【48歳・年収608万】長女の仕送りに毎月9万円!それでもコツコツ貯まるシンプルやりくり法

2022/06/27

遠方に進学した長女の仕送り&二女の学費をコツコツ備えています。なにかとお金のかかってくる40代、大学入学にかかったリアルな教育費を教えてもらいました。また、お金の貯まる日々のシンプルなやりくりも必見です!

<教えてくれた人>
Nさん(北海道)
夫49歳、妻48歳、長女18歳、二女15歳。
結婚21年目。住まいは3LDKの持ち家一戸建て。週20時間、月80時間のパート勤務。2019年に1000万円貯蓄を達成。今年4月に長女が東京の大学に進学。

◎TOTAL MONEY DATA◎
月収(手取り) 夫32万円、妻7万円
ボーナス(年間・手取り) 140万円
年収(手取り) 608万円
月貯蓄額 4万円
年貯蓄額 72万円
総貯蓄額 1400万円

【教育費の備え】長女の大学入学までに500万円を目指して貯めました!

教育費以外にも住宅ローンや老後資金など気になることがありましたが、「あれもこれもと頑張りすぎず、まずは必要になる時期が一番早い教育費に絞って貯めました」。

ちなみに二女も高校受験で数十万円かかりました

3歳違いの姉妹なので大学と高校のW受験に。二女分は、塾代で1年間で38万円の支出。「公立高校に入学しましたが入学料、制服、体操着、教科書、タブレット代など合計27万円かかりました」。

家賃が安いのでなんとか娘を東京に送り出せました!

写真は長女の新居。アパートは家賃が安めの地域を選択。「家賃が学生寮並みの所を見つけられてよかったです。家賃が高かったら、奨学金を検討することになったかもしれません」。

1人500万円を目安にコツコツ貯蓄

子ども2人とも誕生時から児童手当は全額貯蓄。それぞれ銀行口座を作り、いただいたお祝い金や小さいころのお年玉なども貯蓄。「17年間かけてコツコツ貯め続けました」。

長女の大学入学にかかったお金ぜんぶ聞いてみた!

【受験費用】
北海道から他県の大学を受験したので、受験料のほかにも交通費や宿泊代などがかかり、入学前にすでに20万円の支出。「遠方の大学を受験するとお金がかかります」。

推薦受験代 1万7000円
共通テスト代 1万8800円
受験旅費(関西) 3万9900円
受験旅費(関東)(1)5万6600円
受験旅費(関東)(2)3万円
その他食事代などで 計20万円

【入学金】
大学入学時に75万円を入金。学費後期分は約半年後に50万円払います。「第一志望の大学の合格発表が早かったおかげで、滑り止めで受けた大学に入学金を払わずに済んで助かりました」。

入学金 20万円
同志会会費 5万円
学費前期分 50万円
計75万円

【引っ越し費用(新生活・部屋探し含む)】
部屋探しにかかった費用、敷金・礼金、引っ越し代、パソコンや自転車のほか、新生活に必要な家具、家電、電球からタオルまで細々した日用品を購入。「家を出て生活を始めるための初期費用は結構かかるものですね。貯めたお金がどんどん出ていきます(汗)」。

計67万8000円

合計 162万8000円

東京のオーディトリアム大学
jaimax/gettyimages

【大学4年間でかかるお金】

●仕送り
8万7000円×12カ月×4年=417万6000円

●学費
年100万円×4年=400万円

計 817万6000円

【家の備え】リフォーム代を確保しつつ、60歳までにローン完済が目標です

家は来年で築20年。「そろそろ屋根や外壁のメンテナンスをしなくてはと思っています。35年ローンで65歳完済ですが、繰り上げ返済をして夫の定年前に完済を目指してます」。

【老後の備え】40代からは休むことと頑張りすぎないことが大事!

夜は11時就寝、朝は6時起床で睡眠時間は7時間確保。「睡眠は大事。よく寝られた日は、体の動きも軽いです。これからの人生を楽しむためにも健康第一ですね」。

親の経済状況も知っておかないと、自分の老後にも影響が!

年金を含めた両親の収入や実家の住宅ローン残金などを把握しておくことも大事。「なかなか聞きにくいことですが、親がお金に困ると、のちのち自分たちが困りますから」。

仕送りしながらもコツコツ貯まる!40代のシンプルやりくり

●春からは「1日1500円」ルールでやりくりしてます

食費と日用品費を合わせて1日1500円、約月4万5000円の予算。手帳に購入した店名と金額を記入し、10日ごとに集計して1万5000円内に収まっていればOK。「オーバーしていたら買い物をしない日を増やして調整します」。

●隠した予備費が月末の助けに!

予備費として1万円を取り置き。二女の学校の講習代や写真代、香典など急な支出に充てます。「食費がたりないときも予備費でカバー。おかげで赤字を回避できてます」。

●年に1度「全財産」をまるっとCHECK

3月末に預貯金と財形貯蓄の残高、投資信託の評価額を算出して、わが家の総貯蓄額を確認。「毎月確認するのは面倒なので年1回に。前の年より増えていれば合格です」。

●「1人でスーパーちょこちょこ買い」が、余計な物を買わないヒケツ!

買い物はパート帰りに1人で行き、食品も日用品も同じ店で購入。「日用品が安いからとドラッグストアに寄ると余計な物を買って、かえって高くつくので1店舗で済ませます」。

●20代の持ち物をメルカリで売って、40代の今必要な物をGET

昔買って使わなくなったブランドバッグや香水をメルカリで売り、今、使う物をメルカリで見つけてお得に購入。「自分が使わなくなった物を使ってくれる人に回して、物を循環させる暮らしはムダがなくていいですね」。

●ほかにもこんな物買いました
・バスタオル
・北欧のマグカップ
・入学式にも使えるシンプルなバッグ

参照:『サンキュ!』2022年7月号「40代からの家計と暮らしのリアル大調査」より。掲載している情報は2022年5月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部

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