【年収300万円台、子ども5歳・3歳】あと16年で夫が定年。それまでに備えることをハッキリさせたら不安がなくなった!

2022/08/29

夫が15歳年上&年収300万円台、老後の蓄えはどうするの?書き出したライフプランが家計を見直すきっかけに。定年までの稼げる期間に、なにを備えるべきかハッキリさせたら不安もなくなりました!

<教えてくれた人>
サンキュ!STYLEライター Sさん(埼玉県 34歳)
夫(49歳)、長女(5歳)、長男(3歳)、義父母(現在は2人とも入院中)の6人家族。結婚7年目。専業主婦。住まいは持ち家一戸建て。インスタ(@sakunon_s_life)で節約テクを公開。

◎MONEY DATA◎
月収(手取り) 27万円
ボーナス(年間手取り) 20万円
年収(手取り) 344万円
月貯蓄額 9万円
年貯蓄額 約130万円
総貯蓄額 約500万円

あと16年で夫が定年。それまでに備えることをハッキリさせたら、不安がなくなりました

年の差婚で、結婚後すぐに義父母の介護が始まったSさん。「義父母の入院などで想定外のお金がかかることを目の当たりにして、老後の蓄えはやっぱり必要だなと実感。さらに、長女の妊娠中に初めてライフプランを書いてみたら、夫の定年まであまり年数がないことに焦り、本気でやりくりに取り組もうとやる気が出ました」。そして、生活費がお得になることを積極的に取り入れて、ムダな支出をとことんカット。月収20万円台でも、老後資金を含めて月9万円貯められる強い家計を作り上げました。

夫の定年までに稼げる期間が短いと目に見えてわかった!

「家族の年齢を書くだけで、夫の定年の時期が意識できるように。今から教育費と老後資金を同時に貯めていくためにどうしたらいいか考えるきっかけに」。

『サンキュ!』付録の「1000万円貯まる手帳」に記録

ライフプランが、家計見直しのきっかけに!

●1カ月の家計表

<収入>
月収(手取り) 27万円
児童手当(2人分) 2万円

先取り貯蓄(貯蓄型保険、投信、積立貯蓄) 9万円

<支出>
特別出費用積み立て 3万5000円
住居費 7万3000円
水道・光熱費 0円
通信費 6000円
車関連費 6000円
生命保険料 1万円
子ども費(幼稚園代、習い事代) 2万円
食費 2万円
日用品費 0円
夫小遣い 1万5000円
妻小遣い 1万5000円

特別出費予算を取って貯蓄を崩さない!

年間支出予定を書いて予算立て

年間でかかるイベント費や税金など支出予定を書き、必要な積立額の目安を設定。「この積み立てがあることで、先取り貯蓄を死守できます」。

アプリで積立額をチェック

特別出費用積み立ては、「シンプル貯金箱」アプリに入力。イベントなどの目的別に積立額を確認。「"使うための貯蓄"なので、金額が増えると楽しみが広がってやる気がアップ!」。

生活費はできるだけコンパクトに!

貯蓄を確保するため、固定費、食費、日用品費の徹底見直しを。「無理に削るというより、お得なプランの乗り換えやポイ活など、楽しく続けられることだけ取り入れています」。

見直し後のやりくりポイント

●家計簿は月1回、やりくり費をメモするだけ

生活費はほぼカード払い。「マネーフォワード」アプリに入力し、月1回、ノートに固定費以外の合計額をメモ。「書くことでお金を使ったことが意識でき、ムダ使い予防に」。

先読みして貯蓄プランを考えるようになって、老後の不安が解消!

「ライフプランを書いたことで、子どもの進学時、夫の定年までにこれくらい貯めようと目標が明確に。老後資金も今から準備しておけば着実に貯められるとわかり、漠然とした不安がなくなりました」。

今はFP2級の勉強をしています!

