クローゼットが倍使えるようになる!?片づけのプロが教えるいますぐやってほしい「衣類の収納テク」
2021/07/24
気がつくと、ものでパンパンになってしまうクローゼット。もっと有効活用したい!という人も多いと思います。
そこで今回は、家事代行サービス「カジタク」を展開するアクティアに所属の山口さんにクローゼットの収納スペース倍になる!……かもしれない、収納テクを教えてもらいました。
「かける衣類」の収納量を倍にするには?
クローゼットの収納量を増やすテクニックはいくつかありますので、今回の記事では「かける衣類」に限定して解説していきます。
収納テク1:ハンガーをそろえるメリットを知ろう
あり合わせのハンガーを使ってテキトーに洋服をかけてしまうと、結果としてスペースをムダにしてしまうことがよくあります。理由は2つあります。
1つ目は、バラバラのハンガーだとクローゼット全体がガチャガチャした印象になるので、服がかかっていないハンガーがたくさん紛れていても、気がつきにくいためです。お仕事でお客さまのクローゼットを片づけていると、服がかかっていないハンガーが数十本単位でポールに残されていることがよくあります。
ハンガーを統一することで、埋もれているハンガーが見つけやすくなります。余っているハンガーをバーから取り除くことで、より多く服をかけられるようになります。
2つ目の理由は、あり合わせのハンガーのなかには、太くて厚みのあるハンガーが多数使われていることが多いからです。スーツを買ったときについてきた肩に厚みのあるハンガーは、2着分のスペースを取ってしまいます。
できれば薄手で、前後がフラットになっている、しっかりしたタイプのハンガーをそろえましょう。ただし、針金ハンガーは薄手ではありますが、柔らかいため形が歪みやすく、その歪みによってスペースを取ってしまうこともあります。服をしっかりかけるには頼りないことが多いです。
買いたしできる定番のハンガーでそろえると、見た目もスッキリ美しいクローゼットになります。もちろん、行きつけのクリーニング屋さんのハンガーがしっかりしたタイプなら、それでそろえるのもよいですね。
収納テク2:長さ順にかけるだけでスペースができる!
そろえるとメリットがあるのはハンガーだけではありません。クローゼットにかける服の「長さ」も意識しましょう。
クローゼットの片側に丈の長い服をまとめ、反対側に向かうにつれてだんだん短い服になるように並べていきます。すると、丈の短い服の下はかなりスペースが空くはずなので、そこを収納スペースとして利用しましょう。引き出しタイプの収納ケースなどが設置できます。
収納テク3:少しでも多く収納したいなら「縦につなげる」
縦につなげられるハンガーを利用すれば、厚みを抑えながらより多くかけることができます。ただし、あまりたくさんつなげてしまうと重たくなってしまうので、2~3連で留めておくようにしましょう。
収納テク4:冬物のコートは預ける
冬のアウターは厚くて長いので、クローゼットでも多くのスペース使ってしまいます。いまあるものすべてが、本当に必要なのか、一度見直しをしてみましょう。
そのうえで、残った冬物コートについては使わない時期は預けてしまうという選択肢もあるので、ぜひ一度試してみてください。おすすめの方法は、保管つきクリーニングを利用することです。コートをクリーニングに出すと、次のシーズンまで長期間預かってくれるサービスです。保管料金は無料のところがほとんどですので、安心ですね。