物を「3500個捨てた人」のその後に密着取材してみた!
2020/01/26
年末年始は部屋を掃除する絶好の機会でしたが、結局捨てられずにまだ家に物があふれているという人も多いのでは?今回は、年間”3500個捨て”に成功した達人に“捨てテク”を伺いました。
<教えてくれた人>
mimyさん……夫、長女(9歳)、長男(6歳)、二男(4歳)の5人家族。小さな雑貨から大型家具、家電まで、物を減らす様子をインスタグラムで公開。アカウントはmimy.home
‐HOUDE DATA‐
築26年/3LDK(70㎡)/中古マンション
捨てられるようになったきっかけは……
気づいたら物だらけだったというmimyさん。物を捨てられるようになるまでには一体どんな道のりを歩んできたのか。それは、2009年までさかのぼります。
■2009年~物を増やして満足~
9年前に中古マンションを購入。部屋中に雑貨を飾り、物を増やしては満足していました。でも子どもが3人になり、物はますます増える一方。散らかる部屋の中では雑貨さえも「ゴチャつき」の根源に思えてイライラ。初めて物を減らしてスッキリさせたいと思うようになったんです。とはいえ、何から始めればいいかわからず、結局は全然捨てられずにいました。
■2016年夏~チャレンジ開始~
ある日、テレビ番組で「家中の物を数えて2割に減らす」企画を見て、「これならできる!」とチャレンジを開始。部屋の写真をその都度撮り、インスタグラムにアップすることで、物が減っていく様子を客観的に見られたり、コメントに励まされたり。おかげで挫折することなく、モチベーションをキープできました。
■2017年夏~”3500個捨て”達成~
約1年かけて3500個の物を捨てることに成功。たくさんの物を手放したことで本当に必要な物だけが残り、自然と不要な物が見極められるように。今はもう数えなくても、わが家に合った物量にセーブできています。
成功”捨てテク”を紹介!
mimyさんのおうちは、その後もきれいなままの状態をキープ。現在も実践しているという、”捨てテク”をご紹介します。
■物が減ったら収納グッズも減らす
定期的に収納かごの中を見直して、物が減ったらかごごと処分すれば、油断して物が増えることもなし。「板+ブロックの手作り棚だから、もっと減ったら棚1段減らすことも可能です」。
■「大切にする=しまい込まない」
必要な物だけ残すと決めたから、大切な食器もしまい込まずふだん使いに。「朝食のお供だったお皿を割ってしまったときも、とことん使った満足感で気分よくお役御免にできました」。
■定期的に模様替えをする
模様替えを繰り返すことで物の適材適所がわかり、「ここに置いたら使いやすくなった」や「これはなくても困らない」が浮き彫りに。今まで気づかなかった不要品を手放せることも!
■家中のふきんを同じものにそろえる
以前は「手拭き」「台拭き」「食器拭き」の3種類を用意していたけど、全部白ふきんにしたらまとめて漂白できて清潔だから、使い分ける必要なし。1種類なので数も厳選できました。
■ゴミ箱を紙袋にする
ゴミ箱を部屋の目立つ所に置くのは、抵抗があるもの。でも、紙袋をゴミ箱代わりにすれば、壁に掛けても気にならないし、不要なものをポンポン放り込めます。
■靴箱を取っ払う
靴箱は処分し、常に中身が見渡せる棚に今はいている靴だけを収納。オープンなので、眠っている靴はないか、はきつぶした靴はないか、処分すべき物があったらすぐにわかる仕組み。
家具の配置や収納場所を変え、捨てやすくする工夫をしていたmimyさん。物を捨てるための環境づくりも大切ですよ。ぜひ参考にしてみてください。
参照:『サンキュ!』1月号「私たちに迷っている時間はない! 捨てるもの・残すもの即決リスト」より。掲載している情報は18年11月現在のものです。撮影/小野田陽一 構成/出下真紀 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部
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