「ほったらかし投資」でお金に働いてもらう

「FP3級の資格を取り、投資の本を読んで仕組みを知ったら、"お金に働いてもらう"ことがとても有益だと思えるように。長い目で見て殖やしていきたいです」。

光熱費、通信費のお得プランはどんどん取り入れる

格安スマホや新電力への乗り換えなど、お得なプランを調べてすぐ実践。固定費が年間約18万円の節約に。「さらに、太陽光発電が多いときで月2万7000円の収入になるので、差し引きすると、水道・光熱費は0円で済んでいます」。

太陽光発電の売電で光熱費が0円に!

教育費の貯蓄プランは?

【1人につき400万円が目標】
児童手当 月2万円
ドル建て終身保険 月3万円
ジュニアNISA 年160万円(2人分)

ドル建て終身保険は、26年が満期で約400万円戻る予定。「ジュニアNISAは23年までしか申し込みできないので、お年玉などの子ども用貯蓄から費用を出し、来年も投資するつもりです」。

老後資金の貯蓄プランは?

【夫が65歳までに2000万円が目標】
つみたてNISA 月3万3000円
投資信託 月5000円

2年前からつみたてNISAを始め、さらに今年から月5000円ずつ投資信託を上乗せ。「このまま夫の定年まで続けて、少しでも殖やせたらいいな~」。

●株主優待で被服代などが割引に

個別株 年約10万円

株購入の資金は、特別給付金や残し貯めから。「今は西松屋やイオンなど、株主優待で割引特典があるものを優先。子どもが成長したらまた別の株を購入する予定です」。

住宅ローンが終わったら、貯蓄を加速!

8年後に住宅ローンが終了予定。「住宅ローンが続いているつもりで貯蓄に回していけば、目標額が達成できるかなと思います」。

家族4人で食費2万円&日用品費0円!

今のうちから生活費を小さくしておけば、将来も怖くない!

「義父母の生活を身近で見て、生活水準を上げすぎなければ何とかなる!と実感。そのときの気分で外食や買い物するのをやめ、月3万円以上食費を減らしました」。

【食費】"使い切るまで買わない"のが、結局いちばん効果的!

「以前はちょこちょこ買い物に行っては、ついムダな物まで買ってしまいがちでした。誘惑に負けないためには、とにかく買い物に行かないこと!今ある食材を使い切ることを徹底したら、月2万円で収まるように」。

買い物は1回5000円以内が基本

「事前に献立は決めていません。その都度安い物で使い慣れた食材を買って、それでできるメニューを考えるルーティンで、ムダなく使い切っています」。

月2万円でも豊かな食卓の様子はインスタで!

コストコでは2週間分まとめ買い

月1回はコストコへ出かけてテンションアップ!「大量パックの肉や野菜以外に、パンやスイーツなどのお楽しみ品もまとめ買いして、2週間乗り切ります」。

米代はふるさと納税で節約

ふるさと納税の返礼品で年20kg分の米を選び、米代の節約に。「毎年、新潟の知人から届く新米も大助かり。玄米を少しずつ精米しておいしく味わっています」。

【日用品費】"手間をかけない"ポイ活で日用品はほぼタダ!

「生活費の支払いや、ポイントサイト経由の査定など、必ず利用するもので楽にポイントをためてます」。Tポイントはウエルシアで1.5倍分買い物できるので節約効果大!

毎月20日のウエル活で、1カ月分を購入。

ポイントためテク

●固定費、食費はカード払い⇒月平均7000ポイント

生活費のほとんどの支払いは楽天カードに集約。楽天ポイントのアップデーを狙って日用品をポイントで購入して、さらにお得に!

●電気の乗り換え、車の売却査定など⇒MAX2万3000ポイント

ポイントサイト経由で新電力への乗り換え、車の売却や外構工事などの査定をすると、キャンペーンによって大量ポイントをもらえることも。

参照:『サンキュ!』2022年9月号「老後に困らないやりくり達人」より。掲載している情報は2022年7月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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