限られた物で工夫する“海保式やりくり”で年貯蓄100万円アップ!超絶シンプルな家計管理
2023/10/20
超絶シンプルな家計管理!毎月の家計簿は記入なし、でも支出ルーティンが決まっているから自然と貯まります。自分にとって苦手なことは頑張りすぎません。1カ月の家計表&年貯蓄の内訳を教えてもらいました。
- 【共働き時代】理想の母像を求めすぎたせいで、ムダな支出が多かった
- 【現在】海保で学んだ経験を生かしたら、貯蓄が殖えた!
- 苦手なことは頑張りすぎない 家計チェックは年1回のみ。貯蓄のまとめを確認するだけ!
- 支出ルーティンが決まっているから 毎月の家計簿記入なしでも自然と貯まる
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー Kさん(広島県 38歳)
夫(39歳)、長女(10歳)、長男(5歳)の4人家族。住まいは3LDKの社宅。船舶料理士の資格を持ち、海上保安庁の巡視船で食事作りを担当していました。
◎MONEY DATA◎
月収(手取り) 約35万円
ボーナス(年間・手取り) 約145万円
年収(手取り) 約565万円
月貯蓄額 約19万円
年貯蓄額 約321万円(児童手当、つみたてNISA、終身保険の配当金などを含む)
総貯蓄額 約4200万円
【共働き時代】理想の母像を求めすぎたせいで、ムダな支出が多かった
共働きのころは世帯年収が700万円以上あったのに、家計はどんぶり勘定。さらに長女の誕生後は「良き母にならねば」と頑張りすぎ、ムダな支出が多かったそう。「1日30品目使った食事を作っても、娘の食べ残しが多く、食材がムダに。ストレス解消のために買い物しては余計な物が増えるという負のループに陥っていました」。
【現在】海保で学んだ経験を生かしたら、貯蓄が殖えた!
体調を崩したのを機に4年前に退職。「おうち時間が増え、家でお金を使わない楽しみ方を試行錯誤しているとき、すごく充実感があったんです。限られた物で工夫していた船での経験を生かせばいいんだと気づき、無理な頑張りはやめました」。その結果、収入が半減したにもかかわらず、年貯蓄は100万円以上アップ!
Kさんの詳しい1カ月の家計表
<収入>
月収(手取り) 約35万円
月ごとの手当などによって変動あり
先取り貯蓄
共済 2万円
学資保険 1万6000円
<支出>
住居費 2万円
転勤族のため、社宅住まい
水道・光熱費 1万2000円
通信費 1万1000円
保険料 1万6000円
車費 1万4000円
子ども費 1万7000円
食費・日用品費 4万5000円
外食・レジャー費 5000円
雑費 1万円
夫小遣い 1万円
仕事の交通費などが発生したときは増額することも
妻小遣い 0円
欲しい物があればポイントなどを活用
残し貯め 約15万4000円
●やりくり費の基本は現金5万円+PayPay1万円で収める
使いすぎない秘訣は、“海保式”やりくりにあり!
特別出費があるときは、残し貯めの中から出す
残し貯めを多めにして、冠婚葬祭費や家電購入費などが必要なときに対応。ボーナスからつみたてNISAを支払っているので、この貯蓄は臨機応変に使えるようにしています。
苦手なことは頑張りすぎない 家計チェックは年1回のみ。貯蓄のまとめを確認するだけ!
家計簿をつけようとしても、レシートをもらい忘れたりして収支が合わず、すぐに挫折……。「今は、年末に通帳残高と保険や投資の状況を見ながら表に入力するだけ。貯蓄が殖えるとモチベーションが上がります」。
年貯蓄の内訳は?
コープ委員の報酬(Kさん) 6万円
児童手当(2人分) 24万円
共済貯金(月2万円+ボーナス40万円) 64万円
学資保険(長女分) 約16万円
つみたてNISA(年払い) 40万円
つみたてNISA配当金 約7万円
豪ドル終身保険配当金 約10万円
子ども用貯蓄 24万円
口座の残し貯め 約130万円
計約321万円
支出ルーティンが決まっているから 毎月の家計簿記入なしでも自然と貯まる
無理な頑張りやストレス発散の買い物をやめたら、やりくり費が安定。「毎月買う物のルーティンが決まっていて、必要以上にお金を使わないという自信があるから、家計簿をつけなくても大丈夫!残し貯めが多めなので、イレギュラーの出費があっても慌てません」。
やりくり費は財布1つで管理!
共有の財布に、毎月夫が現金5万円を入れてくれるシステム。「基本的に、家族にかかるお金はこの財布から出します。スーパーでPayPayを使うこともあるので、給与口座から月1万円ずつチャージ」。
参照:『サンキュ!』2023年11月号「今、値上げに負けず貯めてる人の衣食住全部見せます!」より。掲載している情報は2023年9月現在のものです。撮影/上原朋也 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部