食材をムダなく食べきって食費を節約!船のコックのサバイバル術

2024/08/07

食材をムダなく食べきって食費を節約します!海上保安庁の巡視船でコックをしていたママのサバイバル術をご紹介。手間をかけずに使い切る&包丁や火を使わないで作れるレパートリーを増やすなど、必見です!

船舶料理士の資格を持ち、巡視船で食事作りを担当。19年に退職し、専業主婦に。「23年サンキュ!やりくりコンテ...

>>>サンキュ!STYLEライター 川﨑みさの記事をもっと見る

船のコックのサバイバル術 手間をかけずに使い切る!

海保時代は調理中に緊急の呼び出しがあったり、シケのときは包丁が使えないことも……。厳しい条件下でたたき込まれた、時間や手間を最小限にする調理法やアイデアを今も実践!

1度の作業で3回分作れば効率よく使い切れる!

船上での効率重視の経験から、今も作業を先取りする習慣が。その後の調理がラクになるだけでなく、食材を半端に残さずに使い切れるメリットも。


●3回分のプルコギ肉
1kgの豚こま切れ肉で3回分のプルコギを一気に作ります。「1つはその日の夜に食べ、残り2つは冷凍。冷凍すると味がしみこんで、さらにおいしくなります!」。

●3日分のカット野菜
複数の野菜をまとめてカットし、1回分ずつに分けて保存。「みそ汁やラーメン、炒めものなどの具にすぐ使えて時短に。カットしておけば夫でも作れます」。

100均の保存袋で長持ち!

忙しいときも大丈夫「○○するだけ」で作れる副菜に頼る

副菜としてそのまま出せる&簡単に作れる食材をストックしておくのも、手間なし調理のコツです。「副菜が思いつかずに悩んでいる時間がもったいないし、忙しい日ややる気が出ない日にも助かります」。


●ミニトマトや冷凍枝豆を洗う&解凍するだけ
解凍するだけの冷凍枝豆をストックしておくと、食卓に彩りが欲しいときに重宝します。

●豆腐やもずくを器に盛るだけ
器に盛るだけの3個パックのもずくや小分けの豆腐は、あと一品欲しいときの救世主。

●厚揚げをトースターで焼くだけ
メインのボリュームがたりない日は、厚揚げなど食べ応えのある副菜がお役立ち!

疲れている日や暑い日に役立つ!包丁や火を使わず作れる料理のレパートリーを増やす

海が荒れて船が揺れているときでも、食事の準備をするのが船のコックの仕事。「そのおかげで常温のストック食材を使いながら、包丁や火を使わないで作れる簡単おかずをいろいろ覚えることができました」。


●切り干し大根 + ツナ缶で切り干し大根のツナあえ
水でもどしてキッチンばさみでカットした切り干し大根に、ツナ缶を汁ごと加え、ポン酢しょうゆを混ぜれば、でき上がり。

●切り干し大根 + 五目ちらしの素で切り干し大根ご飯
米2合と切り干し大根10g(水でもどさず使う)を2合分の水で一緒に炊く。炊飯後に五目ちらしの素を混ぜればOK。

●きゅうり + もずくスープの素できゅうりのもずくあえ
ポリ袋にせん切りのきゅうりを入れ、フリーズドライのもずくスープの素を加えて味つけ。きゅうりの水分でスープの素が溶ける。

※『サンキュ!』17年9月号~23年4月号に掲載された記事を抜粋、加筆、再編集しています。
※名前、年齢、家計状況などについては取材当時の情報を掲載しており、現在とは変わっていることがあります。

<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー 川﨑みささん(広島県 38歳)
夫(39歳)、長女(10歳)、長男(5歳)の4人家族。船舶料理士の資格を持ち、海上保安庁の巡視船で食事作りを担当。海上保安庁で12年間勤務し、4年前に退職。

参照:『サンキュ!』2024年8月号「食費の下げ方事典」より。掲載している情報は2024年6月現在のものです。撮影/上原朋也、林ひろし 構成・文/鹿島由紀子 編集/鈴木啓代 編集/サンキュ!編集部

 
 

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