築50年・2LDKでもノーストレスで暮らせる家のヒミツを大公開

2020/11/20

ゆる片づけでイライラとはさようなら!築50年の団地をフルリノベーションし、4人家族で2LDK住まい、快適に暮らすヒントは「ま、いっか!」の気持ち。片づけハードルを下げてリセットできればOKな工夫を教えてもらいました。

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

>>>サンキュ!編集部の記事をもっと見る

<教えてくれた人>
shoさん(東京都 39歳)
夫、長女(8歳)、二女(6歳)の4人家族。専業主婦。植物を上手に育てることと、DIYが得意。インスタのアカウントは@sho.house

◎HOUSE DATA◎
築50年(フルリノベーション)/団地/2LDK(75平米)

【前】自分の思いどおりに片づかなくてイライラ!

shoさんは元々、全部片づけないと気がすまない性格。でも娘たちが小さかった頃は長女が動き回るし、二女はずっと抱っこで、日中片づける時間がなかったとか。「片づけは姉妹が寝てから。片づけたいのに片づかない家に常にイライラしていました」。

【今】「ま、いっか!」なゆるさでノーストレスに

いつまでもできないことにイライラしても、疲れるだけ。だから「多少散らかってても、ま、いっか!」と自分の片づけハードルをグーンと下げたことが、ノーストレスになった理由だとか。今はいったん散らかってもリセットできればよし、としているそう。

散らかっても「ま、いっか!」

「子どもが散らかすのは当たり前。夕食前に何となく床とテーブル上が片づいてればいいよね」。そう思えたら、心が断然ラクになったそう。

机まわりは「作業スペース」がなくなるまでノータッチ!

2人の娘はお絵描きや工作、折り紙が好き。遊びに集中すると机の上には物が重なり、カオス状態に。「作業スペースがなくなるほど散らかったら声をかけ、一緒に片づけています」。

増えがちな絵は、いっそギャラリー風に飾っちゃえ

描いた絵や工作などは「取っておいてね」と言う娘たち。でもしまい込むとたまる一方だから、お気に入りの絵はすぐ飾り、壁面をギャラリー風に。学期の終わりに親子で一緒に見直し、古い物から処分。

工作たちは箱1つ分だけ保管!

2人分、「とりあえず掛かってればよし」ルール

習い事のバッグや上着などを床に放置するのはNG。とはいえ、全部に置き場所をつくると、いちいち戻すのが子どもたちにとって面倒だから、部屋の隅にあるポールハンガーにまとめて「ざっくり掛ければよし」に。

「5分タイマー」でガミガミ言わなくても片づけるように

「夕方はリビングで遊ぶので、おもちゃで床がひどいことに!」。でも夕食前の「5分で片づけるよ」の合図でリセットするのが毎日の親子の習慣。5分という短期間なら、娘たちも集中してササッと動いてくれます。

棚の上1カ所なら、ゴッチャリしても許せる

玄関から入った正面にあるIKEAの棚。「みんなにとって物が置きやすい場所だから、家族の帰宅後はDMやスマホなど、物がどんどん集結します。でも寝る前にだけ定位置に戻せばOK。翌朝にはスッキリ」。

みんな帰ってきたあとはグチャ~。

中はグチャグチャでも「ま、いっか!」

カーテンや引き出しを開ければ、中は物がパンパンでゴッチャリとしているけれど、閉めればわからないから問題なし。大事なのはメリハリ!

キレイに見えるけど中は意外とざっくり!収納

パッと見は何もない美しい収納。でもshoさんはミニマリストではなく、つり戸棚や各引き出しの中は意外にざっくり。「目につく場所に物を置くのをやめるだけで、スッキリ度が格段に上がります」。

シンクの陰に水おけ代わりのボウルを置きっ放し

独身時代から使っている柳宗理のボウルはシンク内が定位置。「ボウルは水おけ代わり。使用後のお箸や箸置きなどを漬けて汚れを落としやすくします。シンクと同素材だからスッキリ見えます」。

食材は上からざっと見渡せればOK

引き出し内の食材は「上から見たときにどこに何があるのかわかればよし」だとか。「この引き出しを開けるのはほぼ私だけだから、私がわかればOK。ただし入る分しか買わない、が鉄則です」。

ストック品はロールカーテンを閉めればスッキリ

「壁のように見えるソファの背面ですが、実はロールカーテン。宅配便で届いたストック用の水や、メルカリへの出品待ちの物などを一時的に置くのに便利です」。閉めれば中が雑然としていてもまったく気になりません。

衣装ケースに入っていれば、中は適当でよーし

しっかりたたまずに衣装ケースにポイッと入れることもあるという家族の服。「ケースは無印良品で統一し、服の色は白、黒、紺がメインだからスッキリ見える気がします」。

布マスクはハンガーに引っ掛け収納

ふたつきの箱なら子どもが出し入れしても乱れが気にならない

二女が1人で着替えられるように、寝室のベッドの下を二女の洋服の収納場所に。収納はふたつきで軽い紙箱を選べば出し入れしやすく、中が適当でも見えないからOKです。

ちょっとくらいイライラしても「ま、いっか!」

家族で部屋にいる時間が増えた今年は、慣れない生活にイライラしたことも……。でも毎日イライラしてても仕方ない!と割り切ってプチ対策をたくさん仕込むことで、今は機嫌よく過ごしています♪

「散らかしていい場所」があると、ガミガミ怒らなくてすむ

夫がDIYで押し入れを改造して子どもスペースに。「秘密基地のようなこの場所で、姉妹仲よく遊んでいます。ここは子どもたちが自由にしていい場所だから、とんでもなく散らかしても何も言いません」。

「あれ、どこ~?」と聞かれたら収納見直しのサイン

「家族に『あれ、どこ~?』って聞かれるのは収納がわかりづらい証拠」とshoさん。そんなときは、物の置き場所を見直すサインだと思って、家族がよく使う物の収納場所を再チェックするそう。

グリーンを生活に取り入れたらなんだか心癒やされるように

ベランダにはたくさんのグリーン。リビングの壁面からニョキッと出ているのは板に根づいたビカクシダ。「家で心癒やされるのは、グリーンに囲まれているからかも」。

座る場所を変えるだけでなんだか気持ちがリフレッシュ

いつもはキッチン側のいすがshoさんの定位置。だけど時々反対側のいすに座り、違う景色を楽しみます。「座る場所を変えるだけで見慣れたリビングが新鮮に。ささやかですがいい気分転換です」。

「値段より質を取る」と決めると、やたらと物が増えなくなった

安さを求めると、情報に踊らされ失敗しがち。だからshoさんは愛用する定番品を決め、ずっと使い続けることに。それが"増えない暮らし"につながっています。

ルームフレグランス15年愛用

食器用洗剤9年愛用

スキンケア8年愛用

参照:『サンキュ!』2020年12月号「小さな片づけであなたの未来が変わります!」より。掲載している情報は2020年10月現在のものです。撮影/小野田陽一 構成/竹下美穂子 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

『サンキュ!』最新号の詳細はこちら!

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND