田弘美先生(精神科医)
精神科医・産業医として多くの人の心のケアを実施。メンタル理論を活用した片づけ、ダイエット、瞑想などの著書も多数執筆『精神科医が考えた忙しすぎる人のための「開き直り」の片づけ術』(光文社)

自分が「こうしたい」家をめざそう

もし、〝人にステキと思われたい〞などと、他者の目線が入るなら、そこはバッサリ切り捨てていいところ。「家は、家族がくつろぐ場所。他人の視線なんて気にする必要はないのです。人を家に呼べなくなる? いえいえ、友達とは、外で会えばいいじゃないですか」。

さらに、片づけに、片づけ以上の意味を持たせているようなら要注意。「〝片づけないと運気が下がる〞、〝部屋が汚い人は心も汚い〞など、そんなことは科学的に何の証明もされていません。自分たち家族が健康的に支障なく、そして心地よく過ごせる、それがクリアされていれば、あなたにとって、片づいている家なんですよ」

《こういう思い込み、ない?》
□人から「いいね」って言われるのがステキな家
□キレイにするのは当たり前
□片づけなきゃ運気が下がる

*人の「こうするべき」じゃなく自分が「こうしたい」家をめざせばいいんです。

健康や効率を考えていればOK

「片づけることは、もちろんよいこと。それは、片づいた部屋にいると運気が上がるというような、根拠のない話ではなく、時に片づけは、現実的に健康や効率にも影響するからです」。

片づけていないと、掃除がしづらくなります。結果、ホコリや皮脂が床やラグにたまっていき、ダニやノミ、病原菌を媒介するゴキブリなどが出現。皮膚病や感染症になる可能性も。「あと、散らかった中から、物を探すのは大変でしょう? 物を探している時間って、とてもムダで非効率。さらに、小さなクリップなど、踏んだらケガをするものも、家の中には結構あります。そんな、現実的に困ることだけを排除して考えれば、本質的には片づいている家、と開き直ってOKです!」

*この3つだけカバーできていればOK
・家族が健康
・物をなくさない
・危険じゃない

家族は思い通りに動かない

そもそも、家は家族みんながくつろぐ場所。1人のために、ほかのだれかがガマンする状態は不公平です。「あなたは、〝夫や子どものせいで、私がガマンして全部片づけている〞と感じているかもしれません。けれど、視点を変えれば、夫や子どもは、〝あなたの美意識につきあわされている〞状態とは言えませんか?人の考え方を変えるのは、とても大変。だったら、さっさと見切りをつけて開き直り、自分ができることで問題を解決すればいいのです」。

*夫には……
片づけない夫のために、ふたつきボックスを用意し、散らかったものはどんどん放り込んで〝見えない化〞する。ゴミが散らかるなら、ゴミ箱の数を増やす。

*子どもには……
特に子どもの場合「片づけて!」では理解できないことも。「ここはごはんを食べる場所だから、テーブルの上のおもちゃは箱にしまってね」など、片づける理由と片づけ方を具体的に伝えるのもいいですね。

片づける理由がないならそのままで!

「日本人は〝片づいている〞のレベルが、とても高くなってしまったと思います」と奥田先生。掃除ができていて清潔ならば、多少は乱雑になっていても構わないのではないでしょうか?

「たとえば、何でもかんでも収納してしまう、というのも、時には非効率なんです。出しっ放しのほうが便利なものなら、そこに出しておいても構わない。〝その引き出しの中にある〞とわかっているなら、その中まで整理しつくす必要はない。そもそも、〝テーブルから棚の中まで、家中いつだって片づいている〞ことを求めるのは、キツいと思うんですよ」。

忙しいとき、疲れているときは、部屋が少々散らかるのは当たり前。もっとおおらかに、自分を片づけの呪縛から解き放つことも必要かもしれません。家族がなごめて、健康的にケガなく過ごせれば、もう充分。そんなふうに開き直ったら、子どものおもちゃで少々散らかったリビングルームもまた、わが家らしくて温かいな、なんて、愛着を持って眺められるのではないでしょうか。

参照:『サンキュ!』11月号「心と体の疲れがとれる収納」より。掲載している情報は18年9月現在のものです。構成/出下真紀 取材・文/福山雅美 編集/サンキュ!編集部

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