〈神奈川→香川〉月収半減でも、故郷へ移住してわかった「本当に必要なこと」
2023/08/04
暮らしも出費も変わった!移住してマインドが変わったからこそ気づいた「削れる出費」を経験者に取材!家計の見直しに役立つテクがいっぱいです。小さくなった家計の気づきを教えてもらいました。
- きっかけは夫の会社の倒産。故郷に移住して、自分の暮らしに本当に必要なことがわかりました
- 自転車を買い換えたら、車に頼らなくてもよくなった
- プロジェクターならいつでもお家が映画館に!
- 照明ってけっこう電力を使うから思い切ってLEDにチェンジ
<教えてくれた人>
AMYさん(香川県 41歳)
夫(40歳)、長男(12歳)、長女(8歳)の4人家族。住まいは築15年の中古一戸建て(4LDK、140平米)。平日5日、パートで働く。過去に本誌やりくり特集にもたびたび登場。
きっかけは夫の会社の倒産。故郷に移住して、自分の暮らしに本当に必要なことがわかりました
以前は月収40万円以上と収入も多く、特に夫婦2人のころは「先のことは考えず今がよければいい」という行き当たりばったりの生活。ところが夫が失業して私の故郷の香川へ移住することになり、月収は半分に。家計を立て直す中で気づいたのは、やみくもに支出を削るのではなく「家族が満足できるように工夫してお金を使う」ことの大切さでした。それを意識したことでやりくりも軌道に乗り、今では夫婦で協力して貯められるようになりました。
Q 移住したきっかけは?
結婚2年目、長女が1歳になるころに夫の会社が倒産!当時わが家は赤字家計で夫婦仲も悪く、「一からやり直そう」と話し合って私の故郷である香川へ移住を決めました。
Q 移住前に多かった出費は?
ワースト(1)車費。ガソリンはハイオクで月に何度も遠出。ワースト(2)コンビニ代。飲み物やおやつを買いに毎日通い、ATMの手数料もかさんだ!ワースト(3)通信費。ケーブルTVや固定電話に加入するも、ほぼ利用せず。
自転車を買い換えたら、車に頼らなくてもよくなった
■以前は/夫が運転好きでどこへ行くにも毎回、車。■気づき/車はお金がかかる!田舎暮らしだけどあえて車1台にして、デザインのいい自転車を愛用。自転車通勤は体型や健康維持にも役立ち、医療費もガソリン代も大幅減!夫婦でサイクリングなど新しい楽しみもできた。
プロジェクターならいつでもお家が映画館に!
■以前は/休日はレジャーがてらアウトレットに行って散財(涙)。■気づき/お家時間を充実させるべく、テレビをやめてプロジェクターを購入。週末は動画配信サービスから映画をスクリーンに投影してお家シアター。映画のおとものピザやポテトも家で用意すれば安上がり♪
照明ってけっこう電力を使うから思い切ってLEDにチェンジ
■以前は/夫婦2人暮らしで夜しか家にいないのに電気代が月1万5000円。■気づき/家庭の電力消費量は照明の占める割合が高いことを知って「アイリスオーヤマ」の格安LED照明をお試し後、よく使う灯りをLEDに交換。電気代は一戸建てでも月1万3000円に!
夫、子どもに料理を任せてエンタメにすれば外食いらず
■以前は/疲れた日は外食するのが当たり前。■気づき/疲れたら食事作りを家族にバトンタッチして、私の体力とやる気をチャージすることに。たまになので夫も子どもも楽しんで作ってくれるし、たこ焼きやグリーンカレーなど気分がアガる屋台風メニューもお手のもの!
「無料」のコンテンツからあえて離れることで時間にもゆとりが
■以前は/ネットサーフィンして時間を浪費。■気づき/私も夫もネットをだらだら見てしまうことを自覚し、携帯電話はあえてガラケーのままに。おかげで限られた時間を上手に使えて、共働きでも家庭菜園やパン作りにもトライ。今の少し不便な生活にかえって自由を感じています。
習い事は自治体主催のものを調べて、子ども2人で月1万5000円に
■以前は/都会の教育費の高さに怯える日々。■気づき/自治体の教育事業を調べたらさまざまな習い事があることを発見!琴、オカリナ、ダンスは無料、茶道とアートは1回100~500円と料金も格安。子どもにはいろんな体験をしてほしいので、だからこそよく調べます。
参照:『サンキュ!』2023年8月号「ちょ~っと変えるだけで、家計防衛できちゃった!SPECIAL」より。掲載している情報は2023年6月現在のものです。撮影/AMYさん 構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部