【プロがおすすめ!】投資信託結局何を選べばいい?「長期積み立て」で今選ぶならこの3つ!

2022/10/04

投資信託、興味はあるけれど結局何を選べばいいの?専門家がわかりやすく解説します。おすすめの「インデックス・ファンド」は運用手数料が安くて初心者にもぴったり。長期積み立てのイチオシ商品も必見です。

<教えてくれた人>
家計再生コンサルタント横山光昭さん
マイエフピー代表。個別の相談・指導に高い評価を受けていて相談実績件数は2万件を突破!著書『貯金感覚でできる3000円投資生活』はシリーズ累計90万部超の大ヒットに。最新著書は『一生お金に困らない 13歳からの3000円投資生活』(アスコム)。

株式市場の価格と連動している「インデックス・ファンド」がおすすめ

「株価市場の指数の動きに連動している投資信託を『インデックス・ファンド』といいます。運用会社が株価指数に沿った複数企業に投資してくれるので、投資家はその『インデックス・ファンド』を買うことで、"複数企業に分散投資しているのと同等の効果"が得られるのがメリット。また、『インデックス・ファンド』は他の投資信託に比べて、運用手数料が安いという点でも、初心者にぴったりです」。

1 投資する商品を決める

毎月の積立額、決済方法を設定する迷ったら、とりあえず「海外インデックス・ファンド」 を!

「日本の景気の影響を受けやすい『日本株式インデックス・ファンド』よりも、世界の株式を対象にしているものがおすすめ。投資国や投資先が分散されている分、リスクも低くなります。『全世界株式』または『米国株』に連動しているものは、『つみたてNISA』『iDeCo』どちらにもおすすめです」。

2 毎月の積立額、決済方法を設定する

分配金コースは「再投資型」一択に!

「積み立ては月1回、口座残高不足の心配がない日付、金額で設定して。分配金コース※1は、投資信託による分配金の利益をお金で受け取る『受取型』か、利益を再び投資に回す『再投資型』がありますが、長期運用でよりよい成果を期待するなら『再投資型』がベスト!」。

※1 「iDeCo」の場合、分配金コースの選択はなく、分配金は再投資されます。

一度設定したら、あとはほったらかし!年1回チェックするだけ

注文確定の前に、選んだ投資信託の「目論見書」(ファンドの目的、手数料などが明記されている書面)の内容を確認して。あとは年1回、損益の概算金額をチェックするだけ。もし金額が減っていても慌てないこと。

横山さんおすすめ! 「つみたてNISA」でも「iDeCo」※2でもOK

bee32/gettyimages

長期積み立てで、今選ぶならこれ!

※2 「iDeCo」は、証券会社によって下記商品の取り扱いがない場合があります。

楽天・全世界株式・インデックス・ファンド

日本と新興国を含む、全世界で購入できる約8800銘柄が含まれている。購入者が多く、純資産が大きいので、ある日突然運用が終了してしまう可能性が低い。コスパ、継続性、分散の観点で優れているイチオシ商品。

●手数料が安い
●純資産額が大きい
●全世界に投資先を分散

楽天・全米株式・インデックス・ファンド

米国株式市場で購入できる約4000銘柄が含まれている商品。米国の大企業、中小企業の株に幅広く分散しているので、リスクも分散されるのが利点。米国の景気がよくなるほど大きな利益が期待できる。

●手数料が安い
●純資産額が大きい

eMAXIS(イーマキシス) Slim先進国株式・インデックス

米国、英国などの海外先進国に分散投資できる。コストパフォーマンスに優れている人気商品。このシリーズ商品には、受益者還元型信託報酬という仕組みがあり、純資産総額が大きくなるほど、運用コストが安くなり、さらにお得。

●手数料が安い
●純資産額が大きい
●全世界に投資先を分散

*この特集で紹介している情報は、22年7月27日現在のものです。投資には元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

参照:『サンキュ!』2022年10月号「別冊『絵で見てわかる投資入門』」より。掲載している情報は2022年8月現在のものです。イラスト/德永明子、徳丸ゆう 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

関連するキーワード

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND