“海保式やりくり”衣食住!『年9万円食費カット』『必要最小限の物で十分』

2023/10/21

元海上保安官!海保で学んだ経験を暮らしに生かしています。年9万円の食費カット&ある物で工夫するなど、余計な出費が激減!年貯蓄100万円アップに成功したやりくり達人の衣食住を教えてもらいました。

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<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー Kさん(広島県 38歳)
夫(39歳)、長女(10歳)、長男(5歳)の4人家族。住まいは3LDKの社宅。船舶料理士の資格を持ち、海上保安庁の巡視船で食事作りを担当していました。

◎MONEY DATA◎
月収(手取り) 約35万円
ボーナス(年間・手取り) 約145万円
年収(手取り) 約565万円
月貯蓄額 約19万円
年貯蓄額 約321万円(児童手当、つみたてNISA、終身保険の配当金などを含む)
総貯蓄額 約4200万円

限られた食材で食卓を充実させ、年9万円の食費をカット

約1カ月間航海する巡視船では、途中での食材補充はなし。「食材をムダなく使い回しながら、見た目の華やかさも重視した食事作りをしていた経験が、今のやりくりに大いに役立っています!」。

【海保式】「中身が貧相でも器が良ければ立派に見える」器の工夫で普通のおかずを格上げ

重箱+小鉢でママ友ランチを豪華に!

「環境が限定された船での食事は、目でも楽しんでもらえるよう、器を工夫していました」。いつものおかずも小鉢に分けて盛り付けたり、わっぱ弁当箱に詰めたりするだけで高級感がアップ!

手作り菓子をわっぱに詰めた手土産も好評

ムダ買い予防には、定番食材をメモが効果的

メモ帳アプリに、定番の食材リストを入力。「これをベースに、足りない食材をこのリストに足せば、ムダ買いせずに済みます」。

【海保式】「これさえあれば、ちゃんとしたごはんになる」献立必勝アイテムを常備

航海中、食材が乏しくなってきたときにこれがあれば何とかなるという必勝アイテムを家でも常備。「これがあるおかげで、食材をムダなく使い回せ、買い物回数も減らせます」。
例:献立に悩んだら、ゆでた肉+ドレッシングだけで主菜に!

緑と赤の食材を添えれば華やかに

「かに風味かまぼこは冷凍保存もできるので、赤が欲しいときに大活躍!ちょっと余った野菜には、なめたけか塩こんぶを混ぜればささっと副菜ができます」。

なめたけと塩こんぶがあれば副菜はOK!

【海保式】「生鮮食品がなくても、冷凍室に何かある」冷食ストックで、予定外の出費が激減

温めるだけですぐ出せる冷凍食品は、船でも家でも最強の助っ人。「おかずを一から作りたくないというときでも、“冷凍室にあれがある”と思うと安心。予定外で外食したりするムダがなくなりました」。

長持ち・簡単・安い!寒天の素はおやつ作りの神アイテム

「寒天の素は、保存がきいて簡単におやつが作れるので船でも大活躍。特に、口溶けがいい『シルキードルチェ』シリーズはイチオシ!1個分約68円と思えない高級感で、友達にも驚かれます」。

持ち物を減らし、ある物で工夫したら、必要以上に買わなくなった

仕事と育児の両立に悩み、ストレス買いで物が増え、一時は家が散らかり放題に。解決策を求め、整理収納アドバイザーの勉強をしたことがきっかけで、持ち物とじっくり向き合うようになり、買い方やお金づかいが大きく変化しました。

【海保式】「船では必要最小限の物で十分暮らせる」9カ月かけて物を減らし、本当に必要な物を見極められるように

部屋を片づけていく過程で、「そういえば、巡視船では少ない物だけで大丈夫だった」と思い出し、必要な物だけ選べるように。片づけの勉強をする前に比べて、年約120万円の出費が減りました。

場所を取る来客用布団は、レンタルに

家に両親が泊まりに来る機会が減ったので、来客用の布団は処分し、必要なときにレンタルすることに。布団の収納スペースが空き、手入れの必要もなくなったのでスッキリ!

【海保式】「身近にある物は何でも使え」買う前に自分で作れないか考える

「何か壊れたときも船内にある物で何とかするのが、海保マインド!捨てる前に何かに使えないか、身近な素材でアレンジできないか工夫することで、必要以上に買わなくなりました」。

ラタンミラーを縄や割り箸で再現
使い古したプラコップを薬箱の仕切りに

「捨てようと思っていたプラカップを引き出しに入れてみたら、細々した薬が取り出しやすくなりました」。割り箸や縄、毛糸などを活用して、オリジナル品を作るのも楽しい♪

お下がりのバッグを毛糸でリメイク

花は、心の癒やし。予算300円と決めて欠かさず飾る

「物は減らしても、目に入るだけで気持ちが和らぐ生花は欠かしません」。週1回、300円以内と予算を決めて購入。自分で育てたユーカリなどのグリーンも添えています。

おこもり時間を全力で楽しむことで、 余計な支出が激減

暇つぶしに外出するより、おうち時間を充実させると節約に。「外出できない長い航海を体験しているので、おこもり時間の過ごし方は大得意。本気で楽しめば、ストレス発散になり、支出もセーブできます」。

【海保式】「小さな出費で大きな効果を得る」ホームプロジェクターで、“おうち映画館”ごっこ。レジャー費が浮いた

プロジェクター約1万5000円+アマゾンプライム年会費5900円で、映画もドラマも見放題!映画館に行くと交通費や外食費もかかるので、大幅な節約大入り に。「山盛りポップコーンで気分を高めてます♪」。

パジャマのままダラダラ過ごす「No Buy Day」を満喫

月1~2回、「ダラダラする日」を決め、終日パジャマのまま本を読んだり、動画を見たりして過ごします。「この日ばかりは食事も作らず、買い置きの物で乗り切る究極の“無買デー”です」。

ボードゲームなら、電気も不要でどこでも楽しめる

アナログなボードゲームには、惜しみなく出費。「電気も使わないし、いつでもどこでも、家族みんなで盛り上がれるので、十分元が取れています」。

着回しを追求したら、服のムダ買いがなくなった

「以前は、服が多いほどおしゃれになれると思って毎週のように買い物していたことも」。いくつ持っているかよりも、どれだけ着回しできるかを大切にしたら、必要以上に買うことがなくなりました。

1つで何パターンも着回しできる服を選ぶ

例えば、前開きできるワンピースなら、羽織りでもインでも使えて便利。「おしゃれな友人にアドバイスしてもらうことで、Tシャツ1つとってもムダのない買い物ができるようになりました」。

元アパレル店員の友人にコーデ例を依頼

靴は何でも合わせやすい3足のみに!

靴は服のテイストに合わせて変えるものと思い、たくさん揃えていました。「今はベーシックな黒のスニーカー、ショートブーツ、白いサンダルのみ。十分使い回せます」。

プチプラの派手めアクセサリーでおしゃれ度アップ

シンプルな服にイヤリングでアクセントをつけるのがおしゃれの定番。イヤリングは、古着店やフリマで安くゲット。「このイヤリングは50円でした!」。

子ども服は、年2回古着店のセールでまとめ買い

子ども服はすぐサイズアウトするので、古着で質のいい物を選ぶように。シーズン終わりのセールで、来年用のトップス3着、ボトムス3着を目安に購入。

参照:『サンキュ!』2023年11月号「今、値上げに負けず貯めてる人の衣食住全部見せます!」より。掲載している情報は2023年9月現在のものです。撮影/上原朋也 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

 
 

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