増えがちな日用品…わが家のちょうどいい量を知って小さく暮らすコツ
2021/05/28
シャンプーや洗剤などの日用品。お金のプロによると「あっても困らないから」と買いだめをする習慣がある人は、日用品以外の物も買い過ぎてしまう傾向があるそう。"ちょうどいい量"を買う練習をして暮らしのサイズを小さくしましょう。
<教えてくれた人>
消費生活アドバイザー 丸山晴美さん
主婦のやりくりに精通し、時代に合った疲れないやりくりや効率のいい貯め方を提案。テレビやラジオ、雑誌、講演などで活躍中。
買い物習慣を整えるなら日用品の見直しから始めよう
小さく暮らせない=物をたくさん買ってしまう原因の1つは、"暮らしに必要な量"を把握できていないからです。特に日用品は使用期限がない物が多いので、「あっても困らない」と言い訳をして多く買いがち。でも日用品は消費ペースが変わりにくいので、必要な量だけを買う習慣をつけやすい物でもあります。暮らしに必要な量がわかれば、たとえ店頭で特売品を見つけても「今は買わなくて大丈夫」と自信を持ってスルーできます。買う量が少なくなれば、当然、支出もコンパクトに。小さく暮らすために、まずは日用品の管理から始めましょう!
1 今、日用品ストックは家にいくつある?
【家の中を1周する】
今、家に何がいくつあるかを把握しましょう。収納を見直すと、買ったまま忘れていた物が見つかるかも。まずは、家にある物を使い切ることで"小さな暮らし"は始まります。
Try!
□引き出しを開けて、中を確認する
ふだん開けていない引き出しや戸棚の中も見逃さないで。死角に隠れている物はないか、隅々までチェック!
□使う場所ごとにまとめて収納する
キッチン用品はキッチン、洗濯用品は洗面所など使う場所にまとめて収納。探す手間もなくなります。
2 収納範囲を狭くすればムダ買いが減る
【収納スペースを小さくする】
収納スペースが決まっていないと、つい「まだ置けるから」と必要以上に物を置いてしまうので、収納範囲を決めて持てる量を制限。慣れてきたら範囲をさらに小さくしましょう。
Try!
□棚1段など、スペースをしぼる
収納するのは引き出し1つ、棚1段、箱1つ分だけなど範囲を決めましょう。数を管理するよりもラクです。
□すべての日用品を見えるように置く
見えない場所に置くと存在を忘れてしまうことも。引き出せるようにする、手前だけに置くなど工夫しましょう。
3 「まだ買わなくても大丈夫」と自信を持てる
【買った日と使った日を書く】
日用品のストックを必要以上に買ってしまうのは、「家にいくつあれば困らないか」をわかっていないから。使い切るペースがわかれば買いたす時期がわかるので、特売品に踊らされません。
Try!
□買った日、店名、値段を書く
日用品を買ったら、買った日、店名、値段を書きましょう。「このくらいの値段で買える」とわかれば、特売品の買いだめ欲をセーブできます。
Try!
□使い始めた日を書く
「買ってから使うまでの期間」と「使い切るまでの期間」を把握できます。詰め替え用ボトルには、貼り替えられるマステなどに書くのがおすすめ。
Tryしました
『サンキュ!』読者 S・Mさん(埼玉県 38歳)
夫、長女(4歳)、長男(1歳)の4人家族。インスタグラム「#小さい暮らし」のような家に憧れつつ、育児に追われて余裕はなし。
1 キッチン用品と洗濯用品がごちゃ混ぜになっていました
収納を見直したら、キッチン収納に洗濯用洗剤のボトルを発見。買い物後にとりあえず置いて、そのまま存在を忘れていました(汗)。
2 今まではテキトーに置いていたけど、「箱1個だけ」にします!
今までは収納の空きスペースに押し込んでいました。箱1個に入るだけと決めたので、これからは買い物前のチェックもラクにできそう。
まとめると量の多さを実感。
3 日付を書いたら「使いすぎない」意識がついた!
洗剤を使うたびに日付が目に入るので、「出しすぎないようにしよう」と意識も変わりました(笑)。小さい暮らしに近づけるよう頑張ります。
マステに書きました。
参照:『サンキュ!』2021年6月号「自然と貯まる小さくても豊かな暮らし」より。掲載している情報は2021年4月現在のものです。監修/丸山晴美 撮影/キムアルム 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部
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