お金を貯めたいなら、年の初めにこれだけやって!1000万円貯めた人とマネーのプロが激推しする年間計画
2023/01/17
やりくり初心者にもおすすめなのが年間計画を立てること!年1回だけ家計を振り返り、年間計画を立てると、なぜお金が貯まりやすくなるのか?お金や脳といった各界の専門家と1000万円貯めた達人に教えてもらいました。
年1回、家計について意識するだけで、お金遣いが変わります!
家計管理が苦手な人も、1年間のお金遣いや貯蓄について振り返ってみて。年1回立ち止まることで、家計がピンチになる前に気づけるようになります。「今年はこうしたい」と目標を立てることも大事。目標をかなえるために年間で必ずかかるお金を書き出し、どう備えるか対策を考えるようになり、それが貯蓄へとつながっていくのです。
<教えてくれた人>
【お金の専門家】ファイナンシャル・プランナー 丸山晴美さん
節約アドバイザー、消費生活アドバイザー。"楽しい節約"をモットーに、経験に基づいた主婦目線のアドバイスが好評。テレビ、Webメディアなどで幅広く活躍。
年間計画成功ポイント
●「使うお金」は優先順位をつける
目標ややりたいことの予定をすべて書き出し、優先順位をつけましょう。そのためにどう備えるべきか、プランが立てやすくなります。
●「貯金簿」をつけて貯まる楽しさを実感する
毎月の貯蓄額を記入するだけなら簡単。増えていく数字を見ることで自信がつき、家計管理にも前向きになれます。
やること・目標を具体的に書くことで脳が活性化し、やる気が高まります
年始は前年を振り返る機会が多く、脳のリセットに最適なとき。この時期に新しい目標を立てると、有効な結果を得やすくなります。脳は視覚に釣られて適応しようとするので、年間予定や目標を書き出すのはとても効果的。さらに「先取り貯蓄」を固定するなど、お金の流れをルーティン化すれば、脳にストレスがかからず、ムダ買いもなくなってきます。
<教えてくれた人>
【脳の専門家】脳内科医・医学博士 加藤俊徳さん
「脳の学校」代表。1万人以上におよぶ脳画像診断の経験から、独自の脳番地トレーニングを開発。最新著書は『悩みのループから解放される!「執着しない脳」のつくり方』(大和書房)。
年間計画成功ポイント
●小さな目標から始めて、成功体験を味わう
目標は無理のない範囲で設定を。月1万円貯められたら次は2万円と、少しずつ成功体験を積み上げることで脳が活性化し、継続できるように。
●目標は家族と一緒に考える
目標や計画を立てるときは家族を巻き込んで。家族と楽しい未来像を具現化すると、脳が活発に働き、目標達成へのやる気がUP。
1000万円貯めた!やりくり達人神3
●年間でかかった出費と予算を見返すことで貯め力UP
月ごとに、特別出費の予算と実際に使った金額を記入。その差額を調整して翌年の予算を立て、事前に備えているので、貯蓄がキープできます。「"必ずかかるお金"が見えていると、やりくりのモチベーションも上がります!」。
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー なごみーさん
夫、長男(9歳)、二男(8歳)、長女(4歳)、三男(0歳)の6人家族。借金100万円からスタートし、10年で貯蓄1000万円に。そのやりくりテクは本誌やテレビなどでも度々登場。インスタグラムID:nagomy39
●年間支出を洗い出し、予算決め。ズボラでも続けられた
細かい家計管理は苦手。手帳に、生活費の月平均額、特別出費の予定を書き出し、月々にならして予算取りしたら、管理が快適に!年間出費を把握するだけでも、使い過ぎの防止になり、貯蓄額も安定しました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 トマさん
夫、長男(10歳)、長女(6歳)の4人家族。結婚当初は、"鬼の節約"で空回りし過ぎて挫折。年間計画や無理なく続けられる"ゆるやりくり"の継続で、結婚7年目に貯蓄1000万円を達成!
●年間計画で教育費を先読みしたら、お金の不安が解消
毎年、特別出費の予定表、やりたいことリストを記入。さらに教育費のピーク時にかかるお金を予測した一覧表(上)も。「この時期にはこの貯蓄を回そう」とプランが立てやすく、「足りなくなるかも?」という不安がなくなりました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 栗林景子さん
夫、長女(18歳)、長男(16歳)の4人家族。リーマンショックの影響で減収したのを機に、夫と家計を共有。年1回の家計見直しと、3カ月に1回、「収支報告会」を行うことで総貯蓄1200万円超に。
参照:『サンキュ!』2023年2月号「年100万円貯めてる人の『年間計画』ぜ~んぶ見せます!」より。掲載している情報は2022年12月現在のものです。撮影/天野良子 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